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書物の帝国「購書日記2020.10.18/10.20」

2020年10月18日

久々に丸の内オアゾにある丸善で本を購入。丸善も売り上げどうなっているのか心配ではあるが、ここに来ると本が絶対的にあるのでありがたい。本の絶対数、ジャンルも含めて、見ているだけで時を忘れてしまう。

大型書店が街にあるというだけで、人生が豊かになったように感じる。日本橋~東京駅には、丸善と八重洲ブックセンター、誠品書店があるので在庫がない場合は大体この辺りを回れば、新刊であれば購入が可能。ちょっと散歩して、神保町に行けば古書店もある。本については都内は恵まれている。

購入した仕事本。
カール・B・フレイ『テクノロジーの世界経済史』(日経BP)
・ジョフリー・ウェスト『スケール』(早川書房、
塩野誠『デジタルテクノロジーと国際政治の力学』(News picks Publishing)
エミン・ユルマス『コロナ後の世界経済』(集英社)
リチャード・デイヴィス『エクストリーム・エコノミー』(ハーパーコリンズジャパン)
渡瀬裕哉『税金下げろ、規制をなくせ』(光文社新書)

どれも面白そうなので、読むのが楽しみ(いつ読めるかはまた別の話)。

雑誌も一冊。
Pen 2020年11月号。「人生に必要なのは、心に響く本」

田原総一朗の仕事場(本と新聞、雑誌が乱雑に積み上げられている)に共感。

2020年10月20日

近所の文教堂書店にて。
大島祐介『半グレと芸能人』(文春新書)
繁田信一『平安朝の事件簿』(文春新書)
河合信晴『物語 東ドイツの歴史』(中公新書)

中公新書の物語シリーズ、最新刊楽しみである。

雑誌はNewsweekを買う。ワクチン利権の話らしい。

読んだ本

井庭崇『コロナ時代の暮らしのヒント』(晶文社)

コロナ禍になってからの、子どもを持つ家族向けのtipsが書かれた本。著者は二人の子持ちの大学教授。おうち時間をどう過ごすのか、著者の様々な試みが紹介されており、参考になった。閉塞感がある中で、イライラせずに、どう子供たちと向き合うのかという点について、わき役に徹していくという点には深く共感。彼らがこのコロナ禍のときの家族イベントが楽しい思い出になれば、それは一番うれしい。食、を色々と試してみるというのは面白いかもしれないが、それなりの広さの家がないと厳しいかもしれない。

池田渓『東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話』(飛鳥新社)

官僚のところが興味があって読んだ本。東大には天才・秀才・要領が良い(これまた才能だろうか)のタイプがある。世間一般から見ると勝ち組と思われている東大生も、就職によって運命が大きく変わることがある、ということをインタビューを中心に構成した本。ふーん、そうかという印象。当然、色々なところから進学してくるので、多様性はあるのは明らかなのだが、昨今は都市部の金持ちの子たちが多い模様。

気の毒なのは官僚の話。野党議員が自分の票どりのため、パフォーマンスのために、官僚にレクさせる非効率性。それに与党議員も同様であるという(与党議員もたちが悪い)ことを指摘する現役エリート官僚。内閣人事局を掌握されて、官僚の仕事が国会対応でハードになっている、という話は本当のようだ。不勉強な議員のせいで、国家のために働いている優秀な頭脳を無駄に使っているとしかいいようがない。

あとは警備員しながら漫画を描く人や鬱になってしまった銀行マンや地方公務員など。なかなかにつらい話が多い本ではあった。

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