誤審

今日のオリvs楽天戦、あまり話題になってないかもだけど、とんでもない誤審があった。

六回の攻撃巡り、オリックス・中嶋監督が審判団に抗議　審判団は「森選手が追い越してアウト、その後一塁走者の池田選手がタッグアウト」と説明/デイリースポーツ online

それは、6回。オリ・森のセンターへの大飛球を楽天センター・辰己がジャンプ一番、直接捕球。しかし、三塁塁審はフェンスに一度当たってから捕球、すなわち森のフェンス直撃のヒットと判定。打者の森は、エラー等何か起こるかもしれないから、当然、二塁めがけて走る。一方、一塁走者の池田はフライアウトと判断して1塁へ戻ろうとしてしまった。結果、森が池田を追い越したとしてアウトという判定に。

パ・リーグTVのアーカイブ映像を見返して、キャプチャした画像も貼り付けてみたが、辰己は間違いなく直接捕球している。そう、完全な誤審。この場面、一塁走者の池田が一塁に戻らずに走り、二塁、三塁(もしくは一塁、二塁)で、オリのチャンスが拡大していれば、当然、楽天側が猛抗議していたはずである。辰己は直接捕球しているのだから。リクエスト対象となれば、当然アウトの判定になっただろう。

そう、リクエスト対象ではない、中嶋監督が猛抗議しただけとなった今日の公式記録では、森はヒット（前の走者を追い越してアウトの判定）。ところが、もしリクエストでチェックされていれば（楽天側はリクエストできた場面のはず）、森はアウトだったのだ。これは紛れもない誤審だ。

審判のジャッジが完璧ではないのは分かる。パリ五輪でも数々の誤審と思われるジャッジが物議を醸したが、何のための映像なのか。中継映像では明確に誤審だと分かっても、リクエスト対象じゃないからチェックはされず、誤審に基づいた判定だけがまかり通る。5位オリ、4位楽天とも、CS進出は厳しくなってきてはいる。しかし、これは真剣勝負なのだ。ファンは、勝敗はもちろん大事だが、納得出来るジャッジの下での戦いを見たいのだ。こんな誰が見ても分かる誤審で、勝負に水を差さないで欲しい。