学生時代の写真を見つけてしまった話
2013年に買ったMacBookがある。
普段は会社のPCを使っているけど、いま産休中なのでパソコンがなく、ちょっとした用事を済ますためにこの古いパソコンを開いた。
なんの気なしに、写真を開いてしまった。
そしたら、2013〜17年あたりの、学生時代に撮った写真がわっさわっさ出てきた。
当時使っていたカメラの写真から、携帯に収められてた画像まであって、それはそれはすごい量だったのだけど、中身がまぁすごかった。笑
友達と別れた当時の恋人とのラブラブショットとか、留学中の冷蔵庫の中身の写真とか、とにかくエモすぎる写真もあったし、
酔い潰れつつ力を振り絞って撮ったような自撮りとか、もんちゃんとのイタリア旅行中に撮った謎にモデル歩き決めてる動画とか、恥ずかしくて目も当てられないようなものもたくさん。笑
総じて、色々な意味でとっ散らかっているものが多かった。若い日々ってこんなにとっ散らかっているものなのだろうか。当時は気が付かなかったけど、相当とっ散らかっている。とっ散らかるという表現しか当てはまらない。笑
普段学生時代のことを思い返すことはほとんどしてこなかったのだけど、そうだそうだ、こんなことあったなぁ、と埃をかぶっていた過去の記憶たちがするすると蘇ってきた。
友達、酒、タバコ、音楽、ファッション、映画、旅、バイト。
毎晩毎晩、とりあえず街に出て、誰かに連絡して、その誰かの友達も一緒になって、飲んで、たむろして、また場所を変えて、飲んで、たむろして。
そうやって有り余った時間をなんとかみんなで潰す。思い返せば本当にそんな感じの5年間だった。
サークルとか、学生旅とか、ゼミ飲み、的ないわゆる学生らしいというか、学生イベント的な過ごし方は全くしなかった。
思い返せば頑張ったこともろくにないし、とにかく怠惰で行き当たりばったりの暇潰し無限ループな日々だったけど、最高な学生時代の過ごし方したなと今頃になって、誇らしくさえ思う。
学生時代以来疎遠になってる友達もいるし、あの頃の関心ごとやチャレンジしようとしてた事をすっかり忘れたりもしてるけど、まぁそれはそれでいいか。
あの瞬間を共有した人がいたこと、あの時代わたしにインスピレーションを与えたものがあったこと、それが今となってはありがたい限りだと、ただただ思うのであった
となりで写真見ながら、「かんちゃんも顔変わったねーー」ってもんちゃんが言っていた。
どう変わった?って聞いたら、
「目つきかなぁ?パッパラパーじゃなくなった」
だって笑
たしかにそうかもね。笑
真面目になったのかな。側から見れば、つまらなくなったのかもしれないな。いろいろ経験しすぎたかな。笑
でも結局どっちもありだろう。
そして、写真の中でも、とくに旅の写真を見て、自分がどれだけ旅(とくに一人旅や自然の中に出向いた旅)に、心動かされてきたかを思い出したので
「わたし今死ぬとして、頭に浮かぶ思い出は旅の光景だな」
と言ったら、
「かんちゃんは昔からそう言うよね。旅もっとしな」ともんちゃん。
昔から言ってたらしい。
そんなことなら、もっと旅してあげないと自分の人生のために、
と思いました。
もんちゃんが昔からよく言う、「人生は結局のところ、壮大な暇潰しなんだ」ってことばがある。
昔はあんまりピンとこなかったけど、
今ならほんとにそうだなって思う。
何か目標のために一生懸命に努力したり、悩んだり、日々の生活に悪戦苦闘したり、それはそれでいいんだけど、全ては壮大な暇つぶしのためにやってることなんだ、と思えば、自ずと優先順位がきまったり、気が楽になったり、自分が楽しいと思うことを選んでいけるだろうな。
話がずいぶん脱線したが、昔の写真を見ていろいろ思いが巡った夜でした。のはなし。
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