今すぐ使える英語授業プラン! YouTubeビデオで"考えて学ぶ"
大学の英語の授業で使う教材は、英語という言葉だけを教えるものではダメだと思っています。どんなに完璧な英語を話したり書いたりできるようになっても、自分が言いたいことがなければ意味はありません。
では、いろんなことを知って、色々考えながら言葉を覚えるにはどんな教材を使ったらいいか。もちろん、ネットに無尽蔵にある動画を使うのが一番だと私は思います。リアルで新鮮であらゆるテーマから選ぶことができ、多様な英語にも触れられるからです。
そこで、私が授業で使っている"教材"をご紹介するともに、オリジナルの授業をデザインする際のポイントなどもお話ししたいと思います。
リアルでフレッシュなYouTubeビデオを教材に
リスニング教材のわかりやすい英語に慣れている学生たちに、教材以外の英語を聞かせると、「ネイティブすぎてわからない」などというコメントが返ってきたりします。でも実際にコミュニケーションするときは、相手はネイティブ、ノンネイティブのさまざまな英語で話すので、学生の英語力、リスニング力に関係なく、リアルな英語を聞いてもらいます。
授業で使う時は、ビデオは、できる限り以下の条件にあったものを選ぶようにしています。
短いビデオであること。できれば2分以内、長くても3分程度。
聞き手にとって身近なコンテンツであること。
新しく、タイムリーな話題であること。
コンテンツは、どんなジャンルでもありです。ニュースビデオなどであれば、環境、LBGTQ、食や健康に関すること、テクノロジー、エンタメ、スポーツ、海外の若者たちの生活に関すること。あるいは、YouTubeの定番コンテンツ、例えばカバンの中身を見せる"What's in my bag"、自分の1日を紹介する"A day in the life"、自分の人生を描きながら語る"Draw My Life"など。さまざまなインタビュービデオや、もちろん、アニメや映画のトレイラーや、CM、そしてCrowdfundingのビデオなども活用できます。
また、リアルな動画を教材にするならば、なるべくフレッシュなものを選ぶことも大事です。もちろん、10年以上経っても"鮮度"が落ちない内容もあるので、新しければいいというわけではありません。それでも、世の中で話題になっていて、それについて考えることに意味があるコンテンツが望ましいと思います。
なお、あえてYouTubeビデオと言いましたが、もちろんYouTube以外のプラットフォームで提供されているビデオも使います。ただ、YouTubeの動画は授業中にみんなで共有して見たりするときに操作が楽で、また共有しやすいのが利点です。ニュースサイトのビデオなども、YouTubeでも同じものを提供していることが多いので、両方あればそちらを使います。
ただ、ネット上のビデオはいつ削除されて見られなくなるかわからないので、教材の寿命はそれほど長くありません。随時コンテンツをチェックして更新することが必要です。ということで、ここでも随時新しいものを紹介していきます。
YouTubeビデオで"考えて学ぶ"英語教材
Robin Greenfieldの30 Days of Wearing My Trash in Los Angeles
Why Are Teens Opting Out of Driving? (Coming soon…)