[AIの予想] 2021年11月中央競馬予想成績まとめ

11月も全日程でAIによる予想を行いました。今回はこの予想結果についてまとめようと思います。noteでは公表しなかった2, 3着の予想についてもまとめています。
予想noteをご購入いただいた皆様に改めてお礼申し上げます。

はじめに

以前より的中率の指標が悪かった問題について、11月上旬に原因を発見し改善しました。
11月6日(土)のレースについては改善前の予想であり、11月7日(日)のレースはモデルの改修のために配信をお休みしましたが、この日の予想も以下の統計では含めています。

期間中にnote購入いただいた皆様にはお詫び申し上げますとともに、サポートいただいた皆様も含めお礼申し上げます。

11月に使用したモデルの平均性能

11月はモデルのアップデートは上旬の改修時のみになります。noteで公開してきた予想に使用したモデルの1着予想の単勝的中率と複勝的中率の平均性能は次の通りでした。（テストデータ評価値）

• 単勝的中率：29.8～30.7%

• 1着予想馬の複勝的中率：62.7～64.9%

福島レースの成績（60レース/6日）

福島レースの的中率および回収率は以下の通りです。

的中率

単勝：13.3%
1着予想複勝：36.7%
2着予想複勝：33.3%
3着予想複勝：38.3%
予想した上位3頭の内、2頭以上が3着内に入った割合：30.0%

回収率

単勝：42.8%
1着予想複勝：65.0%
2着予想複勝：76.0%
3着予想複勝：133.0%

次のグラフは、各日ごとの回収率のグラフです。

福島レース回収率

福島ではモデル改修後も的中率は低いままでした。3着予想馬の複勝では1,000円前後の配当となることもあり、全体として3着予想馬の方が回収率が高くなる傾向となりました。
的中率の低さが気になるため後日調査することとします。

東京レースの成績（75レース/8日）

東京レースの的中率および回収率は以下の通りです。

的中率

単勝：16.0%
1着予想複勝：49.3%
2着予想複勝：46.7%
3着予想複勝：42.7%
予想した上位3頭の内、2頭以上が3着内に入った割合：46.7%

回収率

単勝：58.8%
1着予想複勝：82.5%
2着予想複勝：78.5%
3着予想複勝：75.9%

次のグラフは、各日ごとの回収率のグラフです。

東京レース回収率

東京は前月より大きく的中率を改善させることができました。回収率も1着予想馬では大きく改善されました。
改修後だけの的中率を見ると、

単勝：16.9%
1着予想複勝：55.4%
2着予想複勝：50.8%
3着予想複勝：47.7%
予想した上位3頭の内、2頭以上が3着内に入った割合：53.8%

と、複勝に関してはテスト評価値に近い値となっています。単勝の的中率が低いのが気がかりです。
予想した上位3頭の内、2頭以上が3着内に入った割合が高く、80%の日もありました。

阪神レースの成績（74レース/8日）

阪神レースの的中率および回収率は以下の通りです。

的中率

単勝：29.7%
1着予想複勝：50.0%
2着予想複勝：41.9%
3着予想複勝：36.5%
予想した上位3頭の内、2頭以上が3着内に入った割合：37.8%

回収率

単勝：90.5%
1着予想複勝：71.8%
2着予想複勝：68.2%
3着予想複勝：81.1%

次のグラフは、各日ごとの回収率のグラフです。

阪神レース回収率

阪神は唯一単勝の的中率がテスト評価値に近い結果となりました。反面、複勝の的中率が全体的に少し低めとなりました。回収率も全体的にテスト評価値より少し低く物足りない印象があります。

全レースの成績（209レース/8日）

全レースでの的中率および回収率は以下の通りです。

的中率

単勝：20.1%
1着予想複勝：45.9%
2着予想複勝：41.1%
3着予想複勝：39.2%
予想した上位3頭の内、2頭以上が3着内に入った割合：38.8%

回収率

単勝：65.5%
1着予想複勝：73.7%
2着予想複勝：74.2%
3着予想複勝：94.1%

次のグラフは、各日ごとの回収率のグラフです。

全レース回収率

モデルの改修後の的中率と回収率は以下の通りです。カッコ内は前月からの比較です。

的中率（改修後）

単勝：23.5%(+8.2)
1着予想複勝：50.3%(+15.2)
2着予想複勝：45.3%(+12.1)
3着予想複勝：43.0%(+12.1)
予想した上位3頭の内、2頭以上が3着内に入った割合：44.7%

回収率（改修後）

単勝：64.2%(-0.2)
1着予想複勝：79.9%(+6.2)
2着予想複勝：81.6%(+5.9)
3着予想複勝：89.3%(+6.2)

モデルを改修したことにより、ほとんどの指標で改善されたことが確認できます。しかし、テスト評価値と比較すると、的中率ではあと5ポイント、回収率ではあと10ポイントほど欲しい所です。
今月では特に福島レースでの的中率があまり良くなかった点が少し懸念材料として残ります。こちらについては今後調査してみようと思います。

今後の予定について

前述の調査に加え、そろそろ血統についても考慮してモデルを作成していく予定です。
最近は各種調査や検証に時間を費やされたので、今年の残りは少しでもモデルの進化に時間を使えたらと思っています。

今後とも当noteをよろしくお願い致します。