論語と算盤⑩成敗と運命: 4.湖畔の感慨
本節では、渋沢先生が春の大正三年に中国旅行中、上海から杭州へ行き、西湖と岳飛の石碑を訪れた時に感じたことを語っています。岳飛は宋末の名将で、金に抵抗したが、奸臣秦檜に裏切られ処刑されました。しかし、現在彼の碑と秦檜の鉄像は数歩離れて対峙している。訪れる人々は岳飛に敬意を払い、秦檜に軽蔑の意を示すといいます。このことは、人の善悪が死後も評価されることを示している証だと先生はおっしゃっています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
本節では、渋沢先生が春の大正三年に中国旅行中、上海から杭州へ行き、西湖と岳飛の石碑を訪れた時に感じたことを語っています。岳飛は宋末の名将で、金に抵抗したが、奸臣秦檜に裏切られ処刑されました。しかし、現在彼の碑と秦檜の鉄像は数歩離れて対峙している。訪れる人々は岳飛に敬意を払い、秦檜に軽蔑の意を示すといいます。このことは、人の善悪が死後も評価されることを示している証だと先生はおっしゃっています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?