RFM分析とは

今回は、RFM分析についてブログを書きたいと思います。3つの指標から顧客をグループに分けて分析する方法を、RFM分析と呼びます。多くの企業が実施している、とても有効な顧客分析方法です。ここではRFM分析について、Tableauでも使えるように紹介します。

RFM分析は、「最終購入日(Recency)」「購入頻度(Frequency)」「購入金額(Monetary)」という3つの指標で顧客をグループ分けする分析手法です。これら3つの指標の頭文字から、RFMと略して呼ばれています。

最終購入日(Recency)顧客が最後にいつ購入したのか(最終購入日からの経過時間が短い顧客を高く評価)

購入頻度(Frequency):顧客が何回購入したのか(回数の多い顧客を高く評価)

購入金額(Monetary):顧客が購入した金額合計(金額の高い顧客を高く評価)

これらの3つ数値が良い顧客は、優良顧客として扱うことができ、その顧客に合わせた商品サービスの展開をすることができます。

TableauでのRFM分析の仕方

Tableauを開くことができたら、計算フィールドで式を作っていきます。

まずRecencyから作っていきます。

計算式名: Recency(最新購入日からの日数数)
 DATEDIFF(“day”,[顧客最新購入日],{ FIXED [顧客名]:MAX([オーダー日])})

顧客最新購入日の式は下の通りです

計算式名: 顧客最新購入日
 {FIXED [顧客名]: MAX([オーダー日])}

次にFrequencyです。

計算式名: Frequency(購入頻度)
 {FIXED [顧客名]: COUNTD([オーダー Id])}

最後にMonetaryです。

計算式名: Monetary (購入金額)
 {FIXED [顧客名]: SUM([売上])}

RecencyとFrequencyの式を使い、もうひとつ式を作っていきます。

Recency順番
IF [Recency] <= 30 THEN "5 30日以下"
 ELSEIF [Recency] <= 90 THEN "4 31-90日"
 ELSEIF [Recency] <= 180 THEN "3 91-180日"
 ELSEIF [Recency] <= 365 THEN "2 181-365日"
 ELSEIF [Recency] >= 366 THEN "1 366日以上"
 END

Frequency順番
IF [Frequency] >= 21 THEN "5 21回以上"
 ELSEIF [Frequency] >= 11 THEN "4 11-20回"
 ELSEIF [Frequency] >= 6 THEN "3 6-10回"
 ELSEIF [Frequency] >= 2 THEN "2 2-5回"
 ELSE "1 1回" END

上の2つの式とMonetaryの式を使い、vizを作っていきます。






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