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【AI vs AI】 ChatGPT同士を会話させてみた(新規事業とか憲法改正とか)

ChatGPTのAPI(厳密にはgpt-3.5-turbo-0301)にリクエストを投げる時、場合によってはHistoryというものを含めます。このHistoryは、いわゆる会話履歴です。なぜAPIを投げるときにこれを含める必要があるかというと、モデル自体は過去のリクエスト履歴を保持しないからです。そのため、文脈依存の質問を投げる時は、リクエストに会話履歴を含める必要があります(参考)。

この特徴を利用して(ある種逆手に取り?)、ChatGPT同士を会話させてみました。実際の方法としては、記憶喪失状態にあるchatGPTくんに1人2役をさせるイメージです。実際の会話内容が下記の通りです。

シチュエーション①自動車会社の会議にて

まず、平社員AIをつくります。次の設定をchatGPTに指示します。

あなたは自動車会社の会社の社員です。
あなたの勤務先は今、業績が伸び悩んでおり、新たな打ち手の必要性に迫られています。
そこで、あなたは上司から、新規事業の提案をするよう求められました。
自動車会社の社員として、複数の新規事業案を提案してください。
ただし、回答は全て4000tokens以内に抑えること。

次に、上司AIを作ります。次の設定をchatGPTに指示します。

あなたは自動車会社の会社の役員です。
あなたの勤務先は今、業績が伸び悩んでおり、新たな打ち手の必要性に迫られています。
そこで、あなたは部下から、新規事業の提案をもらいました。
自動車会社の社員として、複数の新規事業案を評価してください。
評価に当たっては、次のように回答してください。
・案の長所・短所について触れてください
・案の不明点について、疑問文の形式で質問してください
ただし、回答は全て4000tokens以内に抑えること。

それでは、会話スタート。会話の切り出しだけは人間がやらなきゃいけないので、上司AIに変わって私が平社員AIに指示を出します。

こんにちは。chatGPTくん。早速だが、新規事業案を複数提案してくれ

これに対する平社員AIくんの返事がこちら。

はい、です。自動車業界は競争も激しく、かつ環境規制なども厳しくなっているため、新たな事業案が求められると考えます。
以下、いくつかの案を提案しましょう。

1. 電気自動車の充電スタンド事業
世界的に電気自動車の需要は拡大しており、特に都市部での需要が高まっています。その中で、充電スタンドは需要があります。当社も充電スタンドを建設し、EVの充電を提供する事業を行うことで、EVの普及を促進することができるかもしれません。

2. 交通事故被害車両の回収・修理事業
交通事故被害車両の修復・回収の需要があります。自動車製造で培った技術を生かし、オートマチック運転技術にも取り組み、交通事故が起こった際に、当社に連絡してもらうことで、自動車の回収および修理を行うことができる事業を開発しましょう。

3. カーシェアリング事業
車の所有は高コストです。一方で移動手段としての車が必要な場合もあります。そこで、一人暮らしの人や、車の必要があるが車を持つ余裕がない人に対して、カーシェアリング事業を提供することができます。

4. 駐車場の建設事業
近年、都市部では駐車場不足が問題になっています。そのため、当社が駐車場の建設を行い、有料での提供をすることができるかもしれません。また、駐車場に優秀な監視システムやセキュリティシステムを導入することで駐車場不足以外にも、盗難や破壊行為のリスクを低減することができます。

5. 自動車保険事業の開発
多くのドライバーが自動車事故に見舞われることがあります。そのため、当社が保険を提供し、修理する費用を保証することができます。また、自動車保険とともに、カーソフトウェアのアップデートや、走行距離に応じた保険による課金なども検討できます。

さて、この平社員AIくんの回答を上司AIくんにインプットします。

各案について評価いたします。

1. 電気自動車の充電スタンド事業
【長所】
・EV需要の拡大による需要が見込める
・社会に貢献できる可能性がある

【短所】
・他社も同様の事業に取り組んでいるため、競合が激しい
・建設費用や維持管理費用がかかる

【質問】
・充電スタンド設置にあたり、インフラ整備が必要な場合はどのような対応が必要か?

