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Webオンリー運営の記録

2023年6月10日(土) 21:00〜11日(日) 20:50まで、推しカプのWebオンリーpictSQUARE様にて開催いたしました。
せっかくのことなので、記録に残し、今後Webオンリーを開催してみたいという方のお役に少しでも立てれば幸いです。
また、自身で今後再び運営することがあったら備忘録にできればと思っております。

企画開始までの経緯とやったこと

開催時期を決める

Webオンリーをやってみようと思ったのは、2022年8月頃です。
当時、自分の原稿がひと段落し、今のジャンルでの初めてのリアルイベントを目前にしてソワソワしていた頃でした。
リアルイベントも、おそらく2020年2月に参加したのが最後だったので、およそ2年半ぶりでとても緊張していたのをよく覚えています。
この際、自分自身は幸い東京に住んでいてある程度自由にできるお金と時間があるため即売会へ参加が気軽にできます。ですが遠方からお越しの方や家庭、金銭的、仕事、さまざまな事情でリアルの即売会に参加できない方、あるいは人前に出るのはなぁ…と思っている方もいらっしゃるだろうなあ、と思いました。そういう方や、あるいは本を作るほどではないがイベントがあるなら参加してみたい、という方が参加しやすい、Webオンリーがあったらいいな、ということを考えたのが企画開始のきっかけです。

開催してみたいな、と思った後に最初にしたことは、開催可能な時期があるかを調べることでした。
現在私が主に日々気を狂わせているジャンルは、スマートフォン向けのゲームアプリです。毎年、リリース記念の周年に加え、日付の語呂合わせでお祝いをする日があり、一年の半分近くをずっとカウントダウンしているというジャンルです。昨今はハーフアニバーサリーをお祝いするゲームも多いですので、年間2回のお祝い自体は珍しいものではありませんが、運営がやたら数字にこだわりを見せているところは他に類を見ない点だと思います。
このゲームでは、毎年12/7(リリース日)と7/2(記念日)は公式がユーザー参加型の企画を毎年やっていることもあり、この時期は避けたいと考えていました。

加えて、普段参加している赤ブーブー通信社様が開催しているジャンルオンリーの時期に被るのも避けなければと思っていました。
去年8月時点で公開されていたジャンルオンリーイベントは、9月(東京)、11月(福岡)、翌2月(東京)、5月(大阪)、その後追加された7月(東京)でした。結構頻繁にあります。全てを完全に避けるのは難しいなと思いました。
また、私自身が当時2023年2月に発行されるアンソロジーへの寄稿予定があったこと、そして私自身も既に同イベントで新刊を出そうと決意していたことから、少なくともこの時期まではWebオンリーの本格的な準備はできないだろうと思っていました。
そのため、開催時期は少なくとも2023年2月用の新刊の作成が終わった後から本格的に準備を開始し、仕事とその他の作業と並行して準備ができる期間でなければなりませんでした。
私が仕事の都合でGW付近がものすごく忙しくなることは予めわかっていましたので、GW前後の開催はできません。リアルイベントを避け、かつ私の私生活における都合後鑑みると、開催可能な最短時期は2023年6月だと考えられました。
2022年8月に、10ヶ月近く先の時期のイベントを開催します!と言ったところで、人が集まるのか(女性向けは特にファンが流動的になりやすいこともあり)という不安はとても大きかったですが、最短で開催可能な時期はここしかないと思い、腹を括ることにしました。最悪、自分一人の展示会になることも覚悟していました。

開催時期を2023年6月と決めました。
pictSQARE様でこの時期開催予定のイベントを検索すると、さすがに10ヶ月も先なのでまだほとんどありませんでした。
念の為同ジャンルのイベントも検索しましたが、あまりWebオンリーが開催されていない(私の知る範囲では)ため、ほとんどありませんでした。(※シークレット開催されているものがいくつかあるのは認識していました)
ひとまず同カプのものがオープンに開催される予定はなさそうでしたので、時期は2023年6月で確定いたしました。
5月末に大阪でイベントがあるため、翌週は避けようと思いました。
また、開始と終了時間に皆さんが会場に滞在しやすそうな時間帯にしよう…と思い(これは個人差があると思いますのであくまで一般論として)、開始を6/10(土)21時とし、そこから24時間の開催にしよう!となりました。

