キリエのうた。

2023.10.14

おはようございます。
今日は電車で2時間かけていかなきゃいけないところがあるのでとてつもなく暇です。というわけで、昨日見に行った映画の話を、、。

岩井俊二監督作品の「キリエのうた」を見てきました。
※内容に触れることもあるかもです。
ほんとに胸が苦しくなる映画でありながら、自分の大切なものを再確認できるような映画でした。登場人物それぞれに良い面も悪い面もあって、それにお互い惹かれ合っている様や誰かを思う気持ちがとても感じられるような映画でした。私自身恋愛映画が苦手で、かつ3時間の映画を見るのが人生初めてだったのですが、今までで一番心に残る映画でした。一晩経った今でもまだ映画の余韻が全く抜けません。キリエが歌を歌い出すどのシーンでも毎回鳥肌が立ちました。夏彦は時間軸によって纏っている雰囲気が違い、夏彦が背負っている十字架をありありと感じられました。松村北斗、演技うますぎる、、、笑。
映画を見ている最中はずっと胸が張り裂けそうな思いが止まらず何度も涙がこぼれました。滝涙というよりポロポロ、、みたいな、。映画からの帰りに劇中で流れた「キリエ・憐れみの讃歌」を聴きながら帰ってる最中に声を堪えないといけないくらい号泣しました。ほんとに、ほんとにいい映画に出会うことができたと思います。

何かを人に勧められるような立場にはありませんが、ほんとに人生で一番の映画と言える映画です。日常のありがたみや誰もが心の中に罪の意識や闇を抱えて、闘いながらも日々を生きているんだ、と感じられるような映画でした。よかったらぜひ。

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