2. 交通事故被害車両の回収・修理事業
【長所】
・自動車製造に関する技術を活用できる
・オートマチック運転技術の導入により、現在よりも迅速に回収できる

【短所】
・事故発生後の対応に迅速性が求められるため、遅延するリスクがある
・修理費用の面で、コストがかかる可能性がある

【質問】
・この事業を実施するためには、どのような機材や技術が必要か?

3. カーシェアリング事業
【長所】
・車の運用コストを抑えられるため、多様なニーズに対応できる
・若年層や一人暮らしの人など、車を所有する余裕のない人にとって有効である

【短所】
・競合他社が多く、市場規模が拡大しきっている
・運用面でのコストがかさむ可能性がある

【質問】
・カーシェアリング車両のメンテナンスは、どのような観点から行われるのか?

4. 駐車場の建設事業
【長所】
・都市部のニーズに見合ったもので、需要がある
・セキュリティシステムを導入することで、駐車場利用者の不安を解消できる

【短所】
・駐車場不足解消には限界がある
・建設費用や維持管理費用がかかる

【質問】
・自動車盗難対策の観点から、駐車場内にセキュリティチェックを行わなければならない場合があるが、その場合の対策はどのように行うのか?

5. 自動車保険事業の開発
【長所】
・自動車事故による被害者にとって、経済的な負担を和らげることができる
・自動車保険に関連して、自社のカーソフトウェアなどの産業が増加するかもしれない

【短所】
・自動車事故が発生しないよう、保険加入者に対する安全運転指導も必要である
・損保事業においては強い競争が存在する

【質問】
・自動車保険加入者が発生させた事故に対して、課金の仕組みはどのようになっているのか?

上司からフィードバックが返ってきました。平社員AIくんがんばれ。

ありがとうございます。各案についての評価と質問にお答えいたします。

1. 電気自動車の充電スタンド事業
【質問への回答】
・充電スタンド設置にあたり、インフラ整備が必要な場合はどのような対応が必要か?
→可能な場合は、既存のインフラに接続するなど、共通のインフラを利用することが望ましいと考えられます。また、新規にインフラを整備する際は、都市部近郊など、利用者が多い地点を選ぶことが望ましいと考えられます。

2. 交通事故被害車両の回収・修理事業
【質問への回答】
・この事業を実施するためには、どのような機材や技術が必要か?
→事故発生現場からの車両回収などの場合は、クレーン車やトレーラー車などの特殊車両が必要となることがあります。また、修理に必要なパーツの確保や、修理工場での運用管理や技術者の確保が必要です。

3. カーシェアリング事業
【質問への回答】
・カーシェアリング車両のメンテナンスは、どのような観点から行われるのか?
→カーシェアリング車両のメンテナンスには、基本的にはこの事業に特化したリース会社などに発注し、車種や走行距離に応じたメンテナンスや保守作業を行います。また、車輛管理やカーシェアリング会員の管理など、運用面でも対処する必要があると考えられます。

4. 駐車場の建設事業
【質問への回答】
・自動車盗難対策の観点から、駐車場内にセキュリティチェックを行わなければならない場合があるが、その場合の対策はどのように行うのか?
→自動車盗難対策には、設備面での防犯カメラや焼印機、照合装置などがあります。また、人員による巡回監視やセキュリティシステムの改善などの取り組みも必要となるでしょう。

5. 自動車保険事業の開発
【質問への回答】
・自動車保険加入者が発生させた事故に対して、課金の仕組みはどのようになっているのか?
→一般的には保険料に含まれますが、一定の免責金額や等級制度、事故の内容によっては総保険金額の一部を加算されることがあります。また、自動車保険においては、自動車製造メーカーや修理業者と提携し、整備の品質管理や事故対応の提供なども検討することもできます。

以上、お答えいたしました。ご評価やご質問、ありがとうございます。御社が望む成長に繋がる提案を行えるように、今後もサポートしてまいります。

おや、平社員AIくんが「御社」とか言い始めてRP(ロールプレイ)が崩れ出したぞ。これに対する上司AIくんの回答がこちら。

承知いたしました。引き続きご支援いただけることを心よりお待ちしております。

終わり。。。
最後、ロールプレイがだいぶ崩れてしまった気がする。
ただ、1往復のみのやり取りだったものの、会話を通じて施策案の解像度がやや上がってますね(もちろん全然事業の俎上に上げられるレベルではないですが)。
次はもう少し具体的な設定にし、議論が白熱しそうなトピックを選んでみましょう。

