「カイエ4」ヴェイユ

この世は、神のひそやかで超自然的な現存(その一つのかたちは世界の秩序と美であるが、他のものも列挙すべき)は別として、悪をおこなうかどうでもよいことしかおこなうことができない。 神に由来する善によって超自然的に保護されていないものすべてに、この世は悪のかぎりを尽くすことができる。
キリスト者であるとはこのことを信じることにほかならない。(?)

テキストの美しさやテキストの冥想から得られる人間の条件についての光こそが信仰を惹起する。

人間の言語をもちいた物語が要請するもろもろの必要のゆえに、『創世記』は創造と原罪とを区別した。しかし、被造物は創造されるにあたり、神よりもみずからをより好ましいものと考えた。そうでなければ創造などということがありえたであろうか。神は創造した。神は善だったからである。しかるに、 被造物は創造されるがままになっていた。被造物は悪だったからである。わたしを破壊してくださいと神を祈り倒すことによって、被造物はみずからを贖うのである。(???)

わ〜い!😄