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全部背負って強くなる

僕は格闘技をよく見ます。
格闘技って単純でものすごくわかりやすいから僕は好きです。

今日は武尊選手と皇治選手について書いてみようと思います。
格闘技に興味ない方はすみません。


動画は武尊選手がこれまでに築いてきたノックアウトシーンです。

古い順に紹介されているので武尊選手の顔付きや体付きが徐々に変化しているのがわかりやすいと思います。

そんな武尊選手の唯一の敗戦がこれ。

ドクターストップですがダウンも奪われていて完全に負け戦です。
これがプロ6戦目とかですが、この試合以後30試合ほど武尊選手の敗戦はありません。

いつの頃からか文字通り「K-1」を背負って戦う立場になっていきました。動画にはありませんが試合後のインタビューでも試合を語るだけでなくK-1を語るようになっていました。


アンディ・フグやアーネスト・ホーストら外国人選手が活躍したヘビー級の時代、魔裟斗や山本KIDが活躍したミドル級の時代を経て、今は軽量級の時代と言われていますがテレビ(地上波)の需要が当時と比較しても落ち込んでる中で、それでもK-1を広めたい武尊選手の想いは強さにも表れていると思います。

誰よりもK-1を背負って勝ち続けるという覚悟はビシビシ伝わります。


背負うことで強くなる。

間違いなくそれはあると思います。人は自分のためだけになんて戦えない。
誰かのために、何かのために戦わなきゃ強くなれない。

人間ってひとりじゃどうしようもなく弱い生き物なので。


皇治選手。
言動はチャラい系が多いし倒せる系ではありません。
ただ、倒れない。めちゃくちゃタフです。

先日、那須川天心選手と戦い完敗でしたが見ている人たちを感動させる戦いをしてくれました。
皇治選手の試合はいつもそんな感じです。


皇治選手と言えば、とにかくファンが強い。
彼は徹底してファンのために戦っているイメージがあります。
だから絶対に倒れない。

パンチもキックも相手を一発で仕留めるほどの破壊力はなく、どちらかと言うとうまく試合を運んで判定勝ちに持ち込むスタイルです。

ただ強い相手にも積極的にケンカを売って、しかも結果を出す。

ここでいう結果っていうのは勝ち負けじゃなくてエンタメとしてお客さんを喜ばせることができているということ。

格闘技にしても勝つことが一番ではなく顧客満足度が一番だと思います。


武尊選手と皇治選手は全くタイプが違いますが、背負っているものがそれぞれに有ってどちらも応援シロという点では相当大きいと思います。

格闘技にも団体の壁とかいろいろ有るようでそれが面白さを阻害するようなところも見受けられます。

皇治選手はそういう壁を何とかしたいと思ってK-1から飛び出したりしている背景もあります。

面白くしたいという純粋な思いは通じてほしいですね。

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