猫の惑星#11 ~PLANET OF THE CATS~
ブルー(マタタビ共和国王/ロシアンブルー)は、トーマス(冒険家/ヒト)を人質にして、リリー国の出方を見ることにした。
(マタタビ共和国 宮廷内)
ブルー:
「なぜだ!?なぜ、ニンゲンがここにいるのだ。答えよ。」
トーマス:
「実は・・・私は冒険家でして、宇宙船が壊れ、この星にたどり着きました。」
ブルー:
「そうか、ではなぜリリー国と共におるのだ?」
トーマス:
「それは、私がこの惑星に不時着して、森をさまよっていた時にリリー殿に助けられたからです。」
ブルー:
「ふむ、なるほど。ではなぜ、リリー国と我が国が戦争をしているか分かるか?」
トーマス:
「いえ、そこまでは分かりません。」
ブルー:
「・・・・おい、ダークナイトはいるか!?」
ダークナイト(マタタビ共和国/黒猫):
「はい、おります。どうなされましたか?」
ブルー:
「このニンゲンを地下の牢屋へぶちこんでおけ。ただ、手荒いマネはするなよ、貴重な人質だからな。」
ダークナイト:
「かしこまりました。・・・・さぁ、こっちだ。」
ダークナイトは、地下にトーマスを運んでいってしまった。
(地下牢屋9号室)
ダークナイト:
「ここがお前の部屋だ、さぁ入れ。食事は一日一回、担当が運んでくる。変なマネはするんじゃないぞ。私の部下がすぐ駆けつけるからな。」
ダークナイトはそう言うと行ってしまった。
トーマス:
「なぜ、私がこんな目に・・・一体、何をしたというのだ?!」
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