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【速報】ついにアシスタントナースで永住権のスポンサーになる企業が!

少し前に「オーストラリアでアシスタントナースになれば永住権をもらえる」というツイートをしました。

この記事ではオーストラリア移住とアシスタントナースの経験があるボクから見て、このニュースを読み解いていきたいと思います。

オーストラリアでアシスタントナースになる方法」を経験者がまとめました。これから移住するあなたのお役に立てると思います。

移民局のホームページをもとにビザについて解説していますが、個人の見解ですの責任を負いかねます。正確な情報は移民局のホームページをご確認ください。またビザに関する質問にはお答えできませんのでご了承ください。


こちらのnoteではオーストラリアでアシスタントナースになるためのコツをギュッとまとめておきました。

  • 永住権スポンサー探しと、その後の動き方

  • 実習中に自分の魅力を100%伝えて就職する

  • 効率的に仕事を探す10の方法

  • パット見3秒で面接官がその気になる履歴書

他には出ていない情報を出し惜しみなく書いています。

アシスタントナースになればオーストラリアの永住権が貰える?

まずは5/4に発表されたオーストラリアで登録されている施設でアシスタントナースとして働けば永住権が貰えるというニュースが流れました。

内容としては下のような条件で永住権を申請できるとのこと。

  • IELTS5.0

  • 経験が2年以上

これらを保有した状態で政府に登録された介護施設に就職すると永住権が貰えるとのことです。

しかし、問題は企業側にとてもお金がかかるはずなので募集する企業が出てくるのか?という疑念がありました。

そこで今回のニュースが発表され、状況がまた1歩進んだという状態です。

オーストラリアで初!アシスタントナースのスポンサーになる企業が登場!

厳密にはこれまでにもスポンサーになってくれる介護施設はあったようですが、今回の制度がスタートしてからは初めての企業になります。

その施設はパースにあるCurtin Heritageという介護施設です。


海辺に面した施設でとてもいいロケーションですよね。こんなところにあれば働く人にとっても、住む人にとっても素晴らしい時間が過ごせそう。

企業としてはパースを中心に数か所しかないのでそれほど大きな規模ではありません。

しかしnon profit organisationなので税金対策的にも普通の企業で働くよりもメリットがあります。一般の介護施設で働いているボクとしては羨ましいです。

募集要項を見てみよう

企業のホームページから仕事を探すときはメニューバーの「career」から探すのが定番ですね。


Under the agreement, Curtin Heritage Living can offer non-Australian residents the opportunity to work full-time. The worker is offered employment on exactly the same pay and conditions as Australian workers.

Curtin Heritage

求人のページによると、概要は

  • フルタイムで働ける

  • スポンサーをしない他の人たちと全く同じ条件で働ける

オーストラリアでフルタイムとは2週間で76時間働くことになっており、1日に換算すると約7.6時間で週5日働くということ。

もちろんシフト制なので変動はありますが、しっかりと病欠や有給がついてきます。この辺の整った労働環境は日本より優れていますよね。

焦点のビザをもらう条件は?

この会社に採用されると永住権がもらえるというのが1番の魅力ですが、どのような過程を経るのか見てみましょう。再び募集要項を見てみます。

There are two ways of entering the program
Employee Nomination Scheme (ENS) – Labour Agreement (subclass 186)
Temporary Skill Shortage (TSS) – Labour Agreement (subclass 482)

Employer Nomination Scheme (subclass 186)

この制度では永住権を狙える方法は2通りあって、直接186ビザ(永住権)が貰えるものと、482ビザ(一時ビザ)を介して永住権に申請できる方法があります。

Employee Nomination Scheme (ENS) – Labour Agreement (subclass 186)とは何でしょうか?ボクもビザの専門家ではないのでチェックしてみました。

186ビザとはよくあるスポンサービザというものです。スポーツ選手が海外移籍する場合など似たようなタイプのビザによって滞在しているはずです。

例えば大谷選手はアメリカで野球選手として活躍していますが、所属球団のエンゼルスがビザのスポンサーをして、政府からビザを得ています。(たぶん)

2年間の経験があればこのポジションに応募できるので既にオーストラリアでアシスタントナースとして働いている人にとってはかなり有利ですよね。

ちなみに日本で介護士の経験がある場合はどうなんでしょう?もし可能なら日本人にとっても移住のチャンスはググっと高まります。

費用は$4,115(約36万円)となっていますが他のスポンサービザをもらっている人に聞くとこの費用は企業側が支払うというルールになっているようです。

また申請から1年以内にほとんどのケースで永住権が貰えるようです。

25% of applications: 4 Months
50% of applications: 9 Months
75% of applications: 10 Months
90% of applications: 11 Months

Temporary Skill Shortage visa (subclass 482)

Temporary Skill Shortage (TSS) – Labour Agreement (subclass 482)

482ビザはオーストラリアで最長4年間働ける一時的なビザです。ここから永住権を優先的に申請できるようになるとのこと。

つまりアシスタントナースとして2年間の経験がなくても482ビザを取って、素早く永住権をもらえるということになります。

費用は$2,770(約25万円)

25% of applications: 15 Days
50% of applications: 42 Days
75% of applications: 74 Days
90% of applications: 5 Months

こちらは182ビザと違って半年でほとんどのビザが下りているようですね。しかしそこから永住権の申請が必要となると時間は更にかかります。

募集要項を見た疑問点と注意点

今回の募集要項を見て沸いた疑問と、これまでの経験から「ここは注意しておかないと後々やっかいなことになりそう」と思ったことがあったので紹介しておきます。

本当にビザは確約されている?

