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フーベルマン、その他

 ブロニスラフ・フーベルマン(1882/12/19 - 1947/6/15)を久々聴き直したが、何とブラームスのコンチェルトが残されているとは知らなんだ。彼が神童と騒がれれてた時代に出会った晩年のブラームスが演奏を絶賛したんだそう。1944年のライブですが充分に凄みを感じられる演奏記録です。

カデンツァはフーゴー・ヘールマン(Hugo Heermann)作の様です。師事してたらしいし、あとリッチさんのお陰で耳でも確認できました。
 フーベルマンといえば何といっても有名なのはチャイコフスキー、カットが多いって記載が多いがちょっと待て。確かに、第三楽章の第一主題部の大きな繰り返しやふっと短調になる所なぞをカットしてたりするのが目立つかもしれないが、通常聞き慣れたアウアーの始めたという細かい音型パターンの繰り返しのカットがまるまる残っているのがびっくりですよ。

こちらが私の刷り込み、アウアーのカットで滑らかな流れのレオニード・コーガン。なのでフーベルマンびっくりでした。

 曲者シルヴェストリとの共演です。

 初めてアウアーの影響のない完全原典版を録音したのがクレーメル・マゼール盤って事になってます。

 コーガン盤とクレーメル盤の違いとは質が違って独自の道を行くフーベルマン盤という感じです。
 今やコンクールでも原典版でって規定があるそうですが、諸手を挙げて賛成って感じでは無いですかね個人的には。
 で最後は飛び道具。

あまりの事に調子に乗るんじゃないって言いたくなりますが、ま、コパチンスカヤなので許しますけど。歌い回しは意外にフーベルマンと近いのかも。

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