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データマネジメント担当者がアウトプット活動をすることで得た『自律力』

はじめに

今回は「よしむら@データマネジメント担当」人格で行っているアウトプット活動について書きます。

私がアウトプット活動をしようと心掛けたきっかけ、媒体ごとのおすすめ度の紹介、そして結果として得たことをまとめました。

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1.アウトプットを意識したきっかけ

あれはエンジニアからPdMにジョブチェンジしたときのチームのこと。
その時の上司が元証券マンであり、エンジニア上がりの若手メンバーは格好の的だったのだろう。
どんなに手を動かしても施策をして成果を出しても「それだけ?」「まだ未達なんだけどいいの?」みたいな感じの古い証券会社さながらの劇詰めをくらって精神的に病んでいた。
(今の証券会社は違うと思いますが…)

一つ思い出に残ってるエピソードはこんな感じだ。夜間に情報ベンダーの障害でトラブルになったときに横で付きっきりになられて、100回くらい留守電を入れさせられたのはまだ覚えている。

そんな感じでここにはいられないなと思って、会社辞めるか異動するか考えた時に、ここでどっちを選ぶにせよ会社に縛られない生き方しないとだめだなって思った。

個人と会社の関係性を同等にしないと交渉もできないし、弱気になる。上司に対しても自分の賃金の事が気になって強気に出れない。パワハラを受け入れてしまう。

そんな中、クソみたいな給料で働いてて結果出してたけど、結局パワハラ上司が給料上げてくれなかった。周りと比べてもありえないくらい低賃金で働いていた。

このような経験からパワハラしてる側に「うっせえばか!」って言えるメンタリズムを持たないとだめね。とかみしめた。
そのメンタリズムは自分に対する自信をつける必要があって、転職市場にでるのもそうだし、転職市場に評価を得られる自信を持つこともそう。

という事で、アウトプットをしていかないとそのうち同じようなことがあればその時は詰むなって思った。

2.わかりやすいキャリアを積む重要性

そんなこんなで子会社に異動することになり、普通に環境もスキルもマッチして活躍できた。心配していた、自分のスキルが転職しても通用するのかという事は払しょくされた。

次に思ったことは、〇〇(会社名)のよしむらさんじゃなくて、〇〇をやっているよしむらさんになっていないといけないなと。

エンジニアはOSS活動や、コミュニティ活動で会社というより、その人が凄腕であることが知れ渡っている人がいるので、目指すところはそこなのではないかと。今後の世の中は個人としての活躍が大事だと思うようになる。

ただ、PdMだと市場が成熟してきていて先人に乗っかる形になってしまい、いまから難しいなと思っていた。
例えばYouTubeも初期と比べて今は成熟していて、前提となるスキルや難易度が高いのと同じ感じである。

その後にデータマネジメント担当に役割を変えた時に、データマネジメントであれば成熟していないため、まじめにアウトプット活動に取り組んでみれば、データマネジメントをやっているよしむらさんになれるのかもしれないと思った。

相変わらず給料は上げてくれなかったこともあり、キャリアを積むためには最後のタイミングかなと思い思い切って転職することにした。

今の会社を選んだ理由の一つとして、アウトプット活動を歓迎してくれそうで、承認フローがめんどくなさそうということが大きかった。

ここまで個人としてキャリアを積むためにアウトプットするぜと書いたが、目先の課題感としてちゃんと勉強しないとなということもある。

最近はスマホに時間を奪われる仕組みがすごくて、気が付いたらスマホいじって、ゲームやっているかSNS見ているかYoutubeを見ているかになってしまう。
自分のような怠け者の人間は何か理由をつけて意図的に意識していかないとだらけてしまうので高尚な理由をつけて奮い立たせているというのも大きい。

3.データマネジメント業界を盛り上げたい

「2.わかりやすいキャリアを積む重要性」では個人の売り出しは大事って書いた。
自分はずっとITエンジニアやっていたが給料が上がっていなくて、気が付いたらIT業界の給与水準が上がっていて新卒の方が貰っているような状況になっていたから余計に課題感が強い。

