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「とくたびマイル」で訪れる冬の鳥取日帰り旅行

鳥取砂丘コナン空港

鳥取は、東京から日帰り旅行で訪れる先としては交通の便が良く、個人的にはおすすめの場所です。
あまり一般的にはそういうイメージが無いとは思うのですが、

  • 東京(羽田)から飛行機が就航している (1日5往復。フライト時間 1時間15分)

  • 空港から市街地や観光地が近い(鳥取空港〜鳥取駅間で約9km)

  • 公共交通機関も整備されている(山陽本線 鳥取〜倉吉間で1時間に1〜3本程度。バス網もそれなりに充実)

という条件を満たしており、意外と訪れやすいですし、訪れた先でも短時間であちこち巡って観光できる環境が比較的整っていると思います。
ちなみに他に同じような条件を満たしてる都市は、函館、神戸、富山、松山、福岡といったあたりでしょうか。

鳥取空港〜鳥取駅

鳥取県自体が面積が小さい(全国で41番目)ため全体の人口は少なく(全国で最下位)、その事もあり全国チェーン展開しているような店がなかなか出店しない等ネタにされがちですが、海沿いに鳥取・倉吉・米子と都市がコンパクトに点在していて、国道沿いは店も車もそれなりに多く、そこまで田舎という感じをさせない場所です。

「でも鳥取になにかあるの?」「魅力あるの?」と言われるとその辺は個人の好みにもよるのでなんとも言えないですが、僕は最近好きになったので、昨年に続いて訪れました。

ということで記事を書いていきます。
タイトルに「とくたびマイル」と書いてますが、冒頭長くなったのでその話は記事の最後に書きます。

鳥取空港〜賀露港

今回は12月に訪れたのですが、冬の日本海はやはり海の幸。ということで、まずは新鮮な海の幸をいただくために港に向かいました。
鳥取近辺では賀露港という港があるのですが、ここが空港の至近、ほぼ隣なのではという場所にあり、訪れるのに大変便利です。

鳥取空港〜賀露港

賀露港には「かろいち」という特産品やお土産が売っている施設や、市場が運営している食堂などがあります。

海鮮丼
白バラ牛乳で作ったソフトクリーム

となると当然こうなるわけです。この海鮮丼でたしか1000円前後。新鮮な魚を格安で楽しむことができ満足です。
他に、市場で魚でも買おうとぶらぶらしました。この季節はどこもカニを大売り出ししてましたが色々扱いが大変なので、お土産にハタハタを買って家で食べました。美味しかったです。鳥取のハタハタは「とろはた」と呼ばれて結構有名のようです。より美味しい食べ頃は春先だそうです。
魚の他に農産物もたくさん取り扱われていて、農家直送の梨なども手に入れることができました。

他にも賀露港には「かにっこ館」という水族館があり、こちらではたくさんの種類の蟹が展示されています。今回カニは食べませんでしたが生態については色々学ぶことができました。無料なのでオススメです。

賀露港〜白兎神社

賀露港〜白兎神社
大国主命と因幡の白うさぎ

国道9号を海沿いに進むと、この辺が「因幡の白うさぎ」の舞台ということもあってかウサギにちなんだ神社にたどり着きます。
白兎神社はこじんまりとした神社ですが、可愛らしいウサギのオブジェが飾られていること、「因幡の白うさぎ」が大国主命と八上姫の仲を取り持ったことから「恋人の聖地」として売り出していること、そしてすぐ近くにそこそこ大きい道の駅もあり観光の拠点になっているので、結構な数の人が訪れていました。
私も翌年(2023年)の干支を拝もうとフライング的に訪れました。

砂像。大国主命、八上姫、そしてうさぎ、でしょうか

道の駅ではうさぎにちなんだ可愛らしいお土産も多数置いているので、寄り道してみても損がない場所かなと思います。
私はなぜか鳥取の砂で作ったモアイ像を購入しました。

白兎神社〜鳥取二十世紀梨記念館

白兎神社〜鳥取二十世紀梨記念館

鳥取の隣の都市、倉吉に移動します。倉吉は白壁の土蔵群など歴史的建造物で有名ですが、個人的に一押しの施設が「鳥取二十世紀梨記念館」。文字通り、梨のミュージアムです。

謎のキャラクターがお出迎え

入場料はたったの300円。園内では三種類の梨の味比べができ、入場料はこれで元が取れる気がします。
他にも本物の苗木が展示されていたり、鳥取の梨の歴史が放送されるシアターがあったりと、想像以上に豪華な作りになっています。梨について深く学ぶことができますし、見どころも多い施設です。

