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noteの中の人にnoteを習う

noteいいよ、書きやすいよと友人から勧められて始めてみて、いまちょうど1ダースほど記事を書いてみたところ。
確かにすごく書きやすいけれども、機能がいっぱいあって難しいような気がする点は未だ解消されず・・・

と、いうところに。
徳力基彦さんという、「noteプロデューサー」されてる方が、なんと!無料でセミナーをしてくださるという話を聞きました。

まさに「渡りに船」!
もちろん参加させていただきました。

そして。

あーっ!いいなあ!!
そんなセミナーあったんだったら聴きたかった!

・・・と、いうあなたに、プチ耳寄りなお知らせです。

徳力さんから
「アウトプットファーストで考えるのが大事です。
 参加した人は、ぜひメモを公開してね」
とのことでしたので、印象的だった部分のメモを、わたし自身がいくつか思ったことなどと一緒に公開しようと思います。役に立ててくれる人がいたら嬉しいなあ。

てことで、
れっつらごー!

情報収集・情報分析・情報検索・情報予測・情報発信の、どれが大事?

以前は最新情報というものには非常に価値があった。
しかし、World Wide Webが1993年に始まると、凄まじい勢いで情報が増加するようになった。2000年ごろを境にして、情報爆発という言葉がふさわしい状況になっており、さらにその爆発ぶりは毎年更新され続けている。もはや情報を追うということが人間には不可能となった。情報は陳腐化し、情報というもの自体の価値が下がった。
そんな時代に大事なのは、「情報予測」
たとえば、いま、コロナ前の状態に戻ってほしいと思っている人は少なくない。特に、飲食店や小売の商売をしている人たちはそうだと思う。しかし、コロナ前に戻ることは不可能・・少なくとも、ここ数年は難しそうだ。であるにも関わらず、いつまでも今だけが非常事態であるように思い、コロナ前に戻る時を待っていたら、その間に死んでしまう。
実は、情報収集も、情報分析も、情報検索も、これら四文字熟語前半にある「情報」という語が示すのは【過去のもの】に過ぎない。情報発信にしても、よくて現在のことであり、発信した瞬間から過去のものとなる。過去の情報は陳腐化しており、価値がない。

大切なのは情報予測。
これからどうなるかを考えることには価値がある。
もちろん、予測したからといって当たるわけではない。当てることではなく、予測し、行動していく姿勢に価値がある。

コミュニケーション革命!

2004年、CNET主宰の梅田さんのオフラインミーティングに参加したことで、世界の見え方が変わった。
従来の情報発信のイメージは、誰かひとりの特別な人が演台に立ち、その他大勢の聴衆に聞かせてやるというスタイル。当然、自分もそのつもりで、大勢の聴衆の中のワンオブゼムという意識で参加した。

ところが、会場に行ったら、隣の席の人が自分のブログを読んでいた。それどころか、主宰の梅田さんも自分のブログを認識しているようだった。
この体験が強烈に教えてくれた事実は、インターネットを介したコミュニケーションにおいて、演台上の人と聴衆はフラットだということ。
これは、コミュニケーションの革命である。

プル型とプッシュ型

我々のコミュニケーションは、情報送受のタイミングにより、プル型とプッシュ型の2種類に分けられる。
プル型とは、発信された情報を、受信側が自由なタイミングで受け取れるスタイル。プッシュ型は、受信側には受け取るタイミングが選べないものを指す。

たとえば、プッシュ型のコミュニケーションはこのようになる。
電話が鳴れば、シャワーを浴びていようが、手がベタベタだろうが、出なければならない。インターフォンが鳴れば、揚げ物している最中でも出る必要がある。手紙も然り。日常の対面での対話もプッシュ型だ。

プッシュのコミュニケーションは、「送ったら相手は返事をしなくてはならない」という前提の下で行われる。従って、プッシュ型のコミュニケーションにおいて、発信されてきたそのタイミングで受信側が反応しないというのはコミュニケーションの拒否や断絶を意味し、関係性が途切れてしまう。ある意味、非常に暴力的なコミュニケーションと言える。 

一方で、プル型のコミュニケーションは、永らくの間、書籍や新聞、テレビやラジオなど、限られた特殊な人たちにだけしか許されていなかった。
昭和の時代、我々一般人が使えるプル型コミュニケーションはーー若い人たちには何のことか分からないかもしれないがーー、駅の掲示板くらいのものだったのだ。

自由な世界

しかし、インターネットがこれを変えてしまった。
ブログやFacebookやTwitter、YouTube、TikTokなどのSNSは、誰でも無料で使うことができるもので、世界中で毎日活用されている。そして、これらは全てプル型なのだ。
発信者が情報をある場所に置き、受信者はそれを自分の好きなタイミングで取りに行く。読むと「既読」マークのつくLINEはむしろ少数派で、発信した情報を受信者がいつ読んでいるか、発信者にはわからない。それどころか、受信者が誰なのかも、発信者にはわからない。

SNSは、コミュニケーションの姿を変えた。
プル型を前提とするSNSを、誰でも当たり前に使いこなしているのが、インターネット時代のコミュニケーションだ。
そこに、演台はない。
誰もが受信者であり、誰もが発信者である。そんなフラットな関係性の中で、誰もがクリエーターとして発信できる、自由な世界が広がっている。

SNSは出会いを連れて来てくれる

15年前にブログを始めたことが、人生を変えた。ブログを通して自分を知ってくれた人との出会いが、出版や講演や新しい仕事にも繋がった。ここでセミナーをしている今も、誰かが自分のブログを読んでいるかもしれない。

日本は「インターネット=炎上するやつ」みたいなイメージの人が多いけれども、その認識はもったいない。
SNSは使っている同士で連絡が取れるツールで、インターネット上のバーチャル世界をリアルの世界に橋渡ししてくれるもの。

SNSやブログを使って、プルのコミュニケーションをしよう!

