「シュタイナー 黙示録の秘密」西川隆範

レムリア時代
月が地球から分離し、人間が地上に下ってきたころ。
人間の意思の力は魔術的に作用。
花の成長を促進するように働きかけることも出来た。
良い意志で、水、嵐、周囲を支配していた火を鎮めるようにはたらいた。
悪い意志では、破壊的に働きかけることに。
レムリア大陸全体が打ち砕かれることも可能であった。で、一部の人間が助かり、崩壊。

アトランティス時代。地球を取り囲む空気は、霧と水に浸透されていた。雨と晴れとの区別もなく。
虹が現れる環境ではない。
(あらゆる事物が人間には輪郭のぼやけたものに目見えていた)
ノアの洪水のあと、ノアがはじめて虹を見たと語られることの事実。

アトランティス
眠ったとき、集合魂として活動。地上では個人の萌芽?として。
霧の働きで、太陽は妨げられていた。霧の晴れ、と太陽の光、外的なものの輪郭の鮮明化。自我の目覚め。



地球を遠く離れた星にいて、そこから地球を霊眼で見たと考えてみましょう。そうすると、 地球は人間とおなじく、物質体、エーテル体、アストラル体を持っているのが見えます。地球 はオーラを持っています。遠い星から、地球のオーラの発展を見ていたとしてみましょう。地 球がさまざまな色彩に包まれているのが見えます。中心に物質的な核があり、その周囲に、さ まざまな色と形でオーラが漂っています。地球の霊的な大気のなかに、さまざまな形姿が見ら れます。何千年という時の流れのなかで、その色と形はさまざまに変化していきました。そして、ある重要な時期がやってきて、地球のオーラはいままでとはまったく違った形態と色彩をとるようになりました。外から見ると、地球は新しい光のなかに現われました。その変化は非常な速さで遂行されました。「この瞬間、根本的な変化が地球に起こった。地球のオーラは完全 に変化した」と、いうべきものでした。
その瞬間とは、いつのことだったのでしょうか。ゴルゴタの丘に救世主の傷口から血が流されたときです。この瞬間は、地球進化全体にとって、もっとも重要な瞬間でした。救世主の傷口から血が流れた瞬間、地球のオーラは一新したのです。それまで準備されてきたことすべてに、地球進化にとってもっとも重要な衝動である、新しい力が入ってきたのです。

現代は、アトランティス時代と万人の万人に対する 戦いの時代との間にあります。つぎの時代に、アトランティス時代にあったものが、アトランティス時代とは非常に異なった形で繰り返されます。アトランティス時代には、人間は夢のような、漠然とした霊視意識を持っていました。そして、高次の世界に上昇すると、明るい自己意識のなかに入っていきました。そして、集合魂のなかにいるように感じました。
万人の万人に対する戦いののち、人間はふたたび高次の世界を見るようになります。当時有していた漠然 とした霊視能力を、万人の万人に対する戦いののちにふたたび獲得するのですが、いま物質界で次第に獲得している能力をその霊視能力に付け加えることになります。
アトランティスの大洪水から万人の万人に対する戦いまでの時期、人間は霊的世界を見ることを断念しなければならないのです。
昼の目覚めた意識のなかで見ることができるもの、物質界のなかにあるものを見ることだけで、人間は満足しなければならないのです。それが、現在 においては正常な状態なのです


人類が善なる人種と悪しき人種の二つに分かれ、霊化にむけて努力した者たちが、霊的な世界に生きることができるようになる時が来ることがわかりました。霊化にむけて努力した人々が救済され、キリストを見上げることを学んで、額にキリストの名を刻まれるときが来るのです。
七つの封印が解かれたあと、(ポストアトランティスの現在の7時期のあとの万人の万人に対する闘いの後、)人間は外的な姿のなかに、心のなかに内的に担うものを模写するようになります。内的に魂のなかにキリストを抱く者は、封印が解かれたあと、顔にキリスト・イエスのしるしを持つようになり、外的な姿において、キリスト・イエスに似てきます


七番目のラッパが鳴って、地球が解消するとき、地球が物質的実質を失って、アストラル 的な天体に変化するとき、地上的なものすべてに注がれた愛の力が、人類全体のなかに注ぎ込 まれます。いま、周囲に叡智の力が見られるように、愛の力が地球の使命として人類のなかに 注ぎ込まれるのです。いままでに、すでに何度もお話ししましたが、大腿骨の一部を見れば、 それはなんとみごとな組織であることでしょう。それは一つの頑丈な塊からできているのではなく、非常に多くの精妙な骨格繊維からできています。骨格繊維は非常にみごとに調えられ、 どのような技術者にもできないくらいに、最小の素材から最大の積載力を引き出しています。 そして、綿密に調べると、人間が地球進化において叡智として獲得するものは、それより前か らすでに地球に植え付けられていたことがわかるはずです。


今日では、周囲を見ると、いたるところに叡智が芽吹いています。木星紀になると、周囲の存在はこのうえなく幸福な愛の香のような何かを流出するように見えます。あらゆる事物から愛が流れてくるようになるのです。 この愛を発展させるのが、地球進化紀の使命なのです。今日叡智がすべての事物を司っているように、木星紀には、愛がすべての事物をとおして流れてきます。人間が次第に愛を発展させ ることを学ぶことによって、この愛は地球進化のなかに流れ込んできます。


いまや、人間はキリスト・イエスから得た自我衝動をとおして、自我の存在にも関わらず、たがいに愛を発展させることができるようになりました。


強制された愛、鎖でつながれた愛は完全な愛ではありません。愛さないこともできるほ ど自由で、独立したものであるときにのみ、愛は完全に自由な賜物なのです。

わ〜い!😄