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ロシア・ウクライナ情勢を冷凍目線で考えてみる。日本の食への影響は?冷凍にできることはあるのか

社長ブログでやってみたかった企画、「時事ネタを冷凍目線で考えてみる」シリーズはじめます。初回はロシア・ウクライナ情勢。緊迫するこの状況を、デイブレイク木下は「冷凍」の観点どう見るか?

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隣接する国同士には、島国の日本人には想像できないような複雑な事情があると思います。ロシアの真意は分かりませんし、専門家ではないのでそこを深く語ることはできませんが、冷凍と関わがあり身近なところで僕が気になったのはカニのこと。

今後、もしロシアからの輸入が滞ると、日本ではロシア産の食材が手に入らなくなります。ロシア産と言えば海産物、特にカニはロシア産が多いので、日本でカニが食べられなくなるかもしれません!

北海道でもカニは獲れるのでは、と思われるかもしれませんが、ここ数年、気候変動の影響で海水温が上昇し、魚の生活圏がどんどん北上していると聞きます。例えば、日本海側や九州が主な漁獲地だったブリが、北海道で漁獲量が急増していたり。元々北海道で盛んだったカニ漁も、漁獲量が減り、スーパーではロシア産が目立ちます。限られた海域の中で魚が北上し続けてしてしまうと、日本で獲れる魚種が少なくなっていく。これらの魚の北上問題はまた別にあるとして、カニに限らずいくらや貝類も寿司店等は仕入れていると思うので、ロシア産の魚介類が輸入できなくなることは、想像以上に深刻な問題だと思います。

一方でロシア側も、輸出できなければ経済問題だけでなく、自国だけでは消費できずに資源が飽和してしまう。さらには、獲るべき量を獲れなければ、生態系が崩れていくかもしれない。もしそこに特殊冷凍があれば、美味しさを保ったまま長期保管でき、非常食や災害食にも活用できます。

また、これは超楽観的かもしれませんが、この騒動が収まり、国際平和を取り戻したとしたら、緊迫した時期に冷凍して眠っていた美味しい特殊冷凍食材(例えばカニ)を、友好の証として振舞うことができたらいいんじゃないか、これも一つのあったかい心の連鎖かな、なんて考えたりもします。美味しい食は本当に人を笑顔にするので。世界中に特殊冷凍を広げて、国際平和にも特殊冷凍が一役買うような未来を創りたいですね。

(あくまで個人の見解です)

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