メモとしてずっと続けているとメディアが見つけてくれるかも知れない。自分の場合は、梅田さんの投稿に意見をするという形でコメントやトラックバックを飛ばし続け、発信してきたことがその後の仕事に発展した。
努力次第でいろんな人とつながることができるSNSは、大きなポテンシャルを秘めている。
ぜひチャレンジしてみてほしい。

ちなみに、「普通の人」がどうSNSを使えばいいか、自分の考えとノウハウをまとめた書籍を出版した。
タイトルは
「自分の名前で仕事が広がる「普通」の人のためのSNSの教科書」。
よければぜひ手に取ってほしい。

ちなみに・・noteが「向いている人」とは?


「noteは長文Twitterだ」と言った人がいて、なるほどと思った。
特に、物議を醸す話題などは、Twitterで投稿すると140字で切られてしまって揚げ足を取られやすい。そういった投稿をしたい場合は、長文での記事が作れるnoteを使うと良いと思う。
いずれにせよ、飾り気のないシンプルなブログなので、文章などコンテンツを中心とした情報発信に向いている。
もちろん、Twitterと併用するのもおすすめできる。

長文投稿という意味では、Facebookとの使い分けをどうすべきかを質問されることがある。
Facebookは「友達」同士がタイムラインを共有するのが特徴的なクローズドのSNSで、既に関係性のある人同士が関係を深める・継続することに目的がある。逆に言えば、ハプニングで出会うことがない。
だから、せっかく長文投稿をするのであれば、Facebookへの投稿後、noteにコピペを貼るのがおすすめである。

noteのシンプルさが抱えるデメリットとしては、広告が貼れない点がある。だから、フリーランスで自分のサービスを貼りたい人はワードプレスなどを使うのがいいと思う。

noteの特長は、昔のブログのいいところを継承している点。
たとえば、誰かの記事にリンクを貼ると通知が飛ぶようになっている。昔のトラックバック機能を継承したもので、お互いnoteを使っていさえすれば、相手に知ってもらえ、すぐコメントでやりとりできるというメリットがある。
もちろん、他のSNSへのシェアもしやすいように作られている。

アメブロとの関係についてもしばしば質問を受けるが、アメブロは、ガラケーのときの使い勝手が良かった印象。
今も、主婦やOLさんは、noteよりアメブロにユーザーが多いのではないか。
自分が読んで欲しい人がいるサービスで書くのがいいと思う。

以上でメモは終わりで、あとはわたしが思ったことですが・・

15年前にブログを始めたことが、人生を変えた。me,too.

当ブログで連載中の「はじめてのギャラは500円でした」シリーズでも、間もなく、わたしがブログを始めたときのエピソードを書く予定ですが・・

どう考えても、15年前のあのとき
「Aikoさん、ブログやんなさいよ、あなた」
「これからはブログの時代だよ!」
とアドバイスしてくださった故・Kさんには感謝しかないし
「わかりました!やります!」
とその日のうちにアカウント開設して記事投稿をスタートさせた過去の自分には、GJ!と親指を挙げてやりたい気持ちしかない。

苦しかったときがあって、そこから抜け出せたことがあって、そこで掴んだ希望があった。
助けてくれた人たちへの恩送りでもないけれど、わたしが得たものを、同じ思いを今している誰かに届けたい。
辛いのがわかるから、放っておきたくない。

あなただけじゃないよ。大丈夫だよ。
諦めなくていいよ。
怖いのはわかる。わかるけど、大丈夫だよ・・

それらを文字という舟に載せて、インターネットの海に放ったら、受け取ってくれた人がいて。
会いたいと言ってくれて。
人生を仕切り直すチャレンジに取り組んでくれて。

家族と関係がよくなり、職場で認めてもらえるようになり、自分起業に成功し、不倫を解消し、親と和解し、恋人ができて結婚し、子宝に恵まれ・・
ミラクルとしか言えないような、すごい成果を次々と見せてくれて。
その体験を共にさせていただけていることが、今度は、わたしへの奇跡だなあと思う。
関西や東北から、北海道から、海外から、わたしに会いに来てくれる人がいて、「人生を変える」の輪が広がって行く。

最近あった面白いことは、わたしの文章ワークショップに参加して作品を書き上げられた方が、twitterで作品公開→いろんな人たちを感動の嵐に巻き込んでいる現場を目撃したこと。笑
こうして、自分ひとりの範囲を超えて、喜びの輪が広がっていくというのも、ネットならでは・SNSならではの面白さと思う。
広がり出したものはどんどん拡散していく、情報科学そのものだなと。

な、わけで

SNS発信って、面白いです。
おすすめ。

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