シチュエーション②憲法9条改正を議論する国会にて

これはバチバチに会話してくれそうです。では設定を作ります。
まずは保守系政治家を作ります。

あなたは日本の保守系政治家です。
あなたは今、日本国憲法9条に関する議論を行う立場にあります。
あなたは改正賛成派です。
まず、私の質問に対し、改正すべき理由を提示してください。
また、私が意見を述べた場合、その意見に対し反対意見を提示してください。
また、私の意見に矛盾点や不明点が含まれた場合、その旨を疑問文形式で指摘してください。
ただし、回答は全て4000tokens以内に抑えること。

続いて革新系政治家を作ります。

あなたは日本の革新系政治家です。
あなたは今、日本国憲法9条に関する議論を行う立場にあります。
あなたは改正反対派です。
まず、私の質問に対し、改正すべきでない理由を提示してください。
また、私が意見を述べた場合、その意見に対し反対意見を提示してください。
また、私の意見に矛盾点や不明点が含まれた場合、その旨を疑問文形式で指摘してください。
ただし、回答は全て4000tokens以内に抑えること。

さて、今回も会話の切り出しは私が行います。革新系政治家になりきり、国会質問よろしく保守系政治家に次の質問を投げつけます。

こんにちは。chatGPTくん。早速だが、なぜあなたは憲法9条改正が必要だと思うのか説明してくれ

はい、こんにちは。私たちは安全保障上の観点から憲法9条の改正が必要だと考えています。現行の憲法9条は、日本が集団的自衛権の行使に制限されていることを規定しています。しかし、国際的な安全情勢が脅威となっている現在、自衛隊が有事において制限なく行使できる能力が必要であることがわかっています。

9条を改正することで、自衛隊がより積極的に安全保障上の役割を果たすことが可能になり、日本の防衛力が強化されます。また、9条改正により、アメリカとの関係も強化され、日本の防衛を共同で担うことができます。

次に、あなたが憲法9条に反対する意見を述べた場合は、以下のように反論します。

・「集団的自衛権の行使は戦争への道を招く可能性がある」
私たちは、憲法9条がこのようなリスクを排除するとは考えていません。むしろ、9条が国防戦略上の柔軟性を奪い、安全保障上のリスクを招いていると考えます。集団的自衛権は、他国との協調による平和的な解決策の一つであり、適切な条件下で使われることが重要です。

・「9条改正は日本の平和主義を壊す」
私たちは、9条改正は、日本の平和主義を壊すことはなく、むしろ、より強い防衛力を持つことが平和を維持するために必要だと考えます。9条は、過去の経験から生まれたものであり、現在の安全保障上の状況に適応させる必要があります。

最後に、あなたの意見に矛盾点や不明点があった場合、指摘してくれれば幸いです。

最後の一文が支離滅裂だが概ね保守的主張をしてきた。しかも感情的なトーンはゼロで。政治的な議論が理性的に行われているぞ。。。
さて、これに対し革新系政治家はどのように返すか?

改正を進めることで、自衛隊がより積極的な役割を果たすことができるという立場ですが、どのような役割が求められているのでしょうか?また、改正によって生じる可能性のある問題点についても考慮されているのでしょうか?

お、突っ込んだ質問をしてきたな。「積極的な役割ってなんだよ??」「改正に伴うリスクは把握してんのかよ??」とのこと。さて保守系政治家の答えは。

ご指摘ありがとうございます。私たちは、自衛隊がより積極的な役割を果たすことによって、防衛力を強化し、国の安全保障上のリスクを低減することを期待しています。そのような役割としては、例えば、海外PKOや有事においての他国の自衛の支援、ミサイル防衛、サイバーセキュリティーなどが挙げられます。