タイトルを決める

開催時期が決まったら次にやることは、イベントタイトルを決めることでした。
参加の如何に関わらず、まずは皆様に知ってもらわなければ始まりません。
しかし「仮」状態のタイトルでは、広く周知してもらうことは難しいと思います。
なので、まずタイトルを決めなければと思いました。

カップリングオンリーのイベントのタイトルの決め方として、キャラクターの名前の一部やモチーフになるものをタイトルに入れるものがよく見られると思います。
しかし私の推しカプは、名前と立ち絵こそ出ているものの、2022年8月時点では彼らのパーソナリティはまだほとんど分からないと言っても過言ではない状態でした。よくオタクミームで「何も分からない」と言われますが、この場合文字通り彼らについて知っていることがほとんどありませんでした。(なぜそれで推しカプなのかと言われたら、彼らの関係とその関係に何があったのか自体は公式内で事実として描かれたものがあったからです)
そもそも片方は立ち絵で顔の半分以上が隠れています。素顔が分からない状態ですし…(2023年6月現在も未だに素顔は分かりません)
では名前を文字ったものに…と思いましたが、全く思い浮かびません。
なのでタイトルに名前やモチーフを入れることは諦めました。

彼らが所属しているのは戦争社会です。何をするにも戦争で全てが決まる。戦争に勝ったものが正義である。そういう社会です。
非常に強い縦社会で、彼らはその頂点に立ち社会を仕切る立場にありました。
なんとなくヤンキー社会みたいだな…と思っていたので、タイトルはヤンキーっぽい語呂合わせの言葉やヤンキー語(?)みたいなものをたくさん検索して頭を抱えながら考えました。

おかげでタイトルに関して「すごいタイトルだ」と言うリアクションは所々で見かけました。そう思っていただいてありがとうございます。私もそう思います。
ただ、キャラ感がまだよく分からず、おまけに場合によっては彼らの関係はまやかしのようなものだったかも…とも思っていたにも関わらず、希望的観測だけで「純愛」などと入れてしまったため(しかもイベントハッシュタグにも入れている)、書くときに恥ずかしい…違ったらマジで恥ずかしい…と思っていたのも事実です。
またタイトルが長すぎて、自分で正式名称を書いたことはほとんどありません。宣伝にご協力くださる方やお問合せをいただく際、ご丁寧に正式名称を書いてくださっているのを見て、ハワワ…(照れ)と、長いのにわざわざ…!という気持ちを抱いていました。
イベントタイトルはある程度の割り切りが必要だと思いますが、長すぎない方がいいなと当たり前の認識を後にしましたが、すでにタイトル決定・公開後だったので、後悔先に立たずとはこのこと…と思いました。

タイトルロゴを用意する

各所で使用するため、ロゴを作成しました。
仮状態でもよかったのですが、あった方が絶対にエンゲージメント時のインパクトはあると思います。

しかし私は別にデザイナーでもなんでもないので、ロゴの制作などまともにできません…。せいぜい長年培った同人誌作成スキルがある程度です。
当初は、ひとまずダサくてもいいから自分でロゴを仮で作成し、後にどなたかロゴ制作を個人で承っている方にご依頼させて頂こうかと考えていました。
しかし誰に頼もうか考えるのに疲れてしまい(こう言う時に選ぶのが苦手)、結局最後まで自分で作成したものを使いました。

ロゴデザインは別にそんなに凝らなくてもいいと思うので、既存のフリーフォントからいい感じの文字をひたすら探し、字間と文字のサイズ、配置、カラーリング、あとほんの少しの装飾でなんとかしました。
自分ではちょっとダサいくらいがいいなと思っていたので、今でもダサいなとは思いますが、まあまあ気に入っています。
ゲーム公式もちょっとダサいけどそれが逆にかっこいい…みたいなロゴをよく出してくるので(※悪口ではなく、いわゆる最新トレンドではないが、ジャンルらしさがあって良いと思っています)いいかなと。

最終的にロゴはグッズに使用する用で2種類作成しました。

メインで使用した頑張ったロゴ
のちに主にグッズにするために作った2つ目のロゴ
こういう英訳ぽいやつを考えるの好き
これは頑張って不慣れなイラレで作りました 所々変だけど許して

