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プロ野球をラジオ中継で聞くわけ

プロ野球をあえてラジオ中継で聴くことがある。東海地方の出身で今も東海地方に住んでいる聴くのはもっぱらドラゴンズ戦だ。ラジオ中継は基本的には実況をするアナウンサーと解説をする元ドラゴンズ選手のコンビで放送されている。ラジオ中継は音だけで情報を得ることになる、実況と解説の方の言葉がすべてだ、テレビやネット中継とは違い映像がない、このラジオ中継をネット中継やテレビ中継が見られる環境にありながらあえて選ぶ時があるのだ。

理由となるのが解説者にある。つまりわたしのお気に入りの方が解説を担当しているなら映像が無くてもラジオ中継を選んで聴く。

解説者は元選手が担当することが多いため喋りのプロではないはずなのに何故かアナウンサーの実況の間に選手の心理、状況の解説などを簡潔に入れ込んでくるそれがみんな上手くて驚く。それでいて1人1人違う、その中でわたしがお気に入り解説者というのがいる。

なぜこの解説者がお気に入りなのか、まずプロ野球の解説にわたしはなにを求めているのか考えてみた。まず自分について考えると小学3年から高校卒業まで野球をしていたのでルールは大体はわっかるし、当たるかどうかは別として「ここは送りバントでしょう」や「次の回でピッチャー交代かな」のような試合状況を見て采配を予想しながらの観戦はできる。なのでルール解説的なものはあまり求めていない。ルールがよくわからないようなスポーツの観戦(オリンッピクの時にしか観ることのないマイナーな競技など)ではルール解説や状況の解説が聴きたい。

プロ野球の解説はライブで進む生ものだ、それゆえ秘話や本音が飛び出すことがある。それが実に面白くて大好きなのだ。時に監督の采配に忖度なく批判的な発言が出たり、試合に出ている選手の裏の顔を暴露したり自分の現役時代のトンデモ話が聴けたりする。わたしは間違いなくこれを求めている、なのでルール、状況解説が多い解説者よりも本音や秘話をよく喋ってくれる解説者を好んで聞いている。

そしてなぜか同じ解説者でもテレビ中継よりもラジオ中継の方が、私にとっての実に面白いお話が聴けるような気がしている。と考えていると、わたしがラジオ中継を選ぶときは映像を必要としていなくて「解説者とアナウンサーの野球中継付きラジオ番組」が聴きたいのだ。テレビの音量を0にしてラジオ中継を聞けば映像付きのラジオ中継が完成するのだが、それをしていないのはラジオが聴きたいからむしろ映像はいらないということなんだ。間違いない。


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