残しておきたい想い
西野さんの短期集中連載が更新された。
使い古された言葉だけど出会いがあれば別れもある。
でも誰かの心に残り続ける限り人は死なない。
今回はそんな話だった。
僕は従業員の数が多い工場で長期間働いているので知人との別れはそう珍しいことではない。
ただ同世代や年下の一緒に働いていた人の死に直面すると人はいつか死ぬという事を実感する。
僕は今の会社で社員になる前、下請け会社の契約社員だった。
当時から仕事を任されていたのだが、任せてくれていたのが悪人面の責任者だった。「親分」とかよばれてたなぁ。
実際、すぐ頭に血が上る感じの人だけど親分肌でその人の下にいることで僕たちは安心して仕事ができた。
しばらくして異動になったんだけど、ほどなく体調を崩されて長期休暇。
それから一度は回復して職場復帰されたけど、ある朝訃報が飛んできた。
仕事は教わらなかったけど責任者としての腹のくくり方はその人を見て覚えた。
腹を括ることで色々吹っ切れることもあるし、感謝しかない。
通夜に行って別れを告げた後に大泣きした。
赤の他人のことで泣ける自分に驚いたほどに。
人は二度死ぬと言われる。
もう5年以上経つけど今でもその人が残してくれたデータを使うことがある。
今でも時々思い出す。
人は歴史の出来事としてではなく、想いの中に残り続けるものだと思う。
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【追記】
余談だが、このヒルルクの表情が故人によく似ている。
ワンピース16巻より(ヒルルク)
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