告知アカウントを用意する

タイトルが決まったら、いよいよ告知アカウントを準備します。
参加の如何に関わらず、まず知っていただかなければ意味がありません。
ちなみに諸々のアカウントを作成してから公開までは3週間ほど取っていたと思います。
突発的に作成して公開してしまうと、後からあれもこれも足りない…!となりがちなので、こういった企画は必ず突発的に行わず、ある程度事前に準備を済ませてから公開すべきだと思っています。

用意したアカウントはこちらになります。

  • pictSQUARE様でのイベントページ(pictSQUARE様のアカウント自体は既に所持していたものを使用)

  • Twitterアカウント

  • Privatterアカウント(Twitterアカウントで作成)

  • Googleアカウント

  • min.tアカウント(Twitterアカウントで作成)

イベントページ
言うまでもありません。
pictSQUARE様でWebオンリーをすると決めていましたので、こちらで作成いたしました。
当時はまだ他に個人で作成できて二次創作ジャンルが盛んなWebオンリー(オンラインイベント)のサービスはあまりなかったと思います。
今は他にもサービスがありますので、どのサービスをご利用されるかの選択肢は以前より広くなったと思います。

Twitterアカウント
私自身がツイ廃と言うこと、またサービス自体にさまざま思うことがあるとはいえ、他に二次創作をするオタクの間で広く使われている代替ツールがないことから、こちらの作成も必須でした。
アイコンやヘッダーも未設定のままでは印象が悪いので、作成したロゴを使用して反映します。

あとは情報解禁日を確か9/1に定めていたと思いますので、そこに合わせていくつかツイートの予約投稿をしました。

Privatterアカウント
こちらはイベントページと別にお知らせなどを掲載するために使用しました。
Webサイトを一から作るほどではないなと思っていたので、Twitter連携で作成できて、固定ページが作れるサービスであればなんでもよかったです。記事内に画像が入れられる点で選びました。
ピクスクでのイベントであれば特になくてもよかったかもしれません。

Googleアカウント
メールアドレスを専用のものにしたかったので作成しました。
Googleはドライブも付いてくるので、万が一誰かと共同作業をする場合などにも、ドライブを経由してファイルの共有ができるので便利ですし…
画像はTwitterにアップすると画質が変化してしまう場合もあるので、画質をそのままに画像の配布(主にアバター)したかったので、便利です。
既存のアカウントをそのまま使ったピクスク以外のアカウントは、基本的に全てこのメールアドレスで取得しています。

min.tアカウント
当初は作成する予定がありませんでした。
しかし最初から、イベント開始72日前からカウントダウンをすることは決めていたため、そういったツイートのまとめのために後から取得しました。

ちなみにカウントダウンお題まとめ投稿まとめ(後述)も最高なのでよければ見てください。オタク、すぐ自カプのこと最高って言う。

公開日を決める

他の大きなお知らせとなるべく被らないように…と思いましたが、こればっかりはどうにもなりません。
ある程度実現可能な日とタイミングを見て決めればいいと思います。
投稿は見る人があまりいない時間帯よりも、いわゆる宣伝のゴールデンタイムの方がいいとは思いますが、そういう時間は誰でもタイムラインの流れが早いため、なんどもセルフRTや引用RTでの周知はした方がいいと思います。
私は(多分)9/1 0:00にすると決め、告知ツイートを予約投稿した後、自身のアカウントでRTしました。

イベント開始までにやったこと

カウントダウン①

開催日までと、参加申込締切までのカウントダウンを定期的に行いました。
当ジャンルは公式が7と2に異常なこだわりを見せるジャンルのため、基本的に7と2がつくタイミング(開催まで72日、参加申込締切まで27日など)のタイミングで告知をするようにしました。
カレンダーで計算してみると、ほどよくほぼ毎月更新がある予定だったのでちょうどよかったです。
自身の原稿が落ち着く2023年2月頃までは大きな企画を動かせないことが予めわかっていたため、これは予約投稿さえしてしまえば放置できるので、コストの少ない施策でした。
この投稿の際に、どういう方を募集するかなど何度も書きましたが、効果があったかは分かりません。
創作とは漫画、イラスト、小説のみならず、キャラクターに対する萌え語りや考察も含まれると思ったのですが、なかなかこのハードルは崩せなかったです。

