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HSC日記

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ひといちばい敏感なHSCの娘の過去と現在進行形と。
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#教育

ほわほわの先生【思い出】

娘がシュタイナー学校に通っていたとき 担任の先生は女性で、なんていうか こう、ほわほわの先生だった。 わたし自身、先生とハグすることが、 何度もあったのだけど、 ほんとに気持ちがいいのだ! シュタイナー学校では登校したら まず、先生とのご挨拶からはじまる。 担任の先生はクラスの子どもたち ひとりひとりの目をしっかり見て 「〇〇さん(下の名前)おはよう ございます」と言いながら握手を される。 子どもたちもしっかり先生の目を見て 「〇〇先生おはようございます。」と 言う。

いろとりどりの学び【思い出】

おひさまが顔を出し くらやみを照らす 金色にかがやく朝の光よ わたしの心に小さな 陽が灯る 誰にも消せないともしびとなれ 2018年4月。 シュタイナー学校初等部2年生に 転入した娘が、いちばん最初に 覚えたうた。 すてきな詩とやさしいメロディ 毎朝クラスでうたう歌。 今は、わたしが、 気持ちのいい朝に、知らないうちに くちずさんでいる。 シュタイナー学校の1年生が いちばん初めに習う漢字は"光"だと 聞いた。 ひかり。 とても大切にされていた。 お友だちとトラブル

シュタイナー学校 はじまりの日 【思い出】

2018年4月9日(月) シュタイナー学校はじまりの日。 帽子を被り、リュックにはクレヨンと 水筒だけをつめこんで、元気にバスに 乗り、学校へと向かった。 クネクネと山道を登ること15分 学校の名前がついたバス停に到着。 娘と一緒にバスを降り校門まで歩いた 「行ってきまーす!」と、言って わたしを振り返る事もなく 駆け足で校舎に入って行った。 泣く事もなく、わたしが付き添う 必要もなかった。 1年生の時、あんなに学校を嫌い わたしが毎日付き添っていたのが ウソのようだ!

シュタイナー学校 願書提出までの5日間【思い出】

2018年1月13日(土) シュタイナー学校の体験授業、勉強会に 参加し、願書を受け取った。 勉強会に参加し、 ますますシュタイナー教育が素晴らしい! と、共鳴し。出願を決心した。 だけど、全くリサーチしていない 土地勘のない場所での家探し 引っ越し、、、、 知人、友人もひとりもいない。 春までに間に合うのか!? 時間があまりにも無さすぎる。 不安も大きい。 だから、転入は1年後の春でも いいかなと心が揺れたりもした。 でも。 大人にとっての1年と子どもにとっての

シュタイナー学校 受験面接 までの1週間 と 面接の日【思い出】

シュタイナー学校の転入生のための 受験面接を1週間後に控えた日。 娘が、突然の発熱。 しかも、かなりの高温。 病院が大嫌いな娘。 あんまり、泣いて暴れるものだから お医者さまに「ごめん、ちょっと 外に出て、落ちつかせてからまた来て ちょうだい!」と、 言われた事もある。 「はーい。もしもししますよ!」と 聴診器をあてられるだけなのに 何がそんなに嫌なのか、、、。 薬も飲めない。 薬剤師さんが 「このお薬は99.9%のお子さんが 飲めます!苦味もなく甘いですから。」 と

はじめて訪れたシュタイナー学校に 大興奮の娘【思い出】

ネットで偶然見つけた シュタイナー学校の 『転入生二次募集』のお知らせ。 なんの迷いもなく "シュタイナー学校の勉強会"に 申し込んだ2017年末。 勉強会は年明けすぐ。 夫には、今の教育現場の状況について よく話していた。 夫婦で、思うところは一緒だったし 同じ方向を向いていたので わたしがシュタイナー学校の話を 持ち出したときに、とくに反対する こともなく「いいんじゃない」と。 娘には「このまま今の小学校に 通ってもいいのだけど、 そうじゃない学校もあるんだよ」 と

シュタイナー学校 二次募集願書配布 勉強会 『申込みボタン』 を ポチリ【思い出】

2017年12月 2学期も残すところあとすこし。 なぜだかまた突然、激しくなった 行き渋りも、少し落ち着き。 朝はイヤだなぁと言いながらも 始業に間に合うように登校でき 大泣きする事もほとんど なくなってきていた。 週に一度、「こころの相談室」に行く。 火曜日は都のカウンセラーの先生 木曜日は区のカウンセラーの先生が 学校にいてくださる。 保健室の先生にも、お世話になる。 こうやって書き出してみると なんだかすごく、たくさんの方々に お世話になっていたものだなと あらため

公教育現場の片隅で夢中で読んだシュタイナー教育の本【思い出】

シュタイナーの学校が娘には 合っているという娘の習い事の 先生からの思わぬ提案。 その先生はひとりひとりの個性に 向き合いそっと寄り添ってくださる 舞踏の先生で 踊りはかたちではなく 『心』から生まれるものだと 教えてくださった先生だ。 娘が大好きな先生のひとり。 「自分の『嫌』という気持ちを ちゃんと表現できることは 素晴らしいこと」 ということにも気づかせてもらった。 ★舞踏の先生にもらった絵↓↓↓★ 図書館で借りてきた 「ミュンヘンの小学生」にカバーをかけ 学

相談室 と ジャージ と シルバニアファミリー【思い出】

2017年11月14日1:00PM 1回目の「こころの相談室」の予約日。 電話予約の際に、娘の状態によっては 学校を離れられないので 約束の時間に伺えないかもしれないと 伝えていた。 その日は、ラッキーなことに 娘の調子が良く、給食の前に帰宅し 予定通り「こころの相談室」がある 区の施設を訪れることができた。 待合室で待っていると 約束の時間ピッタリに カウンセラーの先生が来られた。 ネクタイこそされていなかったが ワイシャツにスラックス 好感の持てるキッチリとした印

凍えるような 小学校の廊下で 心がホッと温かくなり フワッと軽くなる【思い出】

陽当たりの悪い、鉄筋コンクリートの 建物は真冬じゃなくても ものすごく冷える。 娘が入学する2年程前から 子どもの数が急に増え 娘の通う小学校では教室が 足りなくなっていた。 娘の教室はかつて、倉庫として 使われていたそうで 校内でも、1、2を争う陽当たりの 悪い場所にあった。 とりわけ廊下側は1日中 陽当たりがほとんどなく 10月も中旬を過ぎた頃から ひんやりを通り越して寒かった。 運動会が終わり 娘は学校で泣く事もなくなった。 相変わらず、わたしは お弁当持参で

「めあて」って何? 授業の最初の不思議な呪文 「めあて」に違和感を抱く【思い出】

時代は令和。 なのに昭和な教育現場。 娘が小学1年生のときは 正確には、まだ平成だったけれど。 平成29年。 昭和が終わり29年もの月日が 流れている。 毎日毎日、母子登校をして 教室の後ろで娘と一緒に 授業を受けた。 昔よく見た、スライドの姿は消え 立派なスクリーンとプロジェクターが 教室にある。 学校で配られるワークブックは どれもアニメのキャラクターが 表紙を飾り、なんだか騒がしい。 これで、子どものヤル気が出る とでも思っているのか、、、? 気が散ってしかた