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カナタ presentsトライアングル~秘密~ 朗読劇の忘備録

2024年3月17日(日)、再演/カナタPresents『トライアングル』~秘密 千秋楽である東京公演2日目の夜公演を観劇してきました。

この朗読は2021年の9月に行われたもので、当時は実際の現場での公演と配信がどちらもあり迷った末に私は配信で観ました。観た時にこんな共感しかない内容でなぜ直接現場行かなかったんだろうと嘆きつつ、本を注文し付いてきた音源も聴きまくるくらいには心奪われてしまいました。
そして、去年の12月に再演が決定し、当時の後悔を晴らすチャンスが到来したことに歓喜しました。

朗読劇コーデ(?) 秘密というテーマに合わせてキーのモチーフが付いたネックレス着けてる🗝️

この日はお昼過ぎに家を出て本日の現場へ向かうが、その前に。ライブや朗読の前には、腹ごしらえという大切なイベントが発生します。

帝国ホテル
バービー人形が飾られてた ドレス綺麗

やってきたのは、帝国ホテル内にある、はまのやパーラー。帝国ホテルプラザ・タワー館が建て替えの為の閉鎖に伴い、2024年3月末での営業を終了するとのこと。せっかくだから日本の歴史を代表するホテルにある喫茶店に出向こうじゃないかと心に決め、人気もあって少し待ちましたが15分くらいで入れました。メニュー表記でサンドイッチ、ではなくサンドゥイッチと記載されてあった!

玉子/ツナ・サンドゥイッチ
同じ金額のサンドは好きなものを2種類選ぶことができる
よくよく見たら、ミレービスケットではないか

たまごサンドとツナサンドのコンビは必ずと言っても過言ではないくらい、私の中でのサンドウィッチ界トップ2。からしマヨとレタス、たまごの王道サンド。もう片方、パンに挟まれたツナと玉ねぎのシャキシャキ感。
ホットココアは濃くて、上品で深みのある味でこれをずっと飲んでいたい。お酒よりもココア派。
いしいのりえさん、岩田光央さん宛てにお手紙を書きながら、時間まで暇を持て余していました。喫茶でお手紙を書く行為というのは、なんという癒しなんだろう。貴族になったみたいだ。

推し活に関して言えば、今までは推しの声優さんが出演してるからこのイベントに行くという目的が今回は、この朗読劇が目の前で繰り広げられるのを観るためにこれは絶対行こうと決めた。まさか再演が来るとは思わなくて、ホントに物語を生で味わう最後のチャンスを神が叶えてくれたんだと思う🥹

ヒューリックホールへ向かおうとしたら、そういえばプラネタリウムがあるビルと同じなんだ!と気付いた 去年神谷さんのナレーションのプログラム観ました最高でした

https://x.com/kanata6info/status/1769306597787054136?s=46&t=82AngcoFCF2melVTHV3z5Q

3人の男性が繰り広げる、それぞれが抱える秘密への葛藤と恋愛に対する考えと価値の違いを見出すお話でした。出演者は日野聡さん、小野大輔さん、菅沼久義さん、舞台には登場しなかったけど沢城みゆきさんが恋人役として音声で出演していました。
ここからは主に自分の感想の殴り書き👇ほんとにテキトーというかTwitterで上げたことをここにコピペしてるだけです 主にCase3のことしか書いてないですすみません。。。
※朗読をみた方にしか分からないと思いますが、登場人物の名前が一切付けられてないので、3人の男を分ける為にcase 1彼、case 2彼というような感じで書いていきます。
日野さんはCase 1、小野さんはCase 2、菅沼さんはCase 3。

Case 1:
「美味しいものを食べるときに、怒る人はいないし、美味しい物を作る人に、意地悪な人はいない
そして同じものを一緒に食べた人とは、自然と距離が縮まるものだ」

自分の部署に異動してきた女の子の同期に想いを寄せるCase 1彼だが、仲良しな彼女とCase 3との仲に対して少し嫉妬をしていた。
そしてついにCase 1の彼が、彼女に思いを伝えるところでCase 3彼への罪悪感を自覚するところ、心ですまないと謝るシーンほんとに優しすぎる。なんて良い人なんだ…
その後晴れてお付き合いすることになった2人。
Case 1彼の秘密は、Case 3彼に対して。彼女と交際していることを秘めているが、仲良い同期だからこそ打ち明けたい思いがある。

Case 2:
場面は変わって、Case 2彼は過去に恋愛した経験あるが、その人を好きなのかよく分からないまま自然消滅すると自然とホッとする、というように恋愛に対して面倒事だと感じ、一人でいる時間を好む。

