再入院
先月退院した細君は完全に回復したという状態ではなかった。
担当医の所見としては血液の数値や本人の顔色等を見てこのまま治癒するだろうという判断をされたのだろう。本人が強く希望したこともあって、退院という結論に至った。
ただ、帰宅してしばらくしても通常食が受け入れられない細君を見ながらおそらくこの判断は正しくなかったんだろうとなんとなく思っていた。
誤診とかそんな大袈裟なものではない、実際の生活を観察することなく、数値と患者の希望だけで判断してしまうとそうなるんだろうと思った。
症状をある程度具体的に言うと腸が閉塞しているような状態で、先月の入院当初は血液検査の数値で見ても炎症を起こしていることが分かりCTスキャンの状態もよろしくなかった。結果、即入院ということになった。
本来ならこの入院中に内視鏡検査をする予定だったのだが腸の腫れが引かず、内視鏡検査自体は実施したが患部に到達することができていない。
結局患部に到達する前に数値が正常値に下がったことが退院の決め手となり、先月の中旬に自宅に戻った。
その後、7月に入って通院して状態が改善していないことを確認されて、CTスキャンを再度実施。あらためて内視鏡検査を実施したいため入院ということになった。
実際、土曜日に細君を病院に連れて行ってきたがその際にも血液検査を実施して数値を確認したところ、どれも問題のない状態だった。
ただしCTスキャンの画像を見る限りはいい状態ではない。
問題は正直色々あるようにも見えるのだが、とりあえず改善する必要があるものとして腸が閉塞気味であるためこれを改善(切除)する方向で考えたいというのが今回の方針。
で、炎症がおさまっているのも関わらず便通が悪いことから腸にポリープ的なものがあるのかその他の理由で便通を阻害しているものがあるため内視鏡検査でとにかくそれを確認するというのが今回のミッション。
いわゆる検査入院のようなものだが阻害しているものが良性なのか悪性なのかによって対応が変わるし、たとえ良性であったとしてもこのまま便通を阻害し続けるようなものであれば切除する必要があるし。
もう2か月ほど普通食が食べられないような状態なので細君もかなりこたえているようだが、相変わらず入院したくない、普通のご飯食べたいを繰り返している。
ただ、そうも言ってられないので今日から入院することになった。
実際に入院するとなるとああだこうだと思い出したかのように理由を作り出す細君。主には子供のことを理由にするのだがどれも今すぐしなければならないような問題ではない。
また、入院が決まると掃除したり整理したりあれこれあることを増やす。
「これやっとかないと子供がしんどい思いするから・・・」
言ってることは理解できるんだけど、過保護でもあり甘えを助長する部分もある。
細君は自分本位かもしれないけれど細君なりに子供の心配を具体的にしているのはよくわかった。
ただ、根底に入院したくない思いが透けて見えるだけに「うーん…」と言わざるを得ないのだが。。
今回は一旦検査だけの予定で数日のみの入院予定となっている。
結果が出るのがどのみち1週間から10日とかかかるのでそこまでの入院には耐えられないだろうというのを担当医も僕も共通認識として持っている。
という感じで僕は幾分慌ただしい日々を過ごしています。
みなさんも体調はしっかり管理してくださいね。
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