「ドゥルーズとガタリの哲学とは何かを精読する」近藤和敬

「カオス」の「無限速度」の「無限運動」にたいして「リミット」を措定することによる「減速」をとおして事に当たるのが、科学であり、ファンクションとは、文脈と分野に応じてその意味が多様に変化するが、その根本にあるのは、この「減速」であって、そこから分野に応じて多様な形へと分化していくと考えているということだろう。そして、「指示」も文脈に応じて多様な意味をもちうるだろうが、それらは根本的には、この「減速」によって生じる「変数=ヴァリアブル」(これも物理学におけるように「変数」とするか、数学の意味での「変数」とするか、論理学の意味での「変項」とするかで厳密にはその具体的解釈は異なる)における値の問題、およびその値のあいだの関係の問題によって発生するということを考えているように思われる。


科学が成立する場所を「指示平面」と呼ぶということである。

わ〜い!😄