![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81819586/rectangle_large_type_2_3d403bd85cfba6659135040481b3c5fa.jpeg?width=1200)
振り返らない背中
友達を見た。
陽のあたる倉庫でだれかをまってたみたい。
「あれ?!なんで?」
「なにが?」
不思議そうな顔をして私を見返す友達に
私はうれしくて抱きついた。
それで相変わらず白くて陶器のようなほほに自分の顔をすり寄せた。
ああ、なんだ、そうか。いるんだ。
なんであんなうそを信じたんだ。
しんだなんて、うそだったんだ。
そのうちにバス停にむかってあるいていくと、
友達は来たバスにのりこんでいった。
またあえるし、
とおもったところで目が覚めた。
混乱した。
結局どっちだ?
友達は生きてたのか?
いや、ゆめか。。
今日は仕事で嫌なことがたくさんあった。
だけど、あのときバスにむかっていった友達の白い背中をおもいだすと、なぜか心が落ち着いた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?