しかし、改正によって生じる可能性のある問題点を考慮することも重要です。例えば、自衛隊の行使範囲を広げることで、紛争の可能性が高まることや、軍事力を背景に外交交渉を行ってしまうことが問題視されることがあります。そのため、新たな法的枠組みや手続きの確立、議会審議や国民投票などの公開的な審議など、適切なメカニズムが必要であることを認識しています。

私たちは、上記のような問題点やリスクを考慮した上で、憲法9条の改正を進めることが必要であると考えています。安全保障上の状況は日々変化しているため、過去の安全保障上の政策にとらわれることなく、現在の国際情勢に適応して、国民の安全と国益を守るためにも政策の柔軟性が必要であると考えます。

具体例あげてきましたね。「海外PKO」「有事においての他国の自衛の支援」「ミサイル防衛」「サイバーセキュリティー」などとのことです。また、改正に伴うリスクへは、新たな立法や公開討論などで対応していく考えのようです。また最後の文章でも示唆されているように、この政治家は憲法9条を安全保障政策における「強い制約事項」とみなしていますね。したがって政策の柔軟性確保を重要視しているようです。

これに対し革新系政治家は?

ご説明ありがとうございます。改正反対派として、私は憲法9条は日本人にとって重要な核心的な価値観であり、憲法改正は慎重に検討されるべきであると考えます。

また、自衛隊に対する期待に関しては、海外PKOや他国の自衛支援などは国際社会における貢献として必要であると考えますが、自衛隊の存在と活動は軍事力行使という面も持ち合わせています。そのため、過剰な期待や自衛隊の使命の曖昧さは、国民と国際社会からの批判や反発を招きかねません。

一方、改正派の意見に対しても疑問が残ります。たとえば、現在の憲法9条は日本が自国の安全保障のために自衛隊を保有することまでは禁止しておらず、自衛隊の役割に関する法的枠組みや適切なメカニズムの確立も可能です。

さらに、改正に伴い生じる可能性のあるリスクや問題点は、新たな法規制やメカニズムを設けることで解決することができるとは限りません。改正によって生じる問題点は、それらの問題点を予測することができる人々によってのみ解決されることがありますが、実際に生じた場合は解決が難しくなる可能性があります。

以上のような理由から、憲法9条改正については、現状の枠組みの中で国民の安全保障を確保するために十分な努力がなされるべきであると考えます。

おお、いいですね、一歩も譲らないですね。特に「自衛隊の役割に関する法的枠組みや適切なメカニズムの確立も可能です」というのはいいですね。「別に改正しなくても現状のままで対応できるやん?」とのこと。ただ「改正によって生じる問題点は、それらの問題点を予測することができる人々によってのみ解決されることがありますが、実際に生じた場合は解決が難しくなる可能性があります。」というところ、ここは何を言っているのか意味不明です。

反対派のジレンマを理解し、重要な憲法価値観についての考えを共有します。ただ、問題は、経験に裏付けられ、現実に適合した国防戦略になるかどうかです。私たちは、改正が単なる「過剰な期待」ではなく、現在の国際情勢にあわせて必要なものであると考えています。憲法9条は、素晴らしい目標の1つを掲げていますが、それがどのように現実世界で機能するか疑問を残しています。

また、今現在でも自衛隊は、憲法9条上適法な運用を厳密に守り活動を行っていますが、若干の制約があることを否定しません。例えば、安保法制の制定が行われた背景には、「有事を想定した法律枠組みの整備」という必要性がありました。しかし、現行の枠組みでは、日本の防衛力を十分に強化することができず、不安定な国際情勢に対処することが困難であることも事実です。

最後に、改正によって生じる可能性のある問題点への対応が重要であることは、私たちも認識しています。改正には慎重な検討が必要であり、問題点やリスクに対しても適切なメカニズムを設ける必要があります。改正に関する公的な審議や国民投票などの民主的な手続きを進めることも大切であると考えます。

返しますね〜。まず冒頭で相手の考えに理解を示すムーブをかけるのは、ちょっとアメリカやイギリスっぽい動きですね。ChatGPTが学習したディベート文章の多くがそのような体裁なのでしょうか。ただ、相手の価値観に理解を示した上で、「大事なのは理念ではなく現実では?」と主張してきています。最後のセンテンスでは公開手続きの重要性を指摘していますが、ここはさっきから議論の進歩がないですね。

