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感情とリンクする音楽 〜フリーレンの無限ループ〜

フリーレンのサウンドトラックを広告なしで聴きたくてSpotifyに課金しようか迷っているこの頃。
次の沼ポイントは葬送のフリーレンのアニメで使われている音楽です。

音楽は、空間の雰囲気を作り出すものだと考えているのですが、みなさんはどうでしょうか。
カフェで流れている音楽。
ホテルで流れている音楽。
レストランで流れている音楽。
お祭りのお囃子などでもいいですね。
音楽のない空間では感じることのできない、リラックス感や非日常感を感じられませんか?
アニメで流れるバックグラウンドミュージックは、まさにアニメの世界観そのものだと思うのです。

※以下、ネタバレになるかもしれないので、まっさらな状態で1話から観たいと思っている方は観られない方がいいかもです!💦

このアニメの音楽は素晴らしいと、個人的に1番強く感じたシーンがこちらです。

もう少し前のシーンから観るとよりよく分かると思うのですが、回想シーンから探し求めていた蒼月草に出会えるシーンに移るのに合わせて、優しく儚い音から、美しくも力強い音へと変わっていきます。
幻ではなく、絶滅してなくなってしまったわけでもなく、確かに存在したヒンメルの故郷の花にたどり着いた感動が音とともに湧き上がってくるような、音の重なり合い。
音だけでうるっときます。

もう一箇所上げるとするなら、このシーン。

めちゃくちゃ鳥肌が立ちました。
10話のアウラとの戦闘での、アウラの呪文から天秤に魂を乗せる場面までは、BGMが息を呑むほど静かなのですが、その後フリーレンが本当の魔力量を解放するまでに、不気味かつ勇敢さを感じる力強い音楽へと移り変わっていくのです。
アウラが自らの過ちに気付き、フリーレンは生涯を掛けて培った武器をもって勝利する。
楽器での演奏に人間の歌声も相まって、荘厳さやフリーレンの覚悟をも感じるようです。

他にも、ちょっとしたおちゃらけシーンの音楽や、他の戦闘シーンで流れるリズミカルな音楽も、ストーリーの中で雰囲気を作り出すいいスパイスになっていると思います。
ぜひ、次に観られる機会にはストーリーの裏で流れる音楽にも、耳を傾けてみてください。
きっと新たな楽しみ方に出会えますよ。

PS. フリーレンのアニメにて音楽を担当されているのはEvan Callさんという方だと後から知ったのですが、この方が同じく音楽を担当された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」という作品も素晴らしくおすすめです。ぜひ。

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