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Queen Beeになりたかった話

学園ドラマや少女漫画でお馴染みの、学校一かわいくて人気者の女の子キャラへの強い憧れがずっと昔からあった。
それこそ、海外ドラマでいう金髪でチアやってるような、学校で誰よりもオシャレでとにかく人気者の美少女でラグビー部の彼氏持ちの。あと大体お嬢様だったりする。どんなに悪いことしてでも許される。まあものすごい一般的にステレオタイプ化されてる感じの意地悪な女キャラです。代表していうなら映画Mean GirlsのRegina GeorgeだったりドラマGossip GirlのBlairとか。
一軍の一部でワイワイしてうるさくてでも許される。クラスの中でのリーダーとか人気者を集めたグループの、その中でも一際パッと見ると目立つ女の子の存在。この投稿のタイトルにあるQueen Beeは一般的には女王蜂のことを表す言葉だが、この場合学園の女王という意味を持つ。わたしからすれば学園の女王のステータスそのものは、周りからチヤホヤされて、モテて、支配力もあって、無敵でしかないやん。

⬆︎“The Clique”(2008)より

⬆︎”The DUFF” (2016)より

実際にこんな人なんていたら面倒だし超絶関わりたくないタイプだけどキラキラしていて、顔面偏差値が高くてコミュ力高い時点でもう勝ち組でしかないような彼女らがとにかく羨ましくて。でもその一軍の立場を利用して二軍以下の奴らへ命令したりけなしたりするそんなポジション。ルックスだけでなく発言力や影響力の大きさから立場的に逆らえないからこそ腹黒くても憎めない。学園ではその存在が許される。

でもそんな学園を支配できるような存在になれるならわたしだってそのステータスに上がってチヤホヤされてみたかった人生だった、なんてことを海外ドラマを観ては今でも思う。


幼いころから中学まで眼鏡をかけてた、それこそスクールカースト内で三軍以下にいる感じの地味な見た目で、そんな容姿がコンプレックスだった。コミュ力でさえ発言力もそもそもなかった。当時の同級生はわたしをどう思っていたかは知らないけれどわたしが割と普段から変わっている部分があることを、コソコソ裏で言われたりたまに陰で弱い者扱いによくされていた身としては、そんな気持ちを味わうことなく済む、そんな勝ち組ら(?)がどんなに楽でいいポジションなのかを味わってみたい気持ちがものすごくあった。

ドラマの中ではスクールカースト上位としての地位を保ちつつ、学園を支配する姿を映し出すだけでなくもちろん彼女らが抱えている家庭問題や学内では見せない闇を持つ部分を映すこともあるがわたしはキラキラした表面的な要素だけを見て憧れを持ってしまった。
その気持ちが強いあまりわたしは未だにそんな彼女らの人生を羨ましいと思う気持ちを止められない。最初から勝ち組になれるならもう最強じゃんという考えが強すぎて、、そんな無敵な人類なんて他にいるか?とよく思った。まあ、そんなキラキラしたqueen beeなんて現実世界に1人も存在しないけどね。

でもやっぱり学校で絶対的な権力を持つマドンナ的存在になってみたかったわ〜〜〜()

え??わたしだけですか?

手を伸ばしても届かないものだからこそ求めちゃうんだな。それもまたフィクションだけしか存在しないものへの憧れだからこそよかったのかもしれない。




いろいろとぶっ飛び過ぎました、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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