「恋をすることには向いてない
けれど、憧れはあるのか
誰かを思ってつい花屋に寄ってしまう
俺にもそんな未来はあるのだろうか」

彼は、Case 3の想いが誰に向いているのかを知っている。
小野さんの、お酒美味しそうに飲む仕草上手いね、かわいい() Case 1彼からの悩みのLINEメッセージに「はいはい、どうしたの〜」って猫を宥めるようなトーンひたすらすき☺️

Case 2の秘密、それはCase 3の片想い相手を知っている事。

Case 3:
Case 3の彼は同性であるCase 1彼に対する片想いへの葛藤を胸に秘めている。
割と前触れ無しでこんなナチュラルにストーリーに入っていくんだと改めて再度感じた。
初めて観た方はたぶん展開に驚いたと思う。

2:彼女と友情、成立してるんだよね?
3:おう…うん…そうだよ…?
1:ほんとか〜?

想いを寄せてるCase 1彼の前で彼女に対する感情はほんとに恋愛じゃないのかと疑われてる上に彼への思いを隠してるCase 3の心情を考えると🥲😭😭😭😭
重く罪悪感を感じつつも彼女はCase 1彼と交際してることを打ち明けるけれど、でも、これだけのことで友達の関係性を失いたくないという気持ちで言ったのかなと思う。菅沼さんから発せられるモノローグ(心の声?)からの電話に戻るシーン、演じ分けがすごい。

しょうがない、これでいい…。

だけど…っ。

「ごめんね、おめでとうって言えない、いま」


「私のこと嫌いにならないで」
「嫌い、大嫌い、早く振られろ!」

電話越しの泣き声につられてこちらも胸が痛くなりブワァっとなる。私はCase 3彼への共感がすごく強いのでここで感情爆発させてる彼の気持ちと一体化したような感覚があった。
ああ、泣き演技にはことごとく弱すぎる自分。

でも、それでも彼女には色々と彼は洗濯物テキトーに畳む人が苦手とかアドバイスしてあげたり、それに対して元カノから話聞いてるみたいでムカつくとなる彼女、そして返しに泣き笑いの顔で「ざま〜みろっ」に胸が締め付けられた。
彼なりの優しさの気持ちも伝わってくるシーンです。
とってもリアルな電話の場面だなと思えるほど、電話切った瞬間の、case 3彼の心張り裂けるような表情。彼が泣き疲れて、そのままcase 1彼との夢を見てる場面でも辛かった。

私は元々泣き演技に本当にひたすら弱いので、電話越しで泣きながら話す沢城さんの役と菅沼さんの役が、まるで本当の出来事のように思えて、何度も配信見返したときも感じたけどやっぱ現場の方がリアル感ある、生で観れて感無量です😭

Case 3のお話を聞いてこの曲を思い浮かべた

キャストのフリートーク。テーマは考察。むしろ、考察していいんだ?!ってなってしまった。なんか、一つの出来上がってる作品だからこそ、それ以上自分の考察や予想を取り入れるのは違うんじゃないかと留まっていたところがあったので。キャスト陣が考察を語り合うのを見ててとても楽しかったです。

菅沼さんが自分のキャラについては、男女問わずその人のことを好きになる、今まで色んな人と恋愛してきた、と解釈していて、演じている役者さん自身がこの人物に関してクィアであることを認識されてるのは嬉しかったな。。小野さんの予想としては、例の女の子をあんまり良く思わないキャラだと感じてたらしい、case3彼のマンション行ったりあざとさが好きじゃない、と。
あとここなるほどって思ったのが、いしいのりえさんによればCase 3のお話の中で、タクシー内で彼女が爆笑して膝を叩き過ぎてその後ごめんという気持ちで必死にさすっている、というのを聞いてなるほどと思った。


最後の方での挨拶では、日野さんが感極まって少し泣いてて、またうるっとなってしまいました。えっ、何かあったのかなとちょっと心配になったけど笑 コロナ禍を経て、こうしてまたお客さんが来て観に来てくれたことに対してへの感情が溢れてたのかな。

アンコールの挨拶の際、日野さんが小野さんに手を伸ばして握手、からの小野さんからの軽めのハグ、小野さん→菅沼さんに軽めハグ、からの日野さんも菅沼さんと軽いハグ+日野さんが菅沼さんの頭に軽くチューするような場面見ました!(あくまで私としての解釈ですが、報われないCase 3彼を慰めるような仕草のような気がして少し胸がきゅっとなりました)


片想いが実らない苦しさを描いた作品がどうやらド直球に刺さるようです。去年投稿したリトルマーメイドのnoteも片想いに関して語りまくってるわけなので笑

オチがあるわけでもなくダラダラと書き綴った朗読劇の感想文でした。

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