これは参加申し込み締め切りまで7時間2分のカウントダウン(7と2に呪われしジャンル)

こちらは開催までのカウントダウン

カウントダウン②

当ジャンルは公式で毎年2回の記念日の72日前からカウントダウンが始まります。
そんなわけで私も開催72日前からのカウントダウンはやろうと思っていました。

ただカウントダウンをするだけでは面白くないので、72個のお題を作成し、皆さんの創作のネタとして使ってもらおうと考えていました。
開催まで開催まで盛り上げることもできますし、当日の展示にはこれらのまとめを使えるので、無理なく展示作品の作成をしていただく目的がありました。もちろん、これらの作品を用いて同人誌を制作していただいても問題ありません。

この企画は一定の効果があったと思います。
専用のハッシュタグで作品をご投稿いただき、それを告知アカウントでRTすることで参加者様をご周知することができましたし、何かやっているという印象はお持ちいただくことが出来たと思います。
また、当日もこちらを展示作品として改めて拝見する楽しみもありました。

72日分の画像を用意してました…。頑張った。

ご投稿いただいた作品を自分のアカウントでRTしたあとは、必ず何かしら最低限コメントを残すように心がけました。普段恥ずかしくて感想が書けない人なので本当に頑張ったと思います。

ただ、一点残念だったなと思ったことは、投稿者がほぼ固定されてしまったことです。
元々大きな規模のジャンルてはないため、そもそも当ジャンル、当カップリングを書いている方自体が他の大きなジャンルに比べれば少ないのはあります。
このカウントダウンお題は、イベントにサークル参加しない方でも参加OKとしておりましたが、結果的にそういった方のご参加はありませんでした。
ある程度投稿者が固定されてしまったことにより、逆にそれ以外の方は入りづらい雰囲気になってしまったのかもしれません。
私としては、普段は別カプでも当カップリングを好きであればたくさんの方に参加して頂きたかったのですが…。こういうところは狭いジャンルほど難しいなと感じるところです。
上手い下手よりも、作品やカップリングへ愛情を持ってくださっていればそれでいいと思っていたのですが…。
ここは上手い改善策があればと思いますが、現状はわかりません。
私がもっとコミュ力があれば、事前に何人かは仕込んでおいた方が良かったなという気はしています。ただ、今回は皆さんには純粋な参加者でいて欲しかったのと、ご自身の創作活動の邪魔をしてはいけないという気持ちからできませんでした。

カウントダウン③

どれだけカウントダウンしてるんだよ…と思います…。

毎月1日に、各月にちなんだキャラクターのイラストを公開していきました。
9月は間に合わなかったのですが、10〜6月まで毎月やり切りました。かなり偉いと思います。

9ヶ月の歩み。1つ明らかに趣味に走ったやつがある。
顔が安定していない…途中からなぜか袋文字の色が逆転してますね なぜだろう

最初はTwitterとピクスクイベント画面のヘッダーだけだったのですが、途中からアイコンも変更しました。
定番の季節ネタや、ちょっと「え!?」と思うようなネタまで入れました。
他の作業の合間にやらなければならなかったので負担としてはそれなりにありましたが、やりきった今となってはやってよかったと思います。
これはたまたま私が絵を描く者だから出来たことではありますが、普段イラストを描かない方も、誰か協力者、賛同者を見つけて依頼することで同様のことは出来ると思います。

告知から開催まで期間があったため、変化を出すことで「この企画は停止していない」ことを主張するように心がけました。

参加型の企画

皆さんにもご参加いただき、当事者感覚を持っていただくことが目的で、参加型の企画をいくつか作成いたしました。
当初はロゴやアバター制作も募集できればと思っていましたが、ジャンル規模的に難しいと考え取りやめにしました。

カウントダウンお題
先程も書きましたカウントダウンお題は一番ご参加いただきました。
当初の想定よりたくさんご参加いただけてよかったです。ありがとうございます。
最初は自分で毎日何かイラストを出すつもりで考えていましたが、流石にそこまでは手が回りませんでした…。
それに自分が毎日書いてしまうと、「参加してる人がいるからいいや」となりかねないなとも思いますので、やらなくてよかったと思います。

