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開会式から10日。寝不足が続く8月5日

寝不足が続く毎日。
夕方から翌朝まで次々と競技が行われて、それを追いかけてチャンネルを変えてをしている内に、「もうこんな時間かあ」と慌ててベッドに。
朝起きてネットでニュースを見ると、「あれ? こんな競技やってたの!?」と思うことも多々。
ネット配信の見逃しでほぼ全ての競技が見れるものの、やはりスポーツはライブで見たいものです。

フェンシング。
男子フルーレ団体。
金メダル。
松山恭助選手、飯村一輝選手、敷根崇裕選手、永野雄大選手。
おめでとうございます。
決勝の相手は世界ランキング2位のイタリア。
日本がランキング1位だったんですね。
試合中盤に一時イタリアにリードされる展開から逆転。
終盤は一方的と言って試合運びで45対36で勝利しました。
2012年ロンドンオリンピックで、日本のフェンシングが団体で初めて銀メダルを取ったこの種目での初の金メダルです。
この金メダルで、フェンシングのこの大会のメダル数は、5個の日本がトップになったそうです。
すげえ。
この競技の発祥の国、フランスのコーチは、この結果を「屈辱だ」とか思っているのかな?
・・・この意味わからない人は、昨日の投稿見てください。

最後になりますけど、グラン・パレを会場にしたのはすごい。
選手たちがあの階段を誇らしげに降りてくるのを見るだけでもテンションが上がりました。

あと・・・ごめんなさい。
この競技が行われるのを見逃してました。
ライブで見たかった!
というか、メディアの皆さん、大会前、フェンシングについて、ほとんどフォローしませんでしたよね。
事前のランキングを見れば、メダルの有力競技だったのに、追っていたのは選手団の旗手を務めていた江村美咲選手のビジュアルだけ・・

男子ゴルフ。
松山英樹選手、銅メダル。
おめでとうございます。
初日、独走のトップ。
2日目、最終ホールで池ポチャがあったけどトップタイに踏みとどまって。
3日目、スコアを伸ばせずトップと3打差の4位に後退。
そして最終日。
前半だけで4つのバーディを取ってトップを追走。
トップが目まぐるしく入れ替わる展開の中でノーボギーの安定したゴルフ。しかし終盤のチャンスでスコアを伸ばせず、6バーディ・ノーボギーの安定したゴルフながらあと一歩及ばず銅メダル。
18番ホールのパーが決まった瞬間の松山選手の表情は、普段ポーカーフェイスの彼からは想像できないものでした。
ゴルフでは日本男子初のメダルになります。
優勝は、この日だけで9つスコアを伸ばした、現在世界ランキング1位、アメリカツアー賞金トップのアメリカのスコッティ・シェフラー選手でした。

ゴルフの会場、すごい人が入っていましたよね。
中継中の情報によると2万人とも3万人とも。
各所に大きなスタンドがあって観客でいっぱいになっているのは、今までのゴルフにはなかった光景です。
例えば、東京オリンピックのゴルフの競技会場になった霞ヶ関カンツリー倶楽部じゃあ、絶対にあり得ない光景ですよね。
フランスでのゴルフの人気はそれほどでもないので、お客さんの入りが心配されていたそうですけど、その心配は無用でしたね。
国際的なゴルフの組織は、ゴルフの人気拡大と競技人口増加を目指して、それまでの方針を180度転換して、リオオリンピックからオリンピックに参加しましたが、以来3回目のオリンピックでそれが結果となって表れた感じです。
地元フランスだけでなく、イギリスやスペインなどヨーロッパの選手への応援はすごいものがありますから、ヨーロッパでのゴルフ人気がこのオリンピックをきっかけに高まるかもしれません。
女子の競技は日本時間の7日から始まります。

