いざシナジーマップを描くとなるとなかなか難しいけれど

西野さんがシナジーマップについて語られることがある。たしかに!と思うので自分でも描いてみるのだけれどなかなか上手く描けないものだ。

同じように思われる方も多いんじゃないだろうか。

うまく描けない理由には目的が曖昧だとかデザインが良くないとかいろんな理由があると思う。
おそらくマップを描くこと自体はそんなに難しくない。
何が難しいのか?ひとつには自分の行動の全てがマップに反映できていないということだと思う。

厳しい言い方をすると自分の行動に意味合いを持たせることが出来ていないということになる。

シナジーマップにはいろんな矢印が引かれる。
その矢印が自分の行動を意義付けするわけなのだが、書いているうちに意義付けされない自分の行動が色々と出てくる。

というように多くの場合は矢印を引くことに出来ない自分の行動があるから途中で書けなくなってしまうということだと思う。


「映画 えんとつ町のプペル」で西野さんと一緒に仕事をされた木村さんの話の中でこんな表現がある。

仕事以外の話で雑談をしているのを一度も見たことがない事。無駄が1ミリも無い

なんとなくはわかってはいるけどそういうことなんだろう。

イメージで言うと芯がブレてないということだと思う。
つまりすべての言動が意味のある事であり、それが西野さんのやりたいことに確実につながっているということ。


普通のサラリーマンは会社の考え方にある程度同調しながら行動するので自分のオリジナリティというものを出しにくいし、オリジナリティを表現しすぎると軋轢を生むケースも多い。

ではどうするのか。
ここでデザインという話が出てくると思う。
例えばなんだか理不尽でよくわからない業務をしていたとしても、その捉え方とか気の持ち方なんだろう。

こじつけでもなんでもいい、これをすることで将来の○○の役に立つ、とか。もちろんそんな綺麗ごとばかりで済まされることばかりではないだろうけれど、気の持ちようで何とかデザインできるものもあると思う。


そうしてシナジーマップを描ききってしまうと自分のやっていることに意味が持てる。これがすごく大事だと思う。
とりあえず稼ぐだけのために働くよりは働き甲斐があるはず。


そしてシナジーマップには続きがある。
マップはあくまでも平面的だけど、これを立体的にしていく必要がある。

時代の流れや自分の年齢をある程度取り込んだり予測したりしながら縦軸を形成していく。つまりそれが人生設計であったり、西野さんの言われる300年続くエンタメになっていく。

世界線を予測するみたいなことなのかもしれない。


ムダのない行動なんて突然できるものでもない。
でも意識すればそこに近づくことはできる。
自分の行動の意味を確かめる意味でもシナジーマップは描いてみたほうがいいと思う。

あまり難しく考えず、また仕事に限らず、自分のやりたいことと実際やっていることみたいなものを書き出してみるのもいいと思う。



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