見出し画像

【調べて考えて発信する小学校英語教材】Breakfast is ready! 朝ごはんができたよ!

小学生の英語授業に使える英語教材です。さまざまなテーマで、基本表現を学び、調べ学習をして、そのテーマで自分たちでも発信することを目指します。

今回のテーマは「朝ごはん」です。

しずかの家の朝ごはん

ストーリーの聞き取り

お父さんが朝ごはんを作っているよ。みんな、何を食べているのかな。あとかたづけをして、家を出るまで、みんないそがしそう!
 
音声を聞いて、絵を見ながら、_______ に入ることばはなにか、みんなで考えてみましょう。うまく聞き取れなくてもかまいません。音をまねして言ったり、想像したりして、あててください。

■音声はこちらで聞けます
https://d-method.net/learning/sound-files/

■原稿はこちらでダウンロードできます

登場人物: 
Shizuka(しずか)、Mother(お母さん)、Father(お父さん)、Ryota(弟のりょうた)、しずかの友だち

Father: Everybody, breakfast is ready!  Shizuka, how many eggs? 
 
Shizuka: Two __________, please.
 
Father: How would you like your eggs, scrambled, boiled or fried?

Shizuka: Fried, please.

Father: How about some _______________?
 
Shizuka: Yes, please.

Mother: I’ll have some muffins.

Father: Sure. And ______________ juice?
 
Mother: No, thank you. I’ll have ________________.

Father: Here you are.
 
Mother: Thank you.

After breakfast

Father: Okay, let’s do the dishes.
 
Shizuka: I’ll ______________ if you dry.

Father: It’s a deal. Ryota, clear the table, please.
 


 Before leaving home

Mother: Shizuka, do you have everything?
 
Shizuka: Yes, I have my textbooks, notebooks …

Mother: And do you have your handkerchief?
 
Shizuka: Yes, everything’s in my ________________.

Mother: Oh, it’s eight o’clock! I have to go.
 
See you all in the evening.
 
Father: Wait. I’ll go with you.

 
Friends: _________________ ___________________.
 
Father: Hi, guys. Shizuka, your __________________ are here.
 
Shizuka: I’m coming.


解説とアクティビティ

セリフの訳と、説明、アクティビティの提案です。
太字のセリフは、よく使われるので、覚えると便利です。
 
Father:  Everybody, breakfast is ready!
みんな、朝ごはんができたよ。
*be動詞+readyで「準備ができている」という意味です。
人を主語にして、“I’m ready.” “We are ready.” “Are you ready?”も、よく使う表現です。
Shizuka, how many eggs?
しずか、たまごはいくつ?
*モノや人の数を聞くときは、“How many”を使います。
 
Shizuka: Two eggs, please.
2つお願い。
 
Father: How would you like your eggs, scrambled, boiled or fried?
どうやって食べる? スクランブルエッグ、ゆでたまご、それとも目玉焼き?
*“How would you like …?” 料理の仕方を聞くときに使います。
ここでは、その後に、eggs, scrambled, boiled or friedと、3つの選択肢を与えています。
 
[Activity]
スクランブエッグ(scrambled eggs)、ゆでたまご(boiled eggs)、目玉
焼き(fried eggs)はどんな料理か、検索エンジンで作り方を調べたり、
画像検索したりしてみてください。ゆでたまごは、別の呼び方もあります。
 
Shizuka: Fried, please.
目玉焼きがいいな。
 
Father: How about some toast?
トーストは、食べる?
*“How about….?” (〜はどう?)はとてもよく使う表現です。
 …の後に、youを入れれば、
“How are you doing?” “I’m OK. How about you?”
のように、「あなたはどう?」という意味になります。
Shizuka: Yes, please.
はい、お願い。
 
Mother: I’ll have some muffins.
わたしは、マフィンを食べようかな。
*“I’ll have…”で、「わたしは〜にします」という意味です。ファストフード店やレストランなどで注文するときによく使います。もちろん食べ物以外の物を買う時も使います。
 
[Activity] 
イギリスでは、よく朝食に食べる甘みのない平たい円形のパンがmuffins (English muffins) です。アメリカでは、マフィン(muffins)はカップケーキのような甘いマフィンを指します。

English muffinとアメリカのmuffin

これについても、ぜひネットでいろいろ調べてみてください。
面白い情報がいろいろあります。
 
参考になるサイト:
In England, English muffins are just called ‘muffins’
https://www.latimes.com/food/sns-dailymeal-1869637-eat-england-english-muffins-are-just-called-muffins-20180202-story.html
England: English Muffins
http://www.europeancuisines.com/England-English-Muffins
 
 Father: Sure. And orange juice?
もちろん。それからオレンジジュースも?
*“Sure”は、「もちろん!」「いいよ!」という意味です。
“Thank you”に対して“Sure”と言えば、“Your welcome”の意味です。

Mother: No, thank you.
いいえ、けっこう。
*ていねいに断るときは、“No”の後に“thank you”をつけます。」
I’ll have milk.
ミルクにするわ。
Father: Here you are.
はい、どうぞ。
*相手が欲しいと言ったものを渡すときに使います。
 
Mother: Thank you.
ありがとう。
 
After breakfast (朝食後)
 
Father: Okay, let’s do the dishes.
じゃあ、お皿を洗おうか。
*do the dishesでお皿を洗うという意味です。
 
Shizuka: I’ll wash if you dry.
お父さんがふいてくれるなら、わたしが洗うよ。
 
Father: It’s a deal.
いいよ。
*dealは「契約」のこと。提案されたことに対して同意して「それで決まりだ」
「それでいい」というときに使います。
Ryota, clear the table, please.
りょうた、テーブルをきれいにしてくれる?
*clearは「片付ける」という意味です。
 
 
Before leaving home (家を出る前)
 
Mother: Shizuka, do you have everything?
しずか、全部持った?
 
