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「シュタイナー古代秘教講義」西川隆範

不安や恐怖を抱くことは無意味です。不安や恐怖という無意味なものに、心魂は自然の本性によって捉われます。恐怖を克服する大胆さを準備していないと、精神世界参入のある段階で、かならずこの不安と恐怖が襲ってきます。
「なにかを知ることによって、それを変えることはできないだろうか」という無意味な考えに耽るべきではありません。 精神世界参入を目指す瞑想者は、ある段階で、見方によってはまさに悪しきものを人間の心魂の内部に見るにいたります。意識の境界の下に、通常の人生の判断によっては、本当に別のものに変えてしまいたいものが存在するのです。準備のできていない人が心魂の底層へと降りていくと、その信じがたいほどの恐ろしい光景に驚いてしまいます。

繰り返し、「事物は認識することによっては別様にならない」と瞑想して、準備を整えなければなりません。 心魂の地下に入っていき、心魂の地下を見たことによって、恐ろしい光景が出現したのではありません。恐ろしい光景は常に心魂の深層に存在しているのです。認識しなくても、存在しているのです。「事物は認識によっては変化しない」という考えを繰り返し瞑想することで、臆病さの大半を取り除けます。

わ〜い!😄