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一口日記 vol.14

2021/10/04

いつからかネガティブにカクテルパーティー効果が発動するようになった。これは良くない傾向だと思い、いいことがあればそれを記録しておこうと思い立った。だらだらと書くのではなく一行でまとめるのがコツ。かれこれ二ヵ月ぐらいになるけど、そのほうが続けやすくて私には合っていている。最近だと、免許の更新が待たされずにスムーズにできたとかそんな些細なこと。

やってみて気が付いたのは、ネガティブなことならあれこれパッと思いつくくせに、いいことは何かあったかしらとさんざん考えなければ出てこない。案外、難しい。最初はそんな感じで空しさを感じることもあったけど、読み返してみるとそれなりにいいこともあったじゃん自分。気づけなかっただけなんだ、きっと。鈍っていたアンテナの感度をあげて、ハッピーをどんどん増やしていけたらと思う。


2021/09/02

「確かに」という言葉をよく使うようになっていて、口癖みたいになっている自分にちょっとした抵抗感みたいなものを感じる。

言葉そのものの問題ではなく、言葉の意味合いと心情のバランスが合っていないというかね。相手の言ったことに共感する言葉だけど、そこまで言えるほどの実感があって発したわけでもない時もあって、条件反射のようにたやすく言ってしまっている自分にモヤッとしてしまう。

語彙力をもっと増やそう、自分。


2021/08/29

長雨続きから打って変わって晴天が続いている。今日にいたっては、見渡した限り“一ふわ”の雲も見当たらないないほどのスカイブルー。晴天とはいえ、大抵はどこかしらに雲が浮かんでいるものなのにね。飛行機雲はすぐに消えてなくなった。夏っぽい夏空ともいえるし、晴天の秋空とも言えなくもない。雲一つない晴天というのはこういうことなのか。雲というのは思っている以上に季節感を与えていたことに気づく。猛暑がぶり返して溶けそうなほど暑い。洗濯物が爆速で乾く。

秋の雲「ふわ」と数えることにする 一ふわ二ふわ三ふわの雲 吉川宏志


2021/07/03

第5波に突入か⁈というこの時期に、新型コロナワクチンの不足が深刻化しているという。そんな中、ようやく私のところにも、新型コロナワクチンの無料クーポンが届いた。

聞いた話によると、地元のとある病院ではワクチンの確保が保障できないとして、まだ一回目の接種をしていない約120人の予約分についてキャンセルしてもらうよう連絡しているそうだ。気の毒なことではあるけど、病院側としては妥当な判断だと思う。

私はそことは別のかかりつけの病院で8月と9月に予約が取れたけど、人ごとではなくどうなるかはわからない。気になる副反応も「腕の痛みが残った」「クラッときて気分が悪くなった」「熱が出た」等いろいろ聞くけど、人それぞれなので打ってみないことにはわからない。

先ほど、五輪の「一万人観客」を断念し、首都圏会場の観客を大幅に減らすと発表された。五輪・パラリンピックは揺れに揺れていている。これもどうなるのかわからない。わからないことだらけ。オリンピックが開催される前に、少しでもワクチン接種が進んでいるといいのだけれど。


2021/06/25

シマダヤさんの「もみ打ち ごまだれ生冷し中華」が好きなんだけど、なぜかどこのスーパーにも見当たらない。今までだったら、市内にあるスーパーA店かB店には置いてあったのに、おんなじメーカーでも別商品だったりしてどこにもないのだ。

通販はしていないようなので、手に入れるには店舗で買うしかない。時期的なものでそのうち取り扱うようになるのかなと様子見していたけど、どうもその気配はなさそう。そんなわけで、おんなじシマダヤさんの別の商品を購入した。

メーカが同じなのもあっておいしかったけど、「もみ打ち ごまだれ生冷し中華」の方が胡麻の風味が少し強め。

まだ夏っぽさはあまり感じないけど、味覚のほうは一足先に夏仕様になっており、さっぱりしたものが食べたくなる。

尚早に冷やし中華をはじめたと告げられており夏をはじめる 朝倉冴希


2021/06/13

ファンとしてはぜひ読みたかった「内村光良のリーダー論」を読了。リーダーシップ、チームマネジメント、コーチング、自己マインドの4つの観点から、内村光良という人物を通して優れたリーダー像とはどういうものかを解析したのが本書。内村光良を良く知る関係者に取材を重ね、彼らの言動から紐解かれたリーダー論がコンセプトになっている。

広告マーケティングの企画・制作の仕事をしている筆者は、現場を和やかに盛り上げ、隅々にまで気を配るウッチャンの立ち振る舞いを目にして感動を覚え、それが本書を執筆するカッキケとなったようだ。長年ファンをやっている私も、画面を通じてそういた一端を度々目にし、それがウッチャンファンとなった大きな要因ともいえる。

「変わることが悪いとは言わないが、根っこの部分は変えちゃあいかん。根っこは深く張るもんたい」

以前、「life~人生に捧げるコント~」という番組内で、ウッチャンの半生をモチーフとした朝ドラ風のコントドラマ「夜の連続テレビ小説 うっちゃん」が放送された。ウッチャンをモデルとした内原てるおが主人公で、少年期、青年期、中年期の三部構成となっている。

経験が浅いうちから冠番組を持つようになり、そのプレッシャーで悩める内原青年に、留守電にてウッチャン演じる父親が檄を飛ばしたのが上記の台詞。総集編ではカットされているぐらいのワンシーンなのだけど、「理想の上司」の代名詞ともなったウッチャンの生き様がそこに集約している気がして、個人的にはとても印象に残っている。

台詞を体現し、深く深く根を張っているからこそ理想であり続けることができるのだろう。私が最も尊敬している理由であり、そのすべてが詰め込まれているような本だった。


2021/04/05

ソメイヨシノがほぼ散ってしまうと、桜色の景色が一気に初夏めいてくる。気が付けば、まだ色薄い若葉が一斉に出始め、山々も模様替えでもしたかのように若草色をしている。久しぶりの晴天だったからか。やけに目につく黄緑がまぶしくて綺麗で、気候がガラッと変わったような気がしたいつもと同じ通勤の道。今年はやはり季節が巡るのが早い。

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