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新競技始まる。  8月10日

2016年リオオリンピックから始まった難民選手団は、今回も36選手が参加しています。
日本では、これまでの大会に比べて存在感が薄い印象ですが、一つには、散漫になった開会式の選手入場があるのでは。
その難民選手団から史上初めてのメダリストが誕生しました。
ボクシング女子75キロ級に出場しているカメルーン出身のシンディ・ヌガンバ選手です。
会場では試合終盤に「シンディ」コールが巻き起こったそうです。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はホームページのトップにヌガンバ選手の写真を掲載。
祝福の言葉と次の彼女のメッセージを掲載しました。

彼女の歴史的な功績は、世界中で強制的に避難を強いられた約1億2000万人の人々に力強い希望のメッセージを送りました。
「世界中の難民に言いたい。アスリートではない難民も含めて。努力を続け、自分を信じ続ければ、心を込めて取り組めば何でも達成できる。」
(原文英語:google 翻訳使用)

国連難民高等弁務官事務所:https://www.unhcr.org/

ブレイキン。
女子。
ダンサーネーム・AMIこと湯浅亜実選手が金メダルを獲得。
おめでとうございます。
もう一人の日本代表、ダンサー名・AYUMIこと福島あゆみ選手は残念ながら準々決勝で敗れました。

16人の予選リーグのあと、8人で行われるトーナメントを勝ち進んだAMIの決勝の相手は、リトアニアの17歳のNIKCA。
二人が3回のラウンドで対戦する決勝戦で、3−0でAMIが勝利しました。
この結果に、日本のメディアでは圧勝が伝えられていますが、ラウンド毎に多数決で決めれる9人のジャッジは、第1ラウンドこそ6-3だったものの、第2、第3ラウンドはいずれも5−4の僅差。
もしかすれると、結構ギリギリの優勝だったのかもしれません。

優勝が発表された直後。
スタッフと喜びを分かち合うのに夢中になっていたAMIが、祝福の声を何度もかけようとするNICKAに全く気づかず、競技の進行していたDJに促されてようやく握手するという光景が見られました。
どうなんでしょう。

昨年からNHKを中心に国内予選が中継されたり、解説の番組などが放送されて、それをを見てきましたが、画面を通して見るコンコルド広場の会場はだいぶ雰囲気が違うように感じました。
スポーツ色が強く感じる。
スタンドに屋根が無いオープンのせいでしょうか。
多くの国々の人たちがいるせいでしょうか。

今夜は、最近CMなどでもよく見かけるようになったShigekixこと半井重幸選手が出場する男子の競技が行われます。

この種目の予備予選に、難民選手団として出場したマニジャ・タラシュ選手は、自分のパフォーマンスの時に、「アフガニスタンの女性を自由に」と書かれたケープを着てパフォーマンスをして失格になりました。
オリンピックでは政治的なメッセージを掲出することを禁止しています。

レスリング。
女子57キロ級。
櫻井つぐみ選手が圧勝の金メダル。
おめでとうございます。
決勝では、ランキング2位のモルドバのアナスタシア・ニキータ選手と対戦しましたが、ほとんど付け入る隙を与えず6-0で快勝。
もしかすると、ここまでの女子の中で一番安心して見ていられたかもしれませんね。
この階級では、東京オリンピックで優勝した川井梨紗子選手に続く、2大会連続の金メダルになりました。

男子フリースタイル57キロ級
樋口黎選手が逆転で勝利して金メダル。
おめでとうございます。
リオオリンピックでは20歳で銀メダルを獲得しましたが、東京オリンピックの選考をかねたアジア大会で体重超過のために失格となったそうです。
今回も初戦の前日には1.5キロオーバーしていたのを、サウナなどでコントロールして、リングに上がっていたそうです。

スポーツクライミング。
男子ボルダー&リード(複合)
17歳の安楽宙斗選手が銀メダルを獲得。
おめでとうございます。
日本の男子としては初めてのメダルです。
前半のボルダーを僅差でトップだった安楽選手は後半のリードに最後に登場。
直前に高得点をあげたイギリスの19歳のトビー・ロバーツ選手に追いつくことができず、銀メダルになりました。
「ダメダメの登りだったので、完敗というところですね」
と爽やかにインタビューに答えていました。
まだまだ次のチャンスがあります。

陸上競技。
男子400mリレー。
リオオリンピック以来のメダルを狙う日本は、予選で2走を走った柳田大輝選手を坂井隆一郎選手に代えて、1走が坂井選手、2走をサニブラウン アブデル・ハキーム選手、3走を桐生祥秀選手、アンカーに上山紘輝選手でのぞみました。
第4走者にバトンが渡ったところまではトップにも迫る快走で今シーズンベストの37秒78でフィニッシュ。
しかし、カナダ、南アフリカ、イギリス、イタリアに次ぐ5位に終わり、目標だったメダル獲得はなりませんでした。
優勝候補のアメリカはバトンのミスで失格になっています。

男子1600mリレー。
日本の男子のリレーが得意だという話は、あくまでも400mの話。
1600mでは予選敗退が続いて来ました。
1走が中島佑気ジョセフ選手、2走が川端魁人選手、3走が佐藤風雅選手、4走が佐藤拳太郎選手で予選にのぞんだ日本は、日本新記録となる2分59秒48でフィニッシュ。
タイム順で全体4位で決勝に進みました。
アテネオリンピック以来、20年ぶりのことだそうです。
明日の決勝でメダル獲得を目指します。

女子110mハードル準決勝。
この種目で注目されていた福部真子選手と田中佑美選手はいずれも決勝には進めませんでした。
二人とも、レース後のインタビューの爽やかなインタビューが印象的でした。

ゴルフ。
女子。
初日、トップと6打差の7位タイだった山下美夢有選手は、上がスコアを伸ばせない中で、2日目には4打差の6位、さらに3日目には2打差の3位タイと、優勝圏内に順位をあげて最終日にのぞみます。
東京オリンピックで銀メダルだった稲見萌寧選手に続くメダルが期待されています。
もう一人の日本代表、笹生優花選手は、47位タイと、全米女子オープン2勝、世界ランキング5位の本領を発揮できていないようです。


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