アンケート
いくつか当日向けに制作するものなどを選定するにあたり、アンケートを実施いたしました。
実施したものはこちらになります。

  • アバターアンケート

  • 会場BGMアンケート

アバターは、当日使用可能なキャラクターのアバターを作成するにあたり、通常衣装(ゲーム内立ち絵を元にしたもの)の他にいくつかパターンがあったらいいなと思い実施しました。
最終的に3種類のアバターを作成しました。ちゃんと髪型も変えてたりする。こまかい。

左から立ち絵衣装、ウェディング仕様白タキシード、メイド服

会場BGMは、当ジャンル特有だと思いますが、当ジャンルでは公式ポータルサイトにて一部のゲーム内音楽が配布されております。(一部といっても、合わせると100以上あり、本当にこれを無料配布していいのか?と思います)
余談ですが、いわゆるキャラソンも含めて公式が運営するサイトでなぜか無料で聴けるので、このゲームの最高音楽をぜひ聞いてください。4周年で止まっているけど今年の12月で6周年、72ヶ月記念です。

利用規約を何度も確認し、非営利で個人的に利用する分には問題ないと判断しました。(YouTubeなどの動画にも使用しているため、私個人が限定的に企画する当イベントでの使用も問題ないと思いますが、万が一公式から直接指摘があれば使用を中止するつもりでした)
DL可能な楽曲から好きな楽曲を選んで投票していただきました。

プレイリストはイベント終了後に公開しました。

どちらの企画も参加数は多くはありませんでしたが、ご参加いただけて、とても嬉しかったです!
一人でやっていると、これは本当に人々の求めるものだろうか…??という不安に苛まれますので、こういった形でご意見いただけたのは助かりました。
私自身も今後、こういった参加型の企画にはしっかり参加していこう…と改めて思いました。

会場マップの作成

当初はアウトソーシングするつもりだったのですが、ジャンルの世界観がやや特殊な関係で、自分の想定するものをオーダーメイドするのは難しいな…と思いました。
自分で作成するつもりでいたのですが、こちらも自分の時間リソース不足で断念。
無償素材で何とかしようかと思ってもいたのですが、せっかくのお祭りですし、会場を歩き回るのが楽しい!と感じていただけるようにしたかったため、最終的には有償素材を購入し、そこに自分でアレンジを加えました。
原作の作中世界観の表現はできませんでしたが、時期的に結婚式の雰囲気にすることに違和感はありませんでしたので、早めにこの方向で決めて結果的に良かったと思います。
違う時期でも結婚式にこじつけること自体はできますが、6月以外の開催ならこうしようとは思ってなかった気がします。

参加サークルは10サークルでしたが、歩き回ってもらったり、フォトスポットを作ったりしたかったので、会場は24スペースのものを使用しました。
空き店舗スペースには、カウントダウンで作成した毎月のイラストを入れたり、キャラクターのアバターでデート気分を味わえるような撮影スポットを設置しました。
隠し要素(?)として会場背景内にもキャラクターのアバターを少しいじったものを配置していました。無事に見つけていただけてよかったです。

会場BGMと相まって、滞在するだけでも楽しい会場にすることが出来たと思います!

こっそり(?)公開 当日の会場マップ全体画像
※各サークル様の個人で設定した店舗画像は反映されていません
さりげなく自分企画のアンソロの広告を混ぜ込んでいる
入り口すぐのところに、会場内での簡単な操作方法を配置したのはよかったと思います。
(素材はピクツクル様よりお借りしました)

告知シートの作成

宣伝用の告知シートを作成しました。
今回は横向きだけ作ったんですが、スマホで見る人が多いなら縦向きの方が良かったのかな?わかりません。
これ自体はどのイベントでもわりとやってるので詳細に書くことは特にありません。

開催当日にやったこと

撮影会

当イベントは、参加に際してあまりご負担にならないように、コアタイムは特に設けていませんでした。
ですが、何もないのもな〜…と言うのと、せっかくアバターも作って、イベント会場でエフェクトが使用できるので、撮影会だけゆるくやろうと思いました。
会場直後を少し避けて21:30から中央広場で皆さんに集まっていただいて撮影会を行いました。
自分が撮影中にエフェクトを再生したり、iPadから参加していたのでチャットのお返事を打とうとするとキーボードが出てきてしまって画面が隠れることを完全に失念していた以外は、思い出を形として残せてよかったと思います。
参加するときは物理キーボードはあった方がいいな…と思いました…。
チャットのお返事、もたついてしまってすみません。

