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配当株で勝つ戦略を作ってみた

以前の記事で、暴落相場(コロナショック)において高配当株の成績が悪かったという傾向が見られました。
今回は、その傾向を利用して、実践的な戦略を作ってみようという企画です。

動画での解説もありますので、良ければご視聴ください。
▼▼▼画像クリックでYouTubeへ▼▼▼

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検証結果のファイルはこちら

コロナショック以降、約4ヶ月間の株価の動きをシミュレーションし、戦略(アルファ・ロングショート)の成績を確認することができます。
エクセルのソート機能を使うだけなので、ファイルを見てもらえれば使い方は分かるのではないかと思います。
不明な部分は気軽にコメントください^^
また、データの部分的な欠損やズレはあると思いますが、若干の誤差はお許しください。

また、最終的には必ず1次情報を確認してください。
このデータや記事をもとにした、如何なる損害の責任を取ることはできませんので、ご理解したうえで資料を活用してください。

検証結果

コロナショックで急落後、配当株の成績は以下のような傾向がありました。

配当ファクター_棒グラフ

グラフの左の方が高配当銘柄のグループとなります。
この内容を見て戦略を組み立ててみました。
戦略の内容は、

・高配当株を空売り
・低配当株を買い

これで、成績を確認すると以下のような結果になりました。

ロングショート

・コロナショック時でもドローダウンが10%以下
・戦略成績は15%~25%程度

急落での被弾を押さえつつ、かなりの成績が出ていますね。
正直、想像以上のパフォーマンスでした。

戦略を作る際に大切なこと

ちなみに、こういった買いと売りの合成戦略を「ロングショート戦略」なんて呼び方をしますが、ただ闇雲にポジションを建てても利益にはつながりません。
戦略を作る際に最も大切なことは、

・理にかなった仮説を立てること
・データでの裏付けを持つこと

仮説と検証、演繹と帰納、トップダウンとボトムアップ、様々な表現の仕方がありますが、戦略の作成にこの2つは欠かすことはできません。
ちなみに、今回立てた仮説は、

コロナショックが実体経済に影響を与えることで、企業は配当の維持が厳しくなるだろう

というものです。
仮説と検証、これらが両輪となって、はじめて投資・運用は成功に向かいます。

今回の内容は、「釣った魚を分け与える記事」ではなく、「魚の釣り方を紹介する記事」という意図を込めたこと、ご理解いただければ嬉しく思います^^


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