LOD計算3つ目最後 EXCLUED関数

今回は、LOD計算の3つ目の最後の関数について紹介します。


EXCLUDE関数とは

EXCLUDE関数は、INCLUDE関数の逆の意味であり、 VizのLODからLOD計算の中で指定したディメンションを除外し、Vizよりも粗い粒度で計算する関数です。

計算式

{ EXCLUDE ディメンション1, ディメンション2,・・・: 集計関数(SUM(), AVG()など)}

{ EXCLUDE [サブカテゴリ] : SUM([売上]) }

使ってみた結果

シートの列に「売上」、行に「カテゴリ」「サブカテゴリ」をおき表示させます。ここから「サブカテゴリ」を除外させるために式をつくり使っていきます。

「サブカテゴリ」を除いた「カテゴリ」単位で売上を集計したい場合には、次のEXCLUDE関数を使用します。

追加した計算フィールドを行に追加します。

ビューのLODから「サブカテゴリ」が除外され、「カテゴリ」単位で売上が集計されています。

おまけ

FIXED関数を使ってコホート分析についてです。
年ごとの売上推移を棒グラフを作成します。この場合のビューの詳細レベルは、「オーダー年」です。ここに「顧客ごとの初回購入日(年)」を作成し追加していきます。

計算式 { FIXED [顧客 Id] : MIN([オーダー日]) }

この式を「色」「ラベル」に置きます。

オーダー年ごとの売上を、ビューの詳細レベルとは異なる「顧客ごとの初回購入日」で色分けすることができました。

最後に

これまでに3つのLOD計算について紹介しました。特にFIXED関数は、汎用性が高いと思うので自分も使いこなせるようになりたいと思います。

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