参加者様へ書き込みボードでご挨拶する

これは小規模のイベントだからできたことですが、ご参加くださった方にはそれぞれ書き込みボードを利用してご挨拶させていただきました。
やっぱりこういうイベントは参加者様があってこそですしね…。
一般参加の方にも一人一人お礼を言って回りたかったです。私が人見知りだし、いきなり話しかけられても怖いだろうからしませんが…。

また、当日展示物を出してくださった方にもなるべく感想をお伝えさせていただきました。感想!書くの!苦手!なので簡素な言葉になってしまって申し訳ないのですが、精一杯頑張りました…!

会場に寄せ書きボードを設置する

こちらはピクスクの機能で会場への設置有無を選べるのですが、設置しました。個別の店舗への書き込みは恥ずかしい〜〜と思う方でも書き込みやすいように…と思いまして。
ただ、何もしないとこれが寄せ書きボードであることはわかりづらいなと思ったので、会場マップでこれが寄せ書きボードであることと、開催期間中Twitterで寄せ書きボードのご案内をしました。
おそらく、書いていいのかな?と思ったり、存在に気づかなかった方も、案内することで書き込みやすくなったのでは…ないかな…!?と思います。

書き込みが嬉しすぎたので、後で印刷して保存しようと思います。
ありがとうございます。

開催期間中アナウンスを何度かする

私はツイ廃なのでフォロー中のツイートは一つ残らず見逃さない勢いでタイムラインを見ていますが、人によってはそれほど見ていない、あるいはフォロー数が多くて場合によっては埋もれてしまって気づかないこともあると思います。
なので、開催期間中も何度か、今開催中であることをアナウンスするように心がけました。

またその際、画像はなるべく添付するようにしました。
画像の有無でエンゲージメント数が変わるかな…?と思ったのですが、比較の対象は特にないのでわかりません…。
ただ、人によって見ている時間は異なりますので、可能な限り色々な時間帯のアナウンスは必要だったと思います。
場合によっては事前に予約ツイートをしておいてもよかったなと思ったのですが、開催までの準備に気を取られて、開催中、開催後のことまでは本当に気が回りませんでした…。

開催終了後にやったこと

アフタータグの告知

事前に考えていたのに、当日までの準備でてんやわんやで完全に告知を忘れてしまい、終了後のアナウンスになってしまいました…。
絶対事前にやっておく(せめて予約ツイートを仕込んでおく)方がいいです。

終了のご挨拶と感謝

終了時間付近は会場内に滞在し、もうすぐ終了であることと、時間になったら退出してほしい旨をお伝えさせていただきました。

また終了後はTwitterでも終了の告知とご挨拶、謝辞を掲載させていただきました。
どんなことでもそうですが、相手にやってもらって当たり前という感覚は持ちたくないので、たくさんありがとうを言いました。
大きなトラブルもなく、ありがとうとたくさん言える環境であったことも、感謝しています。

やってよかったこと

基本的に当日までに準備したものは、終わってみれば全部「やってよかったなあ」と思いました。

やろうと思ったけどやらなかったこと

イメソンアンケート

会場BGMとは別にイメソンを募集しようかな〜と思ったりもしていたのですが、会場BGMもアバターのアンケートも投票数はそれほど多くなかったので、どうかな…と思い結局やりませんでした。
私自身が最近の音楽事情に非常に疎いのもありますが…。
でも別に、数が少なくてもやってもよかったかな?という気はします。

当日ラジオ

これはイメソンアンケートとも連動するのですが、いただいたイメソンの発表をする場として、当日スペースを使ってラジオ配信(曲は流せませんが…)をしようかなと思っていました。
イメソンアンケートをやらなかったので、結果としてこちらも実施はしませんでしたが…。
やろうと思っていた時間帯に私は力尽きて倒れていたので、結果としてやらなくてよかったとは思いますが、おしゃべり相手がいればこういう企画も楽しいんじゃないかなと思います。
ただ、規模の大きいイベントだと、展示を見て回るだけでも大変だと思いますし、考え物だなという気もします。

