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数のぬま

先週末、息子と一緒に市の図書館へ出かけた。目的は息子の絵本や図鑑を借りる事だったのだけどおすすめコーナーに置いてあった一冊の小説に目がとまり借りて帰った。

さっそく読んだ。実に真剣に楽しく読めた。その小説は数字が物語りのキモになっていて数字がもつ魅力に圧倒された。

中学生の時のわたしは数学が好きだった。問題を解いている時間そして解答にたどり着いた時の達成感は気持ちがいい。解答までの計算の後も歩いてきた道を見返すように噛み締めていた。真っ直ぐゴールまで行けたこともあるし、途中でつまずいたけどなんとかたどり着いたり、遠回りをしたりと、これを解答のあとに遡ることが出来るのがわたしに合っていたのだと思う。

しかし、高校生になったわたしはレベルの上がった数学に躓きそのまま起きようもせず面白いと思う気持ちも忘れていってしまった。

そして、そのままここまで来た。が、この本に出会い中学生ときの夢中になって問題を解いていたあの記憶がフラッシュバックした。忘れていた感覚を思い出したうえで数学を学びなおしたいと強く思っている。

数字は不思議で深くて面白い!

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