デジタル通貨の未来に備える
「日本銀行や欧州中央銀行(ECB)など6つの中央銀行は研究はするが近い将来発行する予定はない」と言った残念な発言の中、中国(デジタル人民元)と米国(リブラ)を中心にデジタル通貨への研究や実装が加速する事は間違いない未来でしょう。
株式会社和らしべはその確定的未来を見据えて事業の成長戦略を考えています。
デジタル通貨のインフラがブロックチェーンになるかどうか
それはまだ何も決まっていませんが、オランダ中央銀行はCBDCの報告書で下記の様に述べています
「複雑なロジックを備えたスマートコントラクトシステムはCBDCの需要を潜在的に増加させ、トランザクションコストを削減する機会をもたらす」
CBDC(中央銀行デジタル通貨)に関して将来性を証明すると自ら実験場になる事を提案しています。
詳しくは上記のリンクで記事を参照頂ければと思います。
未来を予測する事はできません。できたとしてもたまたまでしょう。
むしろ今起きている新型コロナによる変化に対応する事とこれまでの世界各国の取組を見据えて自分たちがどこで陣取り合戦をするかは明確に決まっています。
ブロックチェーンがデジタル通貨のインフラとして使われる可能性が高い中、デジタル通貨(暗号通貨)が普及する時にはEコマースとして和らしべが当然一つの選択肢入っている世界にする事を小さな目標にしています。
成長戦略の第一弾
2020年は新型コロナに始まり、このまま年越しをするかもしれませんね。
和らしべとしてはどんな成長戦略を考えているのかお話します
1,暗号通貨の熱狂的ファンの支持を得る
まずはこのブログを読まれているであろう皆様の様なコアなファンに応えられるサービスのローンチです。
当初から暗号通貨✖️Eコマースを掲げ、その為の準備をしています。
単にamazonの物を買うだけではなく、暗号通貨同士で簡単にSwapしたり価格参照したり様々な機能が必要です。
そこで本日、テストネットですが金融アプリになるワラスワップを発表しました。
ワラスワップは日本人が手軽に買い物をする為に必要な機能を搭載したDEXアプリになります。
モバイルファーストで考え長澤が作りました。ログインもAuthereumにメールアドレスとアカウントを作成すればすぐにログインできます。
ツイッターなどのweb2.0の感覚のまま使用が可能です。メインネットでは国内プロダクトのALISやARUK、Devなどの通貨が使用可能になります。
これは戦略の序章にも入っておらず、step0の段階です。
ではstep1を紹介します
暗号通貨✖︎タスク✖︎Eコマース
代理購入というモデルをAvacusさんがされています。
それは誰かに自分がして欲しい事をお願いしているビジネスモデルです。
「Amazonで本を買って欲しい」「お店の宣伝ブログを書いて欲しい」
この二つはshopperのお願いであり自分ができないタスクをお願いしています。
そこで和らしべではEarner(アーナー)稼ぎ手と位置付け暗号通貨を稼ぎたい人と考えました。
そして暗号通貨で何か欲しい人がタスクを作成し、そのタスクを消化する人にP2Pで取引できる様にするマーケットになります。
和らしべマーケットでは稼ぎ手のメリットが重要だと考えています。
話は少しそれますがメルカリはなぜ大きなマーケットになったのでしょうか?
数多くの巨人企業がフリマサービスを作りましたzozoや楽天などしかしどこもメルカリに勝てません。理由は簡単です。
すぐに売れるからです。色々な要素はありますが「すぐ売れる」事より強い要素は見当たりません。
このすぐ売れるネットワークの為にメルカリは10億円のマイナスからスタートしています。
すぐ売れると出品数が充実していきます。すると買い手は勝手に集まるのです。
だから和らしべのマーケットではEarner(稼ぎ手)のメリットを重要視します。
shopperは暗号通貨でタスクを消化してもらう事が優先事項です。その為にはただタスクを作成して待つだけではEarner(稼ぎ手)の心を動かす事は難しいかもしれません。
暗号通貨取引の交渉をできる様にする
そこに交渉する事ができればどうでしょうか?
例えばAmazonギフト券千円分を500ALISで買いたいとします。
タスクを作成し提示しますが、稼ぎ手は一向に現れません。市場では1000円=500ALISが高いと判断されているのかもしれません。しかしEanerが交渉ボタンで専用チャットを開き500ALISと10Devでタスクを消化するよと交渉できるとどうでしょうか。
Earnerは追加でDevを得る事ができますし、shopperは多通貨を使う事で目的を果たせます。
ALISを値引きする交渉も可能でしょう。
今後、DAIやETHなどを扱う際に和らしべではETHをパブリックより安く入手できる可能性もあるかもしれません。これは交渉次第ですがw
プライベートSWAP
もう一つ重要な機能を持たせたいと思います。
それはプライベートSwapです。
文字通り参加できる人を限定するuniswapになります。
この思考はALISのアンバサダーになった頃から思い描いていた事ですが、開発できる長澤が現れて現実になりそうです。
元々、特定のコミュニティの活動量と価格が比例しない事に疑問を持っていました。初期のALISユーザー、特にICO組は強く感じるのではないでしょうか。
ユーザーがどれだけ活発に活動してもトークン価格には反映されません。なぜなら投機家たちが価格をコントロールする為で投機家からするとコミュニティの活動はトークンを買うに値しません。
ALISの場合も他のプロダクトも運営チームがプロダクトの広がりや成長戦略を実行しなければトークン価値は上がりません。しかし、コミュニティの活動が運営チームを支え、新しいサービスを産むこともあります。決して価値がないわけではありません投機家に響かないだけなのです。また、投機家もキャピタルゲインを狙うので慎重になります、簡単に買う判断をするとは思えません。
ここまでの話で投機家が悪い様に書いてますが、決してそうではなくプロダクト貢献する人の中で投機家の力が強すぎるのだと思います。だからこそトークン価値を高めるのはプロダクト貢献によって獲得するトークンが多い人が力を持つべきだと考えました。これは取引所で買ったトークン量ではなく、ALISなら「いいね」を貰って得たトークン量、ARUKならスポット申請して得たトークン量、DevならOSS登録で得たトークン量です。
この様な獲得トークン量の基準を設けてそれをクリアした人のみが取引できるSwapです。
これがプライベートswapになります。ここのルールはまだ決まってませんが市場より高価格帯で取引ができる様なルール設計にしたいと考えています。
でなければ意味がないのでw
この事により今までにない体験を和らしべマーケットで提供したいと考えています。
では今回の成長戦略第一弾はここまで
また第二弾で会いましょう。
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