反省点

私が一人で抱え込みがちな性格なのもあり、常に不安との戦いでした。
また何か相談したいなと思っても相手がいないため延々と苦しんでしまうことも多かったです。
絶対ではありませんが(少なくとも一人で決められるのであれば不要ですが)、相談相手としての副主催、協賛のような方がいる方が、作業分担の面も含めて楽になります。
事前に何かお手伝いできることがあれば、とお声がけ頂いてはいたのですが、私の方が恐縮してしまい、ご依頼できませんでした。
そのときは主に自分がやろうとしている画像作成周りの作業が一番重くて、それを環境面、技術面でお任せできるかどうかわからなかったこともあり、結局最後まで一人でやりました。
そのため開催直前一週間くらいずっと体調が悪かったです…。
イベント開始して、みなさんが楽しいとおっしゃっていただくのを見届けた後は、力尽きてしまい、11日の日中は本当にほぼ何もできませんでした。貧弱…。

今回、当カップリングで初めてのカップリングオンリーであるというところから、とにかくみなさんに楽しんでいただくことだけを考えてたくさん準備をしてきましたが、少し頑張りすぎてしまったかな、という気もします。
今後、他のかたがイベントを開催しようかなと思った時の要求ハードルをあげてしまうかもしれない、という気持ちはあります。
とはいえ、もっと規模の大きいジャンルで複数人で主催・運営しているものですと、更に凝ったことをされている方は多いですし、こういうのは結局人が多くなれば自ずと割ける労力も多くなっていくものなので、仕方ないかなという気もします。
今回私は自分がある程度できる範囲で最大限の力を尽くしてイベントを開催しましたが、これが「標準」だと思わず、ご自身のできる範囲でやっていただいて問題ないのだと思っていただけると嬉しいです。
少なくとも周りの人と自分を比べて「自分には力がない」とは思わないようにしていただきたいです。

また、最初の方でも書きましたが、いろんな企画へは参加する方が固定になってしまったことは、反省というよりは今後どうにか改善できないかなぁと思っている部分です。
カウントダウンお題なんかは、できればもっとハードル低く、たくさんの方に参加していただきたいな〜と思っていましたが…難しいですね…。
もし、今後こういった参加企画を見かけた際は、もちろん無理のない範囲で問題ないのですが、ぜひ積極的に参加していただけると、主催さんはとっても喜ぶと思います。
「自分なんか…」と思わずに、お願いいたします。

統計

最終的な数字はこのようになりました。
・サークル参加10サークル
 (※実際には私がこの内2スペース使っているので9サークルですが…)
・一般参加 29人
 ※サークルの方は含まれていません
累計で38名の方のご参加がありました。

私が何度か会場に入った中で、一番人が多かった時で9人くらいだったと思います。
たくさんの方のご参加をいただいて本当にありがとうございます!

また、かけた費用は会場マップ用素材を購入した分だけです。
ただ、日頃からCLIP STUDIO PAINTや絵を描く環境を整備するための投資自体はしている前提なので、ある程度そういった初期投資をしていないと、難しい部分はあるかもしれません。
(とはいえ無料で使えるソフトもありますので、必ずしもその限りではないと思います)

終わりに

以上が、今回私が自分で推しカプのカップリングWebオンリーを開催した時の記録になります。
最初は10ヶ月も先か…と思いましたが、すぎてみればあっという間でした。
これが終わったらゆっくりするぞ〜!とずっと思っていたのですが、なぜかWebオンリー当日に、アンソロ企画(成人向け)の告知を出してしまいました。
(この3週間ほど、アンソロ告知の準備とWebオンリーの準備に追われすぎてやばかったです)
結局、自分が何かをやって誰かが楽しんでくださるのが好きなんですよね…。だから同人誌も懲りずに出してしまう…お話を書くのが好き、楽しいという気持ちももちろんありますが。

今回とてもいい思い出だったので、私は次はアンソロの準備をするためイベント2回目をやろう…とはなれないのですが、もしこのイベントを引き継いで主催してくださる方がいらっしゃれば喜んでお引き渡ししますし、逆にゼロから作り上げていっていただいてもいいんじゃないかなと思います。
たかが二次創作ではあるのですが、今の自分にとっては生きる楽しみの一つですし、今後もこういう楽しい機会がまたあるといいなぁと思っています!

以上、何かのご参考になれば嬉しいです。
推しカプって…最高だ!!!!!!!!!!

あと、全人類、メギド72をよろしくお願いいたします!

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