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彼を近くに感じるまで

だんだん彼の事が頭から
はなれなくなった私は、
もうちょうど良い距離感を
保てずに居た。

近すぎる

それが私の思うこと。

そんなに近くて、
私はどうしたら良いかなんて
答えが見つからないよ。

そんなことを思いつつ、
彼を見つける度に私は、
胸は踊った。

しかし、何処かこの心臓が飛び出す、
魂が抜け出すのを必死に止めていた。

止める方に必死過ぎた。

それが相手にも伝わってるとは
知る由もなく、時間だけが
過ぎていったのだった。

そうこうしてくうちに、私は、
彼を0センチの距離で
感じるようになっていた。

そして、ある日の夜、

「君はここに居たんだね。
やっと見つけたよ」

と声がした。

私は、必死に、

「こっち来ないで!!
私は結婚してて
子供も居るの!」

と懇願した。

その願いは虚しく、
彼は私の世界にすんなり
入ることに成功したのだった。

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