【ショートストーリーコント】孫欲しい!
こんにちは&はじめまして、上田です。
ショートストーリーとしてコントを書いてみたのでぜひ、ご覧ください。
若者20代の田中と鈴木の会話
田中:鈴木、俺ら彼女なしの独身でもうじき30歳。こうやって居酒屋で酒飲むのは良いけど、そろそろ結婚したいよな。
鈴木:そうだな。そろそろ、結婚したいな。
田中:俺さ、なんで結婚したいかって分かる?
鈴木:わかんない。子供ほしいとか?
田中:違うんだよ。「俺、孫がほしいんだよ」
鈴木:「・・・孫?」息子や娘じゃなくて「孫?」
田中:俺、息子と娘は興味ないんだよ。
鈴木:なんでだよ。どっちも子供じゃないか。
田中:イメージしてみろ。孫がさ「じいじ、遊ぼ」と言われたら、可愛くて遊びたくなるだろ。
鈴木:20代が何、言ってんだよ?気持ち悪いな。
田中:おい、鈴木、何言ってんだ。俺は将来設計考えて「孫欲しい」と思って言ってる。お前は、まだ「孫」のこと考えてないだろ。この差、ヤバいぞ!
鈴木:お前の方がヤバいよ。第一どうやって孫に巡り会うんだよ?結婚して子供産まないと物理的に無理だろ。
田中:1つだけ方法ある。旦那が他界した、おばあさんと結婚すれば良い。
鈴木:正気か、お前?
田中:だから先日、巣鴨でナンパしたぜ。
鈴木:何やってんだよ。マッチングアプリでふつうに彼女探せよ。
田中:あっ、おばあさんはマッチングアプリやってないから意味ない。
鈴木:そんなこと言ってないよ俺。同世代で探せよ。
田中:良いか。おばあさんと結婚まで行けば自然と孫と出会えるじゃないかよ。
鈴木:そのおばあさんの子供と孫が気まずくなるだけやん。もう嫌だわーーーーーーーー!!
(鈴木が布団から目を覚める)
鈴木:はっ、あー夢かぁ。そうだよな、田中が現実に、おばあさんと結婚する訳ないもんな。あっ、スマホに田中からメッセージ来てる。なになに・・?
親友の鈴木へ。
この度は私、田中は結婚することになりました。
きっかけは巣鴨でナンパからの出会いです。
お相手の名前は高橋から田中の姓に変わり、
田中トメとトメの息子と孫で末長く暮らして参ります。
鈴木:あっ・・正夢。
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?