love bite制作裏話

19/1/20の朝方にて、nyankobrq(にゃんこびーあーるきゅー)&ワニのヤカの雑談配信が行われた。
同21時現在で限定公開となっており、「アーカイブは残さない」とのことだったので殆ど書き起こしだけどまとめておこうと思う。
(追記:翌日、改めて確認したところ配信アーカイブは非公開となっていた。念の為書き残しておく)

love bite

制作はnyankobrqが主導だった

nyankobrq「先に歌詞を書いたのは僕なんですよね。その後にヤカさんに歌詞結構書いちゃいました……って前半部分のバースをお願いした感じで」
ヤカ「そうそう、それでサビ貰って。すぐラップパート貰ったんですよね、僕が」
nyankobrq「サビだけ作って、曲作って、僕が先に録音までしちゃってて。で、曲として送って。お互いラップパート書きましょうってところになったんですけど。ヤカさんが送ってくるまでに僕が後半も書ききっちゃってて、予定してた雰囲気と違ってちょっと変わった感じに仕上げちゃいましたーって送って」
ヤカ「(サビを送られて)なんかこうこのサビ書けないなーって思いましたねー。童謡ちっくっていうか可愛い感じじゃないですか。なのに急に暗くなるみたいな」

『傷つかずに僕らは飛べるさ』

ヤカ「先にnyankoさんの歌詞があったから、そこで僕が引用した」

『まんがタイムきらら ごちうさ 傷つかずに僕らは飛べるさ』に対して
『MP削って僕がベホマ出せば 傷つかずに僕らは飛べるさ』と踏んだ。

nyankobrq「ヤカさんの歌詞って結構フローとかの引用が多いって話をしたいって思ってるのかなって思ってて」
ヤカ「ああそうそうそう!動画とかにしたいなーとか思ってたり」
nyankobrq「ヤカさんから歌詞できましたーって送られてきたと同時にDMで『ネタ解説しましょうか?』って来てて、説明したがりだなって」
ヤカ「違くて違くて!どういう意味っすか?って後から聞かれると悪いかなって思って。もし聞きたければお伝えしますんで~…っていう」
nyankobrq「でも、自分の歌詞逐一説明出来るのもすごいですよね」
ヤカ「いやほら、殆どパクリとかみたいなもんだしさぁ」
nyankobrq「僕とか、『ポケモンカードって何?』とか言われたら困っちゃう」
ヤカ「いやまあ聞いちゃいましたけどね(笑)ポケモンカードとかエスターとか」

nyankobrq「でもこの部分って、僕的には結構ナードなイメージで書いたんですよね。そのまま誰も人が死なない凄い悲しい事件も起こらない日常系漫画が僕らは好きなんだ、みたいな。でもその辺説明しなかったから、ヤカさん的にはゲームの話がしたかったんですよね?」
ヤカ「っていうのもありつつ、結局安全圏にいる、みたいな。無理しない立場にいたいみたいなイメージ」

『我々間食系男子はなし?』

nyankobrq「僕が先に歌詞書いたんですけど、『アイスが主食の黒猫』に対してヤカさんの方もドーナツの話で合わせてくれて、勝手に作っちゃってやばいなって思ってたのに一生作った感じを出してくれて」
ヤカ「確かにこの話を聞いた後に見ると、ネコ→ワニの順番の歌詞っぽいんだよね。本当には後に来るべきなんだけど」
nyankobrq「ごめんそこまで考えてなかった(笑)」
ヤカ「それ言わなきゃいいのに(笑)」

『リリック 書くの無理 Lil Pump になれない』

ヤカ「これあとで動画にするかもしんないけど、これほら、やってくださいよ。トリガー」
nyankobrq「僕がにじさんじのトリガーに向けて書いた曲のフローをそのまま持ってきたっていう。歌いませんけど。」

