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アタマに血がのぼる理由を考えてみた。

斉藤です。
昨日の話につながるのですが、ジーっと同じ姿勢を続けていると頭頸部の静脈がうっ血し、結果新しい血液が循環してこなくなります。
※昨日の記事はこの状態だとボーッとしてしまうという内容でした。

動脈(行き)は強いポンプ圧で頭部の顔面側と脳側に新鮮血を送り込みます。(心臓→大動脈弓→総頸動脈→内・外頸動脈)

しかし静脈(帰り)はたくさんの静脈血が頸静脈の合流点で渋滞(うっ血)を起こしやすい構造になっています。

欠陥構造なの?

頭頸部がうっ血すると血流が停滞するので、ボーッとして判断力が無くなったり、眼精疲労のように感覚器の機能低下などいくつかの弊害が起きていてもおかしくないかと思います。
これは、人体構造の欠陥なのでしょうか?

元来じーっとする事は少なかった。

例えば、コミュニケーションを考えてみます。
まず最初は会話。必ず口や体を動かさなければなりません。
そして、手紙などの文字でのコミュニケーション。必ず手を使います。
さて、現代はどうでしょう?
PCができ始めたのが1970年代半ば、メールなどが一般的に使用されるようになったのは90年代後半くらいだと思うのですが、現代ではスマホやPCをどこでも使える環境になり、データによるノンバーバルコミュニケーションの割合がかなり高くなっているはずです。
タイピングで手は使いますが疲労するような事はありませんよね?
そして、画面に集中するあまり同じ姿勢を持続することになりがちです。

そう言った生活の変化から動きの少ない生活スタイルが生まれ、うっ血が問題になってきたと考えることができます。

うっ血しやすい=○○○!?

今回書きたかったのはコチラなのです。
人間は2足歩行になり、頭がカラダの最も高いところに来てしまった。つまり、司令塔であり、あらゆるセンサーを持つ頭部まで血液を持ち上げなければならないのです。
しかし、その血液がすぐ流れ落ちてしまうのでは困りますよね。特に多くの頸静脈は静脈弁を持たず、ストンと心臓に帰還しやすくなっているといいいます。
故に頸部は細くなり、うっ血=血液量を維持するなのではないかと思うのです。
そのため自然渋滞のような状態が好ましいという見方です。

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アタマに血がのぼる人

血圧が高く頭頸部の柔軟性が少なく、動かさない場合を想定すると、先を潰したホースにどんどん水をぶち込んでいくようなものなので当然破裂したり、負荷をかけすぎたりしてしまいますよねぇ。
あくまで頭頸部の話ですが、大きく体や、顎関節を動かしてあげる習慣があると良いかもしれません。
どうしても、何かしらの作業に没頭してしまうという場合はガムを噛んだり、歌を歌ったりしてみるのも効果的だと思います。

R3/1/15H.Saito



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