リアルなロボットが昔の梨農家の姿を再現
「鳥取二十世紀梨の歌」「鳥取二十世紀梨音頭」

僕は果物の中で梨がかなり好きで、とくに二十世紀梨の昔ながらの感じが好きなのですが、それもあり二十世紀梨記念館は全般的にとても楽しかったです。
派手さはない施設ですが、自分たちが大事にしている文化を奇をてらわず正面から捉え、愚直にでもまっすぐ形にしてくれたほうが、伝わる人には伝わるし、内容も印象に残ると思います。
そして園内で食べられる梨がどれも美味しいので、それだけで普通に満足度が高まる、そんな施設です。

なしっこミニパフェ(450円)

私は2年連続で訪れたのですが、来場者はいつも少なく経営には若干不安を感じます。ぜひ将来的に残ってもらいたい施設なので、もっと来場者が増えると良いのに。

鳥取二十世紀梨記念館〜国鉄倉吉線 廃線跡

鳥取二十世紀梨記念館〜国鉄倉吉線 廃線跡

倉吉まで訪れたので、今回は少し奥まったところまで行ってみました。最近「日本一美しい廃線跡」という触れ込みでインスタでバズっている場所があったので、そちらまで訪れました。

かつてあった倉吉線という路線の廃線跡。泰久寺駅の先が竹林になっており、線路の真ん中に2本の竹が自生している姿が美しい、ということで話題になっているようです。

倉吉市街は結構バスだけで移動もなんとかなるのですが、この廃線跡がある辺りはかつて鉄路があった場所とはいえ今ではバスの数も僅少なので、基本レンタカーなどで訪れることになると思います。道も狭いため路駐などせず、自治体が用意している仮設駐車場に車を止めて訪れましょう。

仮設駐車場。泰久寺バス停そば
泰久寺駅跡

駐車場から10分くらい歩くと泰久寺駅跡。ここから先が竹林です。
ほどなく、2本の竹が自生している場所にたどり着きます。

もともと線路内の竹は3本生えていたようですが、2021年に一本は枯れてしまい、残りの2本も寿命は長くなく、この光景が眺められるのもそこまで長くはないそうです。
廃線跡は怖いイメージはありますが、この竹林周辺は人気は無いもののよく整備もされていて歩きやすく、安心して訪れる事ができる場所でした。

私は立ち寄らなかったですが、近くには関金という歴史ある温泉街もあるようで、そちらもあわせて立ち寄るのも良いかもしれません。

国鉄倉吉線 廃線跡〜鳥取空港

国鉄倉吉線 廃線跡〜鳥取空港

他にも何箇所か訪れたのですが、写真も撮ってなかったので割愛します。
鳥取の滞在は8時間くらいでしたが、コンパクトな街なので短い時間でもあちこち回って来ることができるのが、日帰り旅行に向いているな、と感じるところです。

ということで、空港内の「すなば珈琲」を堪能し、鳥取を後にしました。

すなば珈琲のカレーセット
マツコさんは鳥取に訪れたのでしょうか

ANA「トクたびマイル」について

私はこんな感じの一人旅を年数回行っているのですが、飛行機はお金を払わず基本貯まったマイルを使って乗船しています。
旅は概ね交通費が一番お金がかかるので、行ってすぐ帰ってくる日帰り旅はコスパが悪いと感じてしまいますが、マイルで行けるのであればその背徳感も薄れます。

といってもマイルも無尽蔵に使えるわけではないので、節約する手段として各航空会社のキャンペーンを使用します。
ANAでは、「トクたびマイル」というキャンペーンがお得です。指定された路線であれば、普段の半分くらいのマイルでチケットが取得できる、というもの。

公式サイトより引用

乗船日の一週間前からしか予約できない、マイルが減額される路線は週替り、という制約はありますが、うまく予定や行きたい場所とマッチすると、とてもお得に旅行に出かけることができます。

今回の鳥取旅行も「トクたびマイル」を活用していて、普段は往復で12000〜18000マイルくらいかかるところを、わずか6000マイルで訪れることができました。

ということで、マイルを活用し、キャンペーンを活用すると、うまくいけばお得に旅ができますよ、というお話でした。
広告記事でもなんでもない、単に普段から愛用していますよ、という人間の雑文、失礼しました。

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