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社会のしくみが手に取るようにわかる哲学入門 萱野稔人著

気になっていた著者だったので本屋で手に取ったらうっかり。Kindle Unlimitedにあった... 買ってしまったよ1400円

書評、ではなくブックマークがわり。ネタばれNGの人は読まないでください。

P.51 国家の徴税力こそがお金の価値を支えている
P.72 書物はもともと複製技術によって生まれたので、絵画などの他の芸術作品と比べると、「いまここにしかない」という「アウラ」性は弱かったのかもしれません。
P.113 「カネ余り」でも景気が刺激されにくくなり、経済が活性化しづらくなっている
P.122 民主主義のもとでは利益分配の政治をやめることは困難です。これこそ「民主主義の限界」として考えられるべきことなのです
P.132「生きるに値する生命と値しない生命」を区別しうるような新しい倫理が必要になる→『生と死の倫理』ピーター・シンガー
P.142 なぜアメリカはTPPから離脱したのか
P.152 GATTのウルグアイラウンド(1986~93)では、農産物の輸入数量制限は撤廃されましたが、日本が主張した輸出数量制限の廃止は認められませんでした。
P.169 憲法96条の発議要件を緩和するのであれば、よけいに国民投票における最低投票率の規定は真剣に議論されなくてはなりません
P.183 他社を説得しなくてはならない外交の場では本音主義は通用しないのです。地道で徹底的な普遍化可能性への意志こそ、けっきょくは正当性の確保への近道なのです。

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