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献血の話

私は献血が好きだ。

献血可能年齢の17歳から22歳の今までで合計18回献血をした。このことを言うと、大体「なんでそんなに行くの?」と聞かれる。
理由は大きく二つある。


一つは、無料で暇が潰せるところだ。

献血ルームには無料の自販機やちょっとしたお菓子がある。雑誌や漫画もある。待ち合わせまで時間が空いてしまった時にカフェ等に入ると500円前後かかってしまうが、献血ならタダである。むしろお菓子やウェットティッシュを貰えたりする。(最近は乃木坂のグッズをくれるのも嬉しいポイントだ。私の推しの大園桃子ちゃんもキャンペーンのメンバーに入れてくれるともっと嬉しい)

そしてもう一つの理由は、絶対的に“人の為になること”なところだ。


日常生活を送るなかで、誰かの為に何かをするというのは意外と難しい。特に私は人に何かをしてあげることが苦手だ。「押しつけがましくないだろうか」「逆に迷惑なんじゃないか」という葛藤が頭によぎり、すっと行動に移すことが出来ない。


そんな私の“人の為になりたい”欲を満たしてくれるのが献血なのだ。
もしかしたら採った血が使われないまま期限が過ぎてしまっているかもしれないが、だとしても別に迷惑にはならない。絶対的にプラマイゼロかプラスの二択だ。分かり易くて有難い。葛藤する必要なく人の為になれるなんて。


献血した日は、少し気分が上がる。人の為になれた自分を少し認めてあげられるからだ。血を提供する代わりに、前向きな気持ちを注入してもらっている。
だから私はこれからも献血に通う。30回達成するのが今の目標だ。

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