塚田女流初段による指導対局の振り返りと感想<飛車香落ち>

本日塚田女流初段によるご指導をいただきました。

塚田女流を飛車落ちでフルボッコにして三段の免状を認めてもらうのが目標です。
で、二枚落ちでは勝てたので、ワンステップ上の飛車香落ち。

飛車香落ちの定跡を勉強し、1間飛車から攻め込んで、50手目ぐらいまではだいたい定跡どおり。
ちょっとしたミスから定跡を外れて、そこからじりじりと差を詰められ、王手龍取りを食らうポカが決定打となり敗戦。

少し振り返ります。

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この局面、下手は端からの攻めが成功しています。飛車香落ちならではの的確な攻めといえるでしょう(たぶん)。
が、受け方を少し危うくしてしまっています。
47の地点にと金がいますが、こいつを作らせてしまったのは失敗です。
で、図では57の地点が受かりません。かといって、一気に上手の玉を襲い掛かる手もありません。

ここで私は▲56同銀と取りましたが、ソフト的には▲41とと、攻め合ってよかったそうです。

そうなると57の地点からこちらの金銀が剥がされて一気に寄せられてしまうんじゃないかという気がしてしまいますが、意外にもそうでもなく、金駒がなくなると下手玉は広くなりますし、その玉を捕まえるだけの駒は上手にはありません。

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上記の感じで少し手を進めてみると上図のような感じが予想されます。

下手玉は裸にされてしまいますが、57の地点からだけの攻めならまだ耐えられそうです。
それに比べ上手の玉は、龍、と金、二枚の角、金という豊富な攻め駒があった攻めに迫力があります。

いくら塚田女流といえど、本気で来られていたらわかりませんが指導対局です。さすがに寄せきれると思います。
下手の玉は思っていたよりも広いんですね。57の地点を拠点にされてもそこから少し距離があるから攻め合える! という判断ができたらよかったかもしれません。

そして本譜は以下のような局面に進みます。

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上手57歩成の局面。
下手の玉が薄くなってきて、と金や成桂からガジガジやられて非常に嫌な局面です。

とにかくガジガジやられたくないので▲58歩と受けましたが、ここが本局最大の悪手。△45角で死にました。

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ソフト的にはここから▲88玉で評価値は互角でしたが、塚田女流を相手にここで評価値互角なようでは、まず勝てません。

致命的な見落としです。

で、戻って上の図では、やはりソフト的には攻め合ってよかったようです。

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▲58歩に変えて▲62成銀とした局面。

以下、△同玉▲41と△45角▲88玉△12角▲51角と進んで以下のようになります。

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以下△53玉▲42角成△54玉▲12香成という感じになりますが、上手の玉は中段にきてへたすると入玉されてしまいそうです。
ソフト的にはこれで下手勝勢なようですが、実際に指すとしたら大変そうです。


今回は残念な結果になってしまいましたが、あと1,2回やれば勝てそうな感じはしました。
飛車を落としてるので基本的に相手からの攻めはないです。
香も落としているのでこちらからは攻めれます。
じっくり指していけば自然と優勢になります。
思っていたよりも、わりと終盤まで競っていました。

今月もう一回やるかなぁ…12月からは飛車落ちを勉強して目標の期間までに三段になりたいんだが…。

きびしーかーでもまだ諦めないぞ!

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