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【IWSEO #14】"新しい一歩"を踏み出せた一年だった【インタビュー】オレがAce

Inteview with Splatoon Event Organiserとは
非公式大会を主催(運営)されているプレイヤーにスポットを当て、その年の活動、Splatoonコミュニティに起こったトピックスに対する印象、来年の活動などをキーワードにお話を伺ったものをご紹介。
これまでとは違った視点から大会主催者を知ってもらうことで、主催者と参加者または主催者同士に新たな化学反応を起こすことを期待してあかつき⌘リンネが企画、編集してお送りしています

大会運営者に今年の活動とこれからの活動をインタビューする企画『Interview with Splatoon Event Organiser(略称:IWSEO)」
2024年スタート後、2本目となる#14では#8でお話を伺ったvitalさんが所属されているAREA CUPの代表を務められつつ、実況や観戦カメラなどの活動も行われているオレがAceさんにお話を伺わせていただきました

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【1】大会(活動)コンセプト・強み

───まず運営(主催)大会について強みやコンセプトを教えてください

エリア杯は自分が代表となる以前から長く開催されてきたこともあり、数ある大会の中でも名誉のある大会として認識してもらえているところです。
プレイヤーにとっても「エリア杯で結果を残す」ということが一つのプレイヤーとしての実力を示す指標みたいに見ていただいていると感じているのでそこが強みだと思っています。

エリア杯の歴史はSplatoonとともに色々な変化をしながら開催を続けてきた大会だ
個人的にはこの画像が使われていたころがなじみ深い

───たしかに、プロチームなどの紹介でも実績として挙げられるなど、非公式大会としてはその歴史もあり、他と一線を画すような存在感のある大会ですよね。出場すること自体がリリースとして出たりなど今回記事を書くにあたって調べていても改めてそれを実感させていただきました

【2】2023年の活動について

───2023年の活動はご自身にとってどんな1年でしたか?

(元々スタッフとして関わっていた)エリア杯の主催を引き継ぐことになり、「なんとか上手くやっていこう」と決意して臨み、運営メンバーも新規に集めて、他大会の運営さんのご協力やこれまでのエリア杯に協力いただいていた方が変わらずご協力いただいたこともあって、リニューアルして継続することができました。(そういう意味でも)"新しい一歩"を踏み出せた一年だったかなと思います

───オレがAceさんが代表に新たに代表になられたのは元々スタッフとして関わられていたという背景もあるからなんですね

そうですね、配信関係を担当させていただいていました。そのキャリアと自分が一番アクティブなメンバーだったこともあり白羽の矢が立ったのかなと思います。

【3】任天堂が出したガイドラインについて

───2023年10月24日に任天堂が公開した「ゲーム大会における
任天堂の著作物の利用に関するガイドライン
」に対する率直な印象(感想)と、公開後の取り組みや変化などを教えてください

まず、個人としては結構ショックが大きかったです。(自分は)オフライン大会などの運営にも関わってた経験があったので、今後オフライン大会の開催は厳しくなるんじゃないかとう感想がまずありました。
また、自分はSplatoonの競技シーンをもっと大きく展開できればと考えていてそのためになにかできないかと模索している面もあったので、その方面でも少し厳しくなるだろうなという内容だったので(心境的な面で)受けた影響は大きかったですね。

───同じAREA CUP所属のvitalさんも当時のオレがAceさんの様子を受けてそう言われていました。この場ではお話できない内容も含むので詳しくは割愛させていただくのですが、もし(オレがAceさんの活動が)実現していればまた違った風景があったのだろうなという気はしたので、やはり少し残念ですね

でも、一方で大会運営としては「(これを守れば)大会をやっていい」というお許しをいただいたようなものだと思いました。
許諾申請のシステムもできたことで、許諾を得れば堂々と開催できるということもわかり、嬉しいと感じる面もありました
なので、ショック半分嬉しさ半分という気持ちですね。でも(公式側がガイドラインを公開するという)歩み寄ってくれたことで何かが変わりつつあるもしくは変わっていくのではないかとも思っています

【4】自身の活動以外の大会について

───2023年のご自身が開催(運営)された大会以外で、「注目した」あるいは「衝撃を受けた」大会あるいは主催(運営)の方などはありますか?

(即答気味に)「INK WAVE」ですね。自分がプレイヤーとしてSplatoonを楽しんでいた頃(無印時代)には固定チーム文化が盛んでしたけど、Splatoon2では様々な状況や環境の変化からそれが少し衰退したように感じていました。
INK WAVEによって(固定チーム文化が)改めて後押しされているという点や、固定チームだからこそのドラマが大会で生まれたり、固定チームの結成を促進しているところも注目しています

もう一つ挙げていいなら「KING’S CUP」です。
やっぱり「王」が開催される大会ってことで、界隈が盛り上がった印象強いですし、すごい刺激をもらった感じがしました。
その大会に関われて、他運営と協力して大会を作っていけたこともいい経験だったなと感じています。

───第1回KING'S CUPのPV公開から大会まで反響はとても大きい大会でした。私自身あの映像を見た時に心が昂った覚えがあるので納得の答えです。

【5】自身の活動以外で、今後に注目しているものについて

───自身が開催(運営)される大会以外で、現在あるいは今後の動向に注目している運営(者)や大会などがあれば教えてください

Re:Productionsはもちろんなんですけど、タイカイサポートリリースされたことなんかの影響もあってか新規で大会を開催される方が増えてきたように感じているので、新しい界隈を盛り上げるような主催者の台頭にも注目しています

23年7月に告知された「タイカイサポート」は10月に先行、12月に正式リリースがなされた
X(旧Twitter)でも連日これを用いた大会が催されるなど既に広く浸透しつつある
そこから新たな権威ある大会が生まれるのかは2024年で注目したい要素だ

【6】2024年の活動について

───2024年の抱負、あるいは今後の予定している企画などがあれば話せる範囲で教えてください

エリア杯(AREA CUP)としてオフライン大会を開催できないかと検討しています。
もちろん簡単な話ではなくて、まだそれを実現するための具体的な仮題なんかには手つかずでこれからの状態ではあるんですけど、なんとか実現したいなと思ってます。

───てっきり先にインタビュー受けていただいたvitalさんも触れられていた新イベントの話が出てくるものだと思っていたので驚きました…!!

ここが初出しの情報です(笑)まだAREA CUPのメンバーにも話してません

───私が先んじて聞いてよかったのだろうかという思いですが、大変興味深い話をありがとうございます。本当に大変な試みだとは思うのですが、実現することを期待しつつ陰ながら応援させていただきます。
今回はご協力いただき本当にありがとうございました

最後に(編集後記)

今回オレがAceには全編通話でお話を伺わせていただき、本当にインタビューという形で進めさせていただいたのですが、ここには書ききれない部分も含めて確かな熱意のある方だなと感じてとても有意義なお話を聞かせていただいたように思います。
こういった試みには消極的かもしれないということも伺っていたのですが、逆に身近な運営者の方々が答えているから自分もやらなきゃかなと思っていただけた様でそういった意味ではこの企画の意図するところが正しく伝わった結果かなとも感じて嬉しい思います。

実は今回のお話の傍ら1つ提案を受けまして、そちらはまだこれから準備することになるのでもう少し先になりそうですが私自身もやることに意味を感じる提案だったので公開を待っていていただければと思います。

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