nyankobrq / トリガー

ヤカ「じゃあ僕がやりますから、歌詞を」
nyankobrq「それも嫌です!」

ヤカ「nyankoさんのラップからパクリたくて、それで一番耳に残ったのがトリガーで。そこから頂こうと思ったんだよね」

ヤカ「『めちゃ危機 do you love me?』っていうのも、Drakeの”Kiki, do you love me?”から取ったんだけど」

Drake / KIKI DO YOU LOVE ME

BL用語をちょっと使いたかった

ヤカ「そういえば『相棒が猫ならばたちが悪い』この歌詞よくOKしたなあって思った。BLネタだから、全部」

ヤカ「BL用語をこう、面白く取り入れたくて。僕スーパーダーリンって言葉が凄い好きで」
nyankobrq「だからなのかと思ってた。Twitterで『曲作ります』ってリプに対して『頑張って』って返したら『がんばりゅ』とか帰ってきたし(笑)」
ヤカ「それは関係ないじゃん!(笑)」

ヤカ「スーパーダーリンって言葉がすげえ強いなって思ってて。ダーリンって言葉自体男性に対して使われることが多いじゃないですか。ダーリンは男でハニーは女、みたいな。でもアイマスの星井美希ちゃんがハニーってPに言うみたいにどっちも使えるはずなんだけど、やっぱり固定概念的なところがある。そこに違和感があるんだよね。そんな中で”ダーリン”って言葉が好きで、スーパーダーリンって言葉を聞いたときになんかすげえ面白くて。スーパーダーリンの意味が完璧男って感じなんだけど、それを真逆に使いたかった。『もう何もしたくないんだよ!』みたいな」
ヤカ「これOKって言われてよくOKって言ったなって」
nyankobrq「まあ音楽の中なら表現は自由なんで」

K-POPからのオマージュ

ヤカ「『Just Like てぇてぇ』ってフレーズ、K-POPの……なんだっけ」
nyankobrq「ああ、TWICE?」
ヤカ「あ、そうそうTWICE。自分の曲で使おうかなって思ってたんだけど、ここで使っちゃった。」

TWICE / TT

nyankobrq「まあまた使ってもいいんじゃない」
ヤカ「またいつか、使おうと思います。3年後くらい」

ヤカ「で、『ミスったの~』っていうのがK/DAのPOP/STARSのフローからパクリ。あれ絶対忘れらんないよね。凄い。みんなにも聞いてほしい」

K/DA / POP/STARS

『WE wanna be POP/STARS or 手元のChip Star 』

コメント「WE wanna be POP/STARSっていうのは平井堅のPOPSTARから?」
ヤカ「そうそう。それを曲のタイトルのPOP/STARSにした感じ。それですげえ有名で君から手を出してもらえるようなヒーローかチップスターみたいに簡単につまんでくれるような男か、どっちかになりたいよ、みたいな。(中途半端で)手も出して貰えないじゃんっていうか、そういう歌詞」
nyankobrq「でもその前にBLネタ挟んでるからこう……」
ヤカ「なんないなんないなんない!(笑)全然意識してなかった!(笑)『アタシもっと肉食がいい』ってところで女性を意識してたよ!(笑)」

ヤカ「イメージ的には合コンとかで、チャラいヤツが『俺どうよ?』みたいに聞くじゃないですか。そのノリで。いやまあ僕らにはないんだけど。そういうノリで、ワニネコがフラれてる感じ。そういう中途半端な奴らでございやす、みたいなね」

『能あるワニは下の歯を隠す』

nyankobrq「ここ好きです!このフレーズ一番歌いたくなってヤカさんの前で突然歌っちゃう。なんの脈絡もなく」
ヤカ「ボリューム2倍で歌っちゃう(笑)」

『フリースタイルの誘い全部Noにしてる』

ヤカ「すごいねー。このぶっちゃけ(笑)」
nyankobrq「この話前したけど。ラップのパフォーマンス=フリースタイルみたいになっちゃってるところもあって。フリースタイルをやりたいわけじゃなくて曲としてラップをしたいんだけど、ラップやってるとフリースタイル出来るでしょみたいなフリ困っちゃう」
ヤカ「あ~、あるある。まあでも気持ちはめちゃめちゃ分かっちゃうんだけどね。単純に下手だから出来ないんだけど」