Shizuka: Yes, I have my textbooks, notebooks
うん、教科書でしょ、ノートでしょ…
 
Mother: And do you have your handkerchief?
ハンカチは持った?

Shizuka: Yes, everything’s in my bag.
うん、全部バッグに入ってる。
*everything’s の’sは、isの省略形です。
 
Mother: Oh, it’s eight o’clock!
あらあら、もう8時よ。
I have to go.
行かなきゃ。
*have toで「〜しなくてはならない」という意味です。とてもよく使います。
See you all in the evening.
じゃ、また夕方にね。
*allを入れると、あなたがた「みんな」という意味になります。
See you in the eveningでももちろんOKです。
 
Father: Wait. I’ll go with you.
待って。いっしょに行くよ。
 
Friends: Good morning.
おはようございます。
 
Father: Hi, guys.
やあ、みんな。
*guyは「男性」の意味ですが、「みんな!」という呼びかけでguysという
ときには、男女関係なく使います。
Shizuka, your friends are here.
しずか、友だちがきたよ。
 
Shizuka: I’m coming.
いま行く!
*「行く」は、goと思いがちですが、会話している相手のところに行く場合は、相手の立場になって、comeを使います。今からすぐ行く、という
近い未来を表す意味で、be動詞+ing形が使われています。

※リスニングの解答も含むここまでの内容はPDFでダウンロードできます。


調べて発信 "What do you eat for breakfast?" 

いろいろな表現を覚えたら今度は世界のいろいろな国の朝ごはんについてリサーチしたり、自分たちの朝ごはんを紹介したりします。
自分たちの朝ごはん紹介は、Flipを使ったビデオ撮影がおすすめです。

世界の朝ごはんをリサーチ!

世界の朝ごはんについて、みんなで調べてみましょう。ネットや本、可能なら海外出身の人から話を聞くなどして、いろいろな情報を集めます。

以下のようなビデオ、サイトも参考になります。みんなで見てみましょう。
聞き取れなくても、映像を見てわかったこと、疑問に思ったこと、もっと知りたいことなどについて、意見を出し、話し合って、さらにいろいろ調べます。グループで、国別に担当を決めて調査して、わかったことをまとめます。
 
What Does the World Eat for Breakfast?  
Mar 12, 2014 As/Is
https://youtu.be/ry1E1uzPSU0
セリフは入っていませんが、世界各国の朝食をわかりやすく紹介しています。日本の朝食ももちろん出てきます。紹介している内容が正しいかどうかを検証することも含めて、世界の人々がどんな朝ごはんを食べているのか、子どもたちといっしょに調べてみてください。
 
What Breakfast Looks Like Around The World
https://youtu.be/B4cKAoipapU
Mar 29, 2019 Food Insider
 
THIS IS WHAT THE WORLD EATS FOR BREAKFAST
https://decode.uai.ac.id/?p=1928
 
英語の聞き取りがむずかしければ、YouTubeの多くのビデオは日本語の翻訳を表示させることもできます。YouTubeのビデオ画面の歯車のマークの「設定」を開き、「字幕」が「オフ」になっていたら「英語(自動生成)」に変更し、さらに「自動翻訳」を選ぶと、「日本語」が選択できます。ただし、テキストの機械翻訳も同じですが、自動翻訳なので、必ずしも訳が正しいとは限りません。このことは頭に入れておき、必要に応じて別の資料にも当たるなどして確認しましょう。

自分の食べるものを紹介

自分の朝ごはん、昼ごはん、給食、おやつなどを写真に撮って、それについてかんたんに説明します。

This is my breakfast.  I eat rice and miso soup.  
これは、私の朝食です。わたしはごはんと、みそ汁を食べます。
I eat an apple for a snack.
わたしは、おやつにリンゴを食べます。
This is our school lunch.  We eat fried chicken, rice and vegetable soup.  We drink milk. 
これは私たちの給食です。私たちは、鳥のからあげと、ごはんと、野菜スープを食べます。私たちは牛乳も飲みます。

このように、できる限りシンプルに話します。
言い方がわからなかったら、Google Translateなどを使うのもいいでしょう。その時、もとの日本語に主語(「私は」「私たちは」など)を入れること、文を極力短くすること、むずかしいことばは使わないこと、そして出てきた訳に知らない単語が入っていたら、もう一度辞書などで調べて、それが自分のいいたいことと合っているかを確認します。

Google Translateで出てきた英文は、読み上げ機能を使って発音やイントネーションを聞くのも大事です。

短い文なので、覚えるまで練習して、撮った写真を見せながら、Flipでビデオ撮影をして紹介します。みんなでシェアして、コメントし合いましょう。

©️鈴木佑治 ©️石田早苗
出典:『カタカナからはじめる小学校英語』(小学館)