給料を上げるためには業界を盛り上げるのが大事だと思っている。
職業に貴賎はないというが、職業ごとに給与水準は違って、必要とされておりスキルを持った職業は高い給与を得られるようになっている。

データサイエンティストについてはある程度定着してきているが、データマネジメントについてはやっと注目され始めてきた領域であり、このまま定着にまでこぎつけられるといいなと。

せっかくデータマネジメントのアウトプット活動をやることにしたので、自分も一人の業界人として業界を盛り上げたいなと思うようになってきた。

はじめは個人のキャリアからはじまったが、業界を盛り上げれば、業界のなかの一人である自分も回ってくるという思いをもつようになった。またチームにとっても好影響が出ると思っている。

そんなこんなでアウトプット活動をやってみたら、もともとPdMやっていたこともあり、新規事業っぽく楽しくなってきた。

会社はやるとなると守らなくちゃいけないルールが多いので、個人活動として自由にやるのは楽しくやっている。

楽しみなから業界への貢献ができて、巡り巡って個人へ戻ってこれば最高ですね。

4.自分のコンプレックスと向き合い方

アウトプットするのは、自分にはハードルが高いなと思う人が大半だと思う。

ハードルが高い要因はいくつもあると思うが、その中でも未だに自分が葛藤しているコンプレックスとの向き合い方について書く。

アウトプット活動をするとなると、少なからず他社と比較して自分のコンプレックスと向き合う必要が出てくる。例えば自分はこういう所は気になっている。

  • 話すときに冒頭「あー」とか「まあ」とか言っちゃう

  • 声が変に高くて何言っているのか聞こえないんじゃなかろうか

  • 容姿面も別に人前に出ても優れているとは思っていない

  • 技術領域においてはエンジニアには勝てない

  • 要点が上手く伝えられる資料が作れない

こういう所が腰が重くなる要因なのかなと思うが、自分はどう向き合い、どうやってモチベーションを上げ対応しているのか書きます。

戦う場所を決める

PdMじゃなくてデータマネジメントを戦う場所に選んだように、真正面に強い相手がいる場所では戦わないようにしています。

真正面に強い相手がいると、どうしても比較してしまうので、よりコンプレックスが気になってしまう。
強い相手とは正面から戦わず自分の得意領域を探してそこで戦うことで比較しなくてよい場所を探すと良い。

昨今SNSが流行っているため、強い人が見えやすくなるためつい比較しちゃうような構造になっているのかなと思う。

他人は自分の思うコンプレックスに興味ない事実を知る

人は他人と比較しちゃう性質があると思うのだけど、比較しちゃうのは他者からどう見られるのかが気になってしまうからかなと思う。
ここに注目してホントに他者は自分のコンプレックスを気にしているのか?という事に向き合う。

