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【将棋】実戦で1手詰みを逃すと

まーがっかりします。
頭が地面に着きそうな勢いです。
首がもげそうになります。
もし首がゴムでできているゴム人間だったら、反動で宇宙の彼方まで吹き飛ばされるに違いありません。

勝ち負けの次元を超えて、ただただ自分が情けなくなります。
なんでこんな簡単な1手に気づかなかったんだ、と。

オレの力はこんなもんじゃねぇ、絶対に認めん!
と思いたくなりますが、棋譜が己の力をまぎれもなく証明しています。

棋譜再生すると、それまではまぁまぁな手を指していても、その瞬間はまぬけな手を指しています。

これが自分の指し手だなんて、どうやったら信じられるのでしょうか。
安心してください。棋譜が否が応でもあなたに真実を突きつけています。


ちょっと調子が悪くて…。
それまでの手を見ると調子が悪いようには見えません。

時間がなくって…。
1手詰みに気づく時間は十分すぎるほどあります。

…でも勝ったし。
たとえ勝ったとしても、1手詰みを見落としていては勝った気が薄れます。

…オレ7手詰めの詰将棋フツーに解けるし。
実戦で1手詰めを見落としていています。


でもその逆もありますね。
対局を振り返ると、自玉に1手詰めがあったのを相手も自分も見落としていた場合です。

本当に、たとえその対局を勝ったとしても、その事実を知った瞬間から負けを認めてしまいます。

よーしよしよしラッキーだったぜ儲けもんだ!
とはなりません。

何だよオレはっきり負けてたじゃん。
気づかなかったとかマジクソダセーな。
マジオレ弱いわ。

となります。

もしこの自分への愚痴が相手の耳に入れば、相手も非常に不愉快になるでしょう。
自分を馬鹿にしているだけなのですが、どうしても同時に相手のことも馬鹿にしてしまっています。
もちろん相手を馬鹿にするつもりは一切ありません。
己の弱さを罵倒したいだけです。
でも相手の方も1手詰めを見落としていたわけですから、そうなってしまいます。

できれば対面で、「オレらこの瞬間めっちゃ雑魚ですねww」と言って笑いたいです。


1手詰めを見落としているようでは恥ずかしくて初段を名乗れません。
えりぽんに申し訳ないです(僕は塚田女流に初段を認定していただいた)。

僕はどちらかと言うと序中盤よりも終盤力で勝つタイプだと思っています。
初段のわりにはどちらかというと詰将棋できるほうなんじゃないかと思っています。
実戦だと1手詰みは見落としますけどねww


終盤に自信がある初段が、実戦では1手詰めを見落とすよって話でした。

誤解がないように言っておきますが毎回見落とすわけではありません。
だいたいは見落とさないです。
初段ですから。

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