競泳。
女子400mメドレーリレー。
5位入賞。
競泳の最後の種目となるこの決勝レースには、白井璃緒選手、鈴木聡美選手、平井瑞希選手、池江璃花子選手が出場。
日本は、背泳ぎの白井選手の8位から始まりましたが、平泳ぎの33歳鈴木選手が6位に、さらに17歳で日本女子のエース格になったバタフライの平井選手がさらに一つ順位をあげて、最後は池江選手がフランスとの接戦を逃げ切り5位入賞を果たしました。
レース後の選手たちの清々しい表情が印象的で、競泳陣はメダルの数こそ一つに終わりましたが、本人たちにとって納得の大会だったことが窺えます。
4位に入賞した200m平泳ぎのレース後に現役続行の可能性を語った鈴木選手は、このレースの後も
「現役続行だなって、あらためて思い起こされたレースになりました」
と語っています。
さらに前日の混合400mメドレーリレーにも出場し8位になって
「4人がちゃんと誇りを持つべき結果だったんじゃないかなと思います」
と語った池江選手は、このレースの後、
「最後にこうしてみんなで笑顔で終われること、東京(五輪)から大変な3年間だったけれど、楽しいと思えるのが一番だと思うので、本当に良かったです」と語っています。
 その池江選手は、レース後医務室に運ばれたそうですが、大丈夫でしょうか。

混合400メートルメドレーリレー決勝は8位入賞、男子100mバタフライの決勝に出場した水沼尚輝選手も8位入賞でした。
東京オリンピックで女子200m個人メドレーと女子400m個人メドレーの2冠に輝いた大橋悠依選手200m個人メドレーの準決勝で敗退。
大橋選手はレース後「東京大会後は、苦しいことの方が多かったが、自分の選んだ道を誇りに思う」と語っています。

女子バスケットボール。
予選リーグ最終戦でヨーロッパ王者のベルギーと対戦。
58ー85で敗れて3連敗で予選リーグ敗退しました。
この試合に大差で勝てば、他の試合の結果次第ではまだ決勝トーナメント進出の可能性があっただけに・・・。
第1クオーターでは、東京オリンピックのチームから日本が得意としてきた3ポイントシュートが7本打って1本も入らず。
その後も攻守に精彩を欠き、東京オリンピックでは準々決勝で劇的な勝利をあげた相手に惨敗。
逆に27点差の大勝のお陰でベルギーが奇跡的に決勝トーナメント進出を決めました。
前回銀メダルに続くメダル獲得を目指したはずのこのチームに一体何があったのか?
代表メンバーの選考、大会途中の怪我による離脱など、色々言われていますが、シュートが決まらない理由って、そういうことじゃないよね。

陸上競技。
陸上競技では、早くも男女の100m走が決勝まで行われています。
男子100m走では、準決勝に進出したサニブラウン・ハキーム選手が、自己ベストで、山縣亮太選手の持つ日本記録に、あと0秒01と迫る歴代2位となる9秒96をマークしましたが、全体10位で決勝進出はなりませんでした。
準決勝で9秒台を出した選手が決勝に行けなかったのは史上初めてという報道もあります。
女子100m走では、カリブ海にある人口20万人足らずの島国セントルシアのジュリアン・アルフレッド選手が、アメリカ、イギリスの強豪を抑え優勝しています。

トライアスロン競技でセーヌ川を泳いだベルギーの女性選手が体調不良で入院したというニュースが報道されています。
公式発表はありませんが、大腸菌感染症だと一部のメディアが伝えています。
ベルギーは混合リレーの出場を辞退しました。
また、スイスチームも、トライアスロンの男子競技に出場した選手が胃の感染症になったために、混合リレーを出場を辞退しました。
安全性をうたいセーヌ川での開催を強行してきた組織委員会とフランス政府、IOCはどのような対応をするかが興味深いところですが、IOCは競技当日の水質検査で問題は無かったと発表しているようです。
そして何よりも不思議なのが選手を守る立場であるはずの国際競技団体のワールドトライアスロンが、セーヌ川でのレース開催を承認していることです。
リオオリンピックの時にも、生活排水や工業排水が日常的に流れ込む川の河口でトライアスロンのスイムが開催されて、多くの選手が辞退したと記憶しています。
また、各国の競技団体もなぜ反対しなかったのでしょう。

この大会で台湾選手が出場する会場で台湾を応援する人たちが、中国籍と見られる人物や会場の警備員に取り上げられたと、台湾外交部(外務省)は抗議の談話を発表したそうです。
この件、フランス政府、組織委員会、IOCはどのように対応するでしょう。
フランス政府は、口では中国の力による現状変更を批判しているように言っていますけど、実のところ中国との経済的な関係を今以上に強化しようしてますから、おそらく放置するでしょうね。
IOCも中国の機嫌を損ねたくはないでしょう。


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