例えば、上記に例を挙げた声やら容姿面なんて自分が思うほど他者は気にしていないという事実を知り、それを受け入れることで向き合える。

データマネジメント業界に貢献できていると信じる

私もアウトプット活動なんて今やらなくても、自分がやらなくても別によくね。って思うことも無くはない。

アウトプットする目的を見失わなくて、自分の活動がデータマネジメント業界に少しでも役にたっている事を信じる。

アウトプットすると少ない数ながらも見てくれる人はいて、ちゃんと役に立っているんだという事を認識して、重い腰を上げる。

外堀から埋める

アウトプット活動なんて仕事とは違って外圧が無いいつやってもいいこと、だからこそ内圧を高める事を心がけている。

自分との約束で月に1回はnoteを書くと決めたり、今年中にYouTubeのDMBOK解説シリーズを作ると決めたり。

登壇なんてチャンスがあれば手を挙げると自分の中で決めているから断らないルールを決めるとか。外堀を埋めることでコンプレックスがあって嫌だなあという気持ちと戦う。

5.アウトプットをしたことで得たもの

そんなこんなで継続的にアウトプットする事を心掛け、アウトプットするようにして得たものは何だったか。

まず「3.データマネジメント業界を盛り上げたい」で書いた事はまだ得ている実感はない。
これは志かつ高みなので簡単に達成してはならないものなのかなと思っている。

データマネジメント業界への貢献は多分やっている最中はあまりわからず5年後、10年後とかに振り返ってみると、効果あったかなってわかるものだと思っているので、あまり気にしない。
5年後、10年後にはデータマネジメント業界はワシが育てたって言いたい(笑)

ということで今の段階で得た実感があることを書いていく。

日常的にアウトプットのネタを集める習慣ができた

仕事していたり、電車乗っていたり、スマホで回遊していたりするダラダラ過ごしている時に、こんな記事書くと面白そうだなって思って、ネタ帳に書くという事をやっているので、意識的に情報を集めるようになった。

意識的にできることで、だらだら過ごす受動的な時間に少しでも能動的な時間を習慣として組み込むことができているのは大きいと思う。

データマネージャーのテスト環境として

データマネージャー、データプロダクトマネージャーとして、プロダクトを作る際に、こういうマーケティングってどうなんだろう?とかこういう発信方法ってどうなんだろう?と思うことがある。
仕事でやるとなると計画作って、ステークホルダーと調整して検証を進めることになるけど、個人のアウトプット活動があれば手元で試してみることができる。

自分は同人誌をヤフーとGoogleへ広告出稿してみたことがあるのだけど、仕事でやるとなったときも個人の環境でやっていた経験があったので、前提知識として役にたった。

広範囲の情報を意識的に集めるようになる

アウトプット活動、言い方を変えると創作活動をして行くためにはもちろん専門的な知識も必要だけど、意外と使えることは周辺に転がっていたりする。
そういった情報を集めた時にアウトプットするものがないとそれで終わりだけど、アウトプットするものがあるとこういうふうに使えそうとか、使い方まで意識できるようになったと思う。

前述の通り、個人の活動のため新しいことをテスト的にサクッとできることも大きい。
経験は仕事にも活かせるので、アウトプットを意識すると使えるスキルも身につく。

最近やってみたことはこんな感じ。

  • 同人誌書くために画像生成AIを使っているので、画像生成AIを知識として理解している状態ではなく利用者として理解している状態になれる。

  • NoLangという動画生成AIが出たのだけど、動画投稿しているので使ってみて、数字を見て受け入れられているのかという状況が試せる。

  • Kindleに同人誌配信できるのかなと思ったら、自分でやってみてどうやっているのか、レベシェアの料金がいくらなのかわかる。

文章を書くことが苦ではなくなった

もともと国語が苦手で、大学時代も苦労して論文書いたような感じだったが、毎月書くことを義務としているので2000文字位であれば、さくっとやるかという気持ちになった。

おそらく、文章力が上がったのではなく、習慣にしているのでアウトプットする腰が重くなくなったというのが大きいのかもしれない。

6.まとめ

アウトプット活動についての思いや得たものをまとめました。

長々と書いてみましたが、タイトルにもあるアウトプット活動をして得たことは、『自律力』なのかと思いました。
スマホという強力なデバイスが普及して、気が付いたら自分の時間が奪われる環境が出来上がってきている。
意識的にアウトプット活動を行うことで、ただ時間が奪われるだけではなくてインプット活動にすることができているというのが良いなと思った。

あとはきっかけとなったキャリアについても、少なからずアウトプット活動が自信となっており、『自立力』も育ってきているのかもしれない。

このnoteを読んでアウトプット活動してみよっかなと思った方は是非トライしてみましょう。

いつかやると思ったあなたには「4.自分のコンプレックスと向き合い方」を読み直していただけるとモチベーション向上に一役かえるかと。

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