『ドラゴのキバ』

ヤカ「牙にちなんだ歌詞が多いからこのフレーズめちゃめちゃ使いたかった。マザー3の重要アイテムなんすよ」
nyankobrq「あー、そうなんだ。ドラクエかと思ってた」
ヤカ「序盤の敵で、このアイテムがないとめちゃめちゃダメージが通らなくて。自分自身の牙でダメージが通るようになっちゃうっていうのが面白いなーって。自分自身で傷つけてるっていうか、そうするとフリースタイル断ってる自分たちに被っちゃうな……と。後付なんですけど。今思い付きました」
nyankobrq「でも後付ってよくありますよね。話してて『あ、これ使える』みたいな」
ヤカ「あるねー。世界の展開って感じ(笑)」
nyankobrq「これこそがフリースタイルなのかも……(笑)」

『アイスが主食の黒猫』

ヤカ「やっぱりアイス好きなの?」
nyanko「大好きですよ。抹茶系が好き、トルコアイスも好き。コーンかカップだとカップ派だけど、サーティーワンだとコーンにしちゃう。チョコミントはアイスだからいいと思う」

nyankobrqの歌詞の作り方が凄い!

ヤカ「歌詞の切り方が凄い。小節に合わせて歌詞を作るんだけど。nyankoさんは違ってて。枠に収めるのがよくある感じなんだけど、nyankoさんのは良い意味でめちゃくちゃ」

ヤカ「『目腐ってるよ きっとみんな エスター ハマりすぎポケモンカードに散財 未来は暗い』で終わって、『かけがえないお金がない』と小節が始まる。耳だけで聞いてるとそうなるんだけど、話の内容で見てると『目腐ってるよ きっとみんな エスター』で終わって、『ハマりすぎポケモンカードに散財 未来は暗い』ってお金がない話が始まるんすよ。言葉で言うと分かりづらいから意識して聞いてみて欲しい」
nyankobrq「話の内容が急に変わるっていうか」
ヤカ「そうそう。キキキィィィー!って曲がるみたいな」
nyankobrq「僕普通に話しててもそういうことありますけど(笑)」
ヤカ「ある(笑)」

ヤカ「(ネコパートの)前半が重くて触れたくない!好きに色々考えて欲しい」

『超つまんない』『家猫』

ヤカ「動画にするときに『家猫』をどっちにするか悩んで単体で置いた。『超つまんない家猫』なのか、『家猫の野生的本能もそろそろ消え去りそう』なのか」
nyankobrq「どっちでも取れるような歌詞が多い」
ヤカ「そう、多い。いいところに置くよね。サカナクションもそういう歌詞書く気がする」

ヤカ「ちなみに『噛み合わない会話で愛想笑い』ってどっちに掛かってるの?僕は『I am 超つまんない家猫』だと思ったけど『噛み合わない会話で愛想笑いで超つまんない』とも取れるよね」
nyankobrq「でも、家猫って自由がない感じですよね」
ヤカ「あー、なるほど。そっか。家猫の気持ちとして『超つまんない』っていうのもあるんだ」
nyankobrq「どっちにしてもどれも合うかなって」
ヤカ「でもこれ外国語に訳すと出来ないよね。僕の作ったIFIFもそういう感じになっちゃってて、上手く訳せてないのかなって思ってて。僕この曲を英訳したくないし、したら答えになっちゃうから。やっぱり日本語って凄いや!」

YACA IN DA HOUSE feat. KMNZ LITA LIZ / IFIF


ヤカ「『黒猫のカラダで』をどっちに書けるかも迷った!」
nyankobrq「改行悩ませてごめんなさい」
ヤカ「いやすげえ面白かったっす。底なし沼で」
nyankobrq「なんか僕の歌詞ですごい熱くなってる(笑)」
ヤカ「なるよー!(笑)テキストで起こそうとするとわからんってなるのに歌にするとすっと入ってくる歌の凄さ」
nyankobrq「歌詞カード見てるときとそのまま聞いてるときって印象変わりますよね」
ヤカ「そう、nyankoさんの場合はそれが極端に変わる」
nyankobrq「この場合ありがとうって言えばいいのかごめんなさいって言えばいいのかわかんないですね」
ヤカ「いやなんにも言わなくていいですよ(笑)」


といった具合で終始和やかな雰囲気の配信が続いた。
今後も楽曲制作の予定があるということで二人の動向に注目していきたい。

2019.1.30追記


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