本節では、勉強を習慣として口先や机上の勉学だけでなく学んだことを行動に生かすことが必要であるとあり、また「子曰、朝聞レ道、夕死可矣(子(し)曰(いわ)く、朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり、と。)」の言葉にあるとおり、老若男女関係なく正しい勉学の習慣は続けていくべきとの渋沢先生の考えが記載されています。
自分の立場としてはITエンジニアでありCTO/技術顧問の立場なので、最新のIT分野の発達の方向性を常にウォッチしてその技術がどんな意味を持つかを説明しつつ、製品やソリューションにベストなタイミングで適切なアーキテクチャで盛り込むことを指導することにあります。僕もすでに50近い老体なので、プログラミングは部下やアドバイス先のエンジニアさんや学生にお任せしてその方向性を指導するわけです。
最近はいままで難しいとされていたシステム構築(それによってSIerが詐欺的にシステム構築費を稼いでいました)をわかりやすく簡単にするしくみの発達が著しいと感じています。さらには、AIの発達によっていままでできなかった機能がAPIとして提供される時代に突入してきています。
注目に値するIT技術の紹介は本ブログの対象外なので、細かくは説明しませんが、目が悪くなったりずっと座っていられなく老体になったとしても、技術の本質を習慣的に学習し、顧客や社会の課題をウォッチする姿勢を続けていれば、若い人とのチームを円滑に回すことを貢献はできるでしょうし、老害と言われずに社会にそれなりに貢献することを続けられるのだろうと思って日々精進しております。