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酔っ払いに加護あれ

徳を積む修行をしている気がする。というのは、今朝は2人も酔っ払いを拾ってしまった。今日は最高気温も10度以下なので、軽装備で野外でうかつに寝てると永遠に眠ることができてしまう...という日である。

ひとり目は日も昇る前(とはいえ6時ごろ)に自宅最寄りのコンビニ前でしゃがみ込む男性発見。無視して通り過ぎようとおもったけどべしゃり暮らしのエピソード(お笑いコンテスト優勝した先輩が酔っぱらって、素っ裸で眠り珍しく雪が降っている関東地方で凍死)思い出して戻る→声がけ→ゆり起こす→起きた(好みのイケメンだったのでドキッとした)って感じだったけどすっぴんでランニング開始したての私は走り去るぐらいしかできず、どうなったかを見届けられなかった。

これが有川浩先生の小説だったら素性もろくに聞かずに、自宅で囲ったらいい感じに主夫というか恋愛関係になって、相手はどこぞの華道の御曹司だったうえに、一年後迎えに来てハッピーエンドとかそういう都合のいいオチがつくのだろう。(ごめんなさい。植物図鑑です。実写版は劇団EXILEの岩田剛志くんです。)

そんな運命転がってないよねって経由地のいつもお参りしてるお寺さんに酔っ払いの彼の御加護を軽く祈願しながら、ランニング。

すっぴんじゃなく戦闘モードだったら多分その人が完全復活して歩くまで面倒みてから去るんだろうな。よりによってヒトと会う気のない合理的な運動する服装の時に!神様、仏様の思し召しはなんとも難儀なものである

そして煩悩を断ち切るかのように集中しながら、いつもよりもちょっとだけロングなランニングコースを走り終えて、休憩スポットのスタバの前。

8時ちょい前なのに、試合後のボクサー(ジョーてきな)のようなだらんとした男性発見。今朝のことを思い出してイケメン(たまたま)だけ助けるのもなと気づき戻る→声がけ→揺り起こし→目覚めず→交番におまわりさん呼びに走る。

彼は若すぎたので射程圏じゃないけど、今朝はよく酔っ払い拾う日だなぁと。そもそも潰れるまで飲むなよ。と思ったけれど、酔っぱらって怪我したりマーライオンになったことは何度もあったので、私は小娘時代にそれなりに不快な思いをしたことがあるので酔っぱらってもうかつに眠らない帰巣本能があるけど、男の人ってそうじゃなくてもいいんだよね。

良縁をお授けくださいとお願いしてるのだけど、酔っ払いとの縁をお授けくださったようだ。助けて徳をつめということだろうか?

神様も仏様もあたしにはいつも厳しいと思う。

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