これまでの経験からいうと、オーストラリアで新しいルールができて何かが始まるとき、最初に参加する人は準備が整っておらず、かなり困惑することがあります。

ボクも施設のマネジメントコースができたので申請してみたけど、全く何もプロジェクトが進まないという経験がありました。(何で募集したんや…)

応募する人には「困難が待ち構えているもの」として進めていけるだけの強さや柔軟性が必要かもしれません。

競争率はとても高いはず

応募は殺到すると思います。日本だけでなくて世界中のビザが欲しい人やそれをサポートする留学エージェントなどが注目しているでしょう。

その中で英語を話せないとか、介護士の経験がない人がこれから始める人たちにとっては永住権をとるのは至難の業だと思います。それほどオーストラリアには永住権を欲しがってる移民は多いということです。

日本での経験が生かされるのであれば日本人にもチャンスはあると思いますが、それについては書かれていません。これからオーストラリア移住をしたい人にとっては気になることでしょう。

求められる能力などの記載がない

この募集文をみたときに感じた違和感は「必要とされる人材について記載されていない」ことでした。

普通は求人欄にはどういう人が求められているかが書いてるのにこちらのものにはありません。

注目度が高く人が殺到すると人選にはとても時間がかかります。そのためにいい人材を見つけるためには細やかな募集条件を付けておいた方がいいはずなんですが…

応募する側としてみれば必要とされるスキルなどを読み取って履歴書を作成していきますが、それができないので目立つための工夫が大切になりますね。ボクならこの会社の理念や、似たようなポジションから渾身の履歴書を作りだすと思います。

働く期間に縛りはあるの?

スマホやサブスクを契約する前に気になることの1つは「縛り期間があるのか?」ということですよね。

このニュースに関しても同じように、もしこの介護施設で働けた場合「どのくらい働き続けるのか」は個人的にかなり気になります。

ビザが貰えたからと言って好きな場所に移動されてはこの施設にとっては大損害。なんらかの縛りはあるはずです。

途中で嫌になってもビザをキャンセルされるから仕事を辞めれない、引っ越しできない状態が何十年も続くという事態は避けたいですから。

このあたりの情報は採用の段階が進んでから具体的に話されることになるんでしょう。

オーストラリアでアシスタントナースになるため3つの準備

「永住権がもらえるならオーストラリアでアシスタントナースになってみようかな。でも今から何をしたらいいかわからない。」という方にこれからおすすめすることは下の3つです。

  • 英語

  • 貯金

  • 情報収集

今回解説した永住権をとるためのビザに必要な英語力はIELTS5.0です。実際にアシスタントナースの学校に通うにはIELTS5.5が必要なので、これから学校に通って資格をとる方にはIELTS5.5がしばらくの目標になります。

このIELTS5.5という目標は決して不可能な目標ではありません。もちろん簡単ではありませんが、時間と労力をかければ達成可能ですのでぜひチャレンジしてみてください。

貯金も忘れてはいけません。資格学校に通って仕事を見つけるまでの生活費などは余裕をもって貯金しておくことを強く強くおすすめします。「バイトをしてて英語や学校の課題ができない…」なんてことになれば本末転倒ですよね。残高の余裕は心の余裕です。

情報収集は海外移住でもっとも大切な工程の1つです。手続きは留学エージェントにすべてお任せすることもできますが、やはり情報は自分でちゃんと確認しておかないと思わぬところに落とし穴があるもの。最終的な判断は全て自分にかかってくるのでネット上の情報を鵜呑みにせず自分の目で情報元を確認するクセをつけたいですね。

アシスタントナースでスポンサービザが貰える企業が遂に登場

Curtin Heritageというオーストラリアのパースにある介護施設でスポンサービザの申請ができるポジションの募集が開始されたというニュースを解説してきました。

現時点では詳細な情報はそれほどありませんが、今後どのような続報が出てくるかはオーストラリア移住を考えている人にとって重要になってきます。

  • 英語

  • 貯金

  • 情報収集

これからオーストラリアでアシスタントナースになりたい人にとってはこれらの積み重ねがとても大切です。

アシスタントナースに必要なすべての情報をまとめた記事を書きましたので参考にして下さい。


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