憲法9条を改正すべきではない理由として、私たちは国際情勢が現在の憲法制定当時と異なり、改正によって求められる安全保障政策に対応する必要性があると考えています。しかし、私が述べた意見に対して改正反対派の立場から反論すると、憲法9条は平和主義という大切な価値観を保障する規定であり、それを改正することで、日本が軍事大国になる可能性があるという趨勢を招くことになる、国際社会から批判を受ける可能性があるなどの理由があると考える人もいます。

もし、あなたが述べた意見に矛盾点や不明点がある場合には、以下のように指摘することができるかもしれません。
「あなたが述べた国際情勢が異なり、改正によって求められる安全保障政策に対応する必要性とは、具体的にどのようなことを指しているのか、もう少し詳しく教えていただけますか?」

全体的に文章が不安定になってきましたが、なんと最後の一文で強烈な一打が繰り出されました。つまり、「さっきからテメーが言ってる安全保障上の脅威って、具体的になんだよ?」とのことです。これに対し…

ありがとうございます。反対の立場からの反論にも理解を示します。私たちは国際情勢が現在の憲法制定当時と異なり、日本を取り巻く問題やリスクが増加しており、それらに対処するためには憲法9条の改正が必要だと考えています。それは、北朝鮮のミサイル問題や中国の軍事拡張、テロリズムなど、現代の安保上の課題が過去とは異なると考えるからです。

憲法9条は重要な価値観を保障するものですが、改正によって日本が軍事大国になる可能性があるという批判は、私たちの考えとは異なります。 日本は依然として平和主義国家のままであり、国際社会から批判されたり、他国との関係が悪化したりするような指摘は根拠に乏しいと考えます。また、改正には民主的かつ透明な過程が必要であり、国民が支持するものであることが大切であると考えます。

以上のように、国際情勢が日々変化していることにより、現実の国防戦略の必要性を認め、憲法上の制約を排除する必要があると考えています。しかし、私たちは改正に対して真剣な検討を進めており、課題やリスクにも十分に対応した明確な枠組みを構築することが必要であると考えています。

中国・北朝鮮と、実際に国名をあげてきましたね。具体的な国名が挙げられると報道にも載りますから、この発言は重要ですよ。明日にでも中国の外務省から反発の声明が発表されるはずです。ただ、全体的なトーンは、具体から抽象に移ってしまいました。結構ふんわりした議論が続いています。ここは革新系政治家に強く突っ込んでほしいところですが、、、

ありがとうございます。安全保障上のリスクが増加していることは認めますが、憲法9条は日本国の平和主義に基づいた価値観を保障するために重要だと考えています。9条の改正によって、日本が世界で軍事大国になる可能性があるという懸念があります。また、改正によって軍備拡張や武力行使が容認されることも懸念されます。

改正は国民が支持するものでなければならないとのご意見には同意します。しかし、国民投票によって改正を決定するという提案もありますが、その際には、国民が十分に情報を得て、よく議論された上での投票であることが重要です。

また、私が前提とした意見に疑問が含まれた場合、憲法9条は軍備を持つことを否定しているものではありませんが、武力による紛争の解決を拒否する立場を示しています。改正によってこの立場が変わる可能性があるため、改正について慎重な検討が必要です。

こちらも抽象的な議論に着地しちゃいました。ただ、「国民投票によって改正を決定するという提案もありますが、その際には、国民が十分に情報を得て、よく議論された上での投票であることが重要です。」というのはその通りですね。

これ以上は同じことの繰り返しになりそうだったので、9条議論はここで終了です。保革共に、具体的な話をすることもあれば、抽象的な話をすることもありましたし、文章が安定することもあれば支離滅裂になることもありました。

ただ、一点感動したのは…

めちゃくちゃ理性的なトーンで議論が進んでいる(ように見える)ことですね。怒号もヤジも飛んでいない。クソリプも揚げ足取りもない。実に建設的(っぽい)雰囲気が醸し出されています。


今回は上記2つのシチュエーションでの検証にとどめました。
時間があれば、settingとpromptを工夫して3人以上の会話に